▶ 今月の特集執筆陣による出題です.呼吸・代謝トラブルに関する理解度をチェックしてみましょう!
Q01 動脈血採血の禁忌でないものはどれか.1つ選べ.
A:感染・外傷
B:動脈閉塞
C:動静脈瘻の存在
D:抗凝固療法中の患者
E:重度の末梢血管障害
Q02 その疾患のみでは肺胞気動脈血酸素分圧較差(A-aDO2)が開大しない疾患はどれか.1つ選べ.
A:間質性肺炎
B:慢性閉塞性肺疾患(COPD)
C:重症筋無力症
D:心内シャント
E:肺血栓塞栓症
Q03 Boston法を用いた酸塩基平衡の解釈で適切でないものは以下のどれか.1つ選べ.
A:pHが基準より低い状態をアシデミアと呼ぶ.
B:腎性の代償性変化は完成までに数日かかる.
C:アニオンギャップ(AG)はアシデミアの場合のみ計算する.
D:AG開大性代謝性アシドーシスがある場合は補正HCO3-を計算する.
E:補正AGの計算式にはアルブミンが含まれる.
Q04 次のうち,アニオンギャップ開大性代謝性アシドーシス(AGMA)の原因として最も適切なのはどれか.
A:慢性下痢
B:アセトアミノフェン長期使用による 5-オキソプロリン蓄積
C:嘔吐
D:遠位尿細管性アシドーシス
E:低アルブミン血症
Q05 代謝性アルカローシスの原因鑑別に有用な検査項目はどれか.1つ選べ.
A:血清Cl値
B:血清K値
C:尿pH
D:尿中Cl値
E:尿中K値
Q06 次の項目のうち,動脈血液ガス(ABG)と静脈血液ガス(VBG)で相関が弱く,VBGがABGの代用として使えないのはどれか.2つ選べ.
A:pH
B:酸素分圧(pO2)
C:二酸化炭素分圧(pCO2)
D:HCO3-
E:乳酸(Lac)
Q07 敗血症にみられる酸塩基平衡・酸素化の異常に関する記述のうち,正しいものはどれか.2つ選べ.
A:乳酸上昇による代謝性アシドーシスに対して代償性に過換気が起こり,動脈血二酸化炭素分圧(PaCO2)が上昇する.
B:敗血症における呼吸性アルカローシスは代謝性アシドーシスの代償反応のみで,炎症性サイトカインは関与しない.
C:初期乳酸値の上昇は組織灌流不全の指標であり,乳酸クリアランスは治療反応性の評価に用いられる.
D:発熱,高心拍出状態により肺毛細血管通過時間が短縮し,肺病変がなくても経皮的動脈血酸素飽和度(SpO2)低下をきたすことがある.
E:SpO2の低下は常に肺病変や血栓症を示唆するため,造影CTでの評価が必須である.
Q08 SGLT2阻害薬による正常血糖ケトアシドーシスのリスク・ファクターとして,正しいのはどれか.2つ選べ.
A:手術
B:インスリン用量の増量
C:高炭水化物食の摂取
D:アルコール多飲
E:急速な体重増加
Q09 次の項目のうち, 慢性腎臓病(CKD)患者の慢性期管理において確認する優先度の低いものはどれか.1つ選べ.
A:血圧
B:HCO3-
C:尿酸値
D:ヘモグロビン
E:PTH
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