小腸は消化管の中で最も長い管腔臓器であり,消化と吸収のみならず,胆汁の腸管循環,免疫を介した生体防御,腸内細菌叢の維持など生命維持のために重要な役割を担っている.事実,全大腸切除後は全身状態が比較的良好に保たれるのに対し,小腸大量切除は腸管不全という極めて重篤な病態を呈することが多い.すなわち,小腸は生命維持装置として大変重要な臓器と言える.逆説的に言えば,リンパ球が豊富な免疫装置として重要な臓器であるがゆえに,小腸疾患が比較的少ないのかもしれない.
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今月の主題 一度は見ておきたい小腸疾患—非腫瘍性疾患を中心に
序説
一度は見ておきたい小腸疾患—非腫瘍性疾患を中心に
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pp.1650-1651 , 発行年月 2025年12月