症例
患者:64歳,女性
主訴:右眼の見え方が左眼に比べて暗く感じる
既往歴:高血圧,骨粗鬆症
家族歴:特記事項なし
現病歴:7年以上前に右眼の中心性漿液性脈絡網膜症(central serous chorioretinopathy:CSC)と診断されたが,経過観察にて網膜下液(subretinalfluid:SRF)の消失を認め,近医でフォローアップされていた。その後,定期受診時に右眼に再度SRFの出現を認め,以前の診断歴からCSCの再発と判断され,経過観察となった。しかし,その後もSRFが増悪傾向であったため,当院に紹介され受診となった。
初診時所見
視力:右0.8(1.0×+0.50D),左0.8(矯正不能)
眼圧:右11 mmHg,左12 mmHg
その他の所見:右眼の前眼部に明らかな異常所見はなかったが,黄斑部に網膜色素上皮剝離(retinalpigment epithelial detachment:PED)を伴うSRFおよび脈絡膜外層血管の拡張を認めた。眼底カラー写真と光干渉断層計(optical coherence tomography:OCT)画像を図1に提示する。さらに,追加で施行した光干渉断層血管撮影(OCT angiography:OCTA)ならびに,フルオレセイン蛍光眼底造影(fluorescein angiography:FA)およびインドシアニングリーン蛍光眼底造影(indocyaninegreen angiography:ICGA)検査の結果を図2に提示する。
最も考えられる診断病名はどれか
1.中心性漿液性脈絡網膜症(CSC)
2.パキコロイド新生血管症(PNV)
3.Vogt・小柳・原田病
4.卵黄状黄斑ジストロフィ