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Neurological Surgery 脳神経外科 53巻5号 (2025年9月発行)
特集
認知症診療の新時代—脳神経外科医が認知症を診る
Ⅰ 認知症の基礎知識
認知症と軽度認知障害 利用登録
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和田 健二 1
1川崎医科大学認知症学
キーワード: 主観的認知機能障害 , 軽度認知障害 , 認知症 , 診断基準 , 診断後支援 , subjective cognitive decline , mild cognitive impairment , dementia , diagnostic criteria , post diagnostic support
pp.844-852 , 発行年月 2025年9月

Point
・認知症や軽度認知障害(MCI)の診断は,認知機能スコアだけではなく生活機能を含め総合的に行う.
・MCIの進行抑制には,非薬物・薬物療法による早期対応が鍵となる.
・ADL維持・QOL向上のため,患者本人や家族介護者に対する診断後支援の充実が必須である.

はじめに

 高齢化が急速に進む現代において,認知機能低下は重要な健康課題の1つとなっている.認知症は,日常生活に支障を来すほど認知機能が低下した状態を指し,患者本人やその家族のQOLに深刻な影響を与える.また,その前段階として注目されているのが軽度認知障害(mild cognitive impairment:MCI)であり,認知機能の低下が認められるものの,日常生活は比較的自立している状態である.医療機関を受診するMCI患者も増加しており,認知症への進行を遅らせるための薬物療法あるいは非薬物療法による介入が可能な重要な時期にあたる.認知症やMCIは単一の疾患ではなく,原因となる疾患は複数存在する.本稿では,認知症とMCIについて,疫学,定義,経過,そして診断後支援について概説する.

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