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雑誌目次

雑誌文献

検査と技術11巻12号

1983年12月発行

雑誌目次

病気のはなし

脳梗塞

著者: 古橋紀久

ページ範囲:P.1060 - P.1065

 脳梗塞とは,脳動脈の閉塞により脳血流が遮断され,その灌流する領域の脳組織に不可逆性の変化が起こり,機能を失ったものをいう.脳梗塞と同じ意味で脳軟化という言葉が用いられてきたが,これは脳組織が破壊されて融解壊死に陥った病理学的変化を指しており,臨床的には現在は用いられていない.
 脳組織はその中に酸素,ブドウ糖などの栄養源を蓄えておく能力を持っていないため,時々刻々と流れてくる血液から取り込んでいる.このため多量の血流を必要とするので血流不足には敏感である.脳動脈が完全に閉塞しなくても,動脈硬化などである程度以上の管腔の狭窄があれば脳血流は減少する.このような場合に急激な血圧低下が起これば脳血流は激減して脳組織の機能障害をきたし,ある期間このような状態が持続すればやはり脳軟化が引き起こされてくる.

技術講座 生化学

ELISAによるIgEの測定法

著者: 吉本政弘 ,   三河春樹

ページ範囲:P.1077 - P.1081

 IgE(Immunoglobulin E)は石坂ら1)によって発見されて以来,遺伝的素因が基盤となって発症するいわゆるアトピー性アレルギー性疾患の生体側の起因物質として注目を集めている.IgEの血中濃度は非常に微量であるが,ラジオイムノアッセイ(RIA)により,感度よく測定できるようになって,臨床的にも気管支喘息患者などにおいてアトピー性の一指標として測定の機会が増えている.
 一方,組織化学における酵素抗体法が組織標本中の微量の抗原を証明する有用な方法として登場した後,酵素で抗体を標識するこの方法が微量の蛋白抗原(あるいは抗体)の定量に応用されるようになりエンザイムイムノアッセイ(EIA)と称され,1971年EngvallとPerlmannによって最初に報告された2).近年,微量の蛋白抗原(あるいは抗体)の定量にはRIAがもっとも感度の高い方法として普及しているが,RIAには特殊な設備を要するなど放射性物質を使用する関係上いろいろの制約がある.EIAはRIAと同等の感度を有し,しかもRIAにおける多くの制約がなく,一般病院の検査室でも広く行える検査法であるため,IgEのほかすでにCEA(carcinoembryonic antigen),AFP(a-fetoprotein),インスリンなどの微量蛋白の定量法として実用化され,臨床分野においてはRIAにとってかわるものと考えられる.

血清 IgE測定・2

RAST

著者: 高田英幸 ,   岡昌則 ,   伊谷梓

ページ範囲:P.1082 - P.1086

 1966年石坂公成らによってレアギンがIgEに属することが発見されて以来1),血中のレアギンに関する研究は急速な進歩を遂げてきた.これまでレアギンの測定方法は主として皮膚を用いたスクラッチテスト,皮内反応,PK反応などが行われているが,これらの方法は手技が複雑であったり,検査によるショックを含め危険,疼痛などの問題点があった.1967年Wideら2)によりradio allergosorbent test(RAST)が開発され,特異的IgE抗体の測定が可能となった.現在RASTはスウェーデンのPharmacia社でキット化されており,我々もこのキットを使用して検査を行っている.RAST測定法の説明および検討結果を報告する.

細菌

Haemophilusの検査法

著者: 西岡きよ

ページ範囲:P.1087 - P.1092

 Haemophilus influenzaeは小児の細菌性髄膜炎の原因菌としてもっとも高頻度に分離され,また,急性,慢性呼吸器感染症にも多く関与するなど臨床細菌検査における重要な菌種である.Haemophilusの他の菌種も大部分はヒトの常在菌であり,通常は無害であるが,近年,種々の要因によって感染抵抗力の減弱した患者が増加し,常在菌による感染もみられるなど感染とのかかわりも多様化している.
 Haemophilus属菌は適切な培地を用いないと全く生育しないという特殊性から,今なお取りあつかいの難しい菌とされているが,その病原的意義を明らかにしていくうえからも確実な菌分離と同定が何よりも必要である.

細胞診

子宮癌の細胞診

著者: 島寛人 ,   高橋正宜

ページ範囲:P.1093 - P.1098

 婦人科細胞診とは,子宮腔内,子宮頸管内,子宮腟部,腟壁,まれに卵管,卵巣から自然にまたは人工的に剥離する細胞の形態学的な変化を顕微鏡下に観察し,診断する方法である.
 婦人科疾患,特に子宮癌の早期発見における細胞診の役割は極めて重要であり,本邦でも子宮癌集団検診として1955年ごろより徐々に普及され,現在その受診者数は270万人を越えるに至っている.これは診断手技としての細胞診の持つ特性,すなわち,検体採取の容易性(非侵襲性)および反復性,検体操作の簡便性,臨床診断法としての信頼性に負うものである.

一般

ベンスジョーンズ蛋白の検出法

著者: 櫻林郁之介 ,   荒川正明

ページ範囲:P.1099 - P.1103

ベンスジョーンズ蛋白とは
 ベンスジョーンズ蛋白(Bence Jones Protein;BJP)の発見は古く,約140年前である1).骨髄腫と思われる患者の尿中に,熱に対する異常な反応を示す蛋白が多量に存在していることにより発見され,それから約120年後,Edelmanら2)によって,BJPが免疫グロブリンを構成している2本のポリペプチド鎖の一つであるlight chain(L鎖)であることが明らかにされた.通常,BJPはL鎖の二量体として尿および血清中に存在するが,まれに単量体や四量体(血清中)として存在する.また,BJPは免疫グロブリンが血清または尿中で分解してできた遊離L鎖ではなく,初めから形質細胞によって合成された単クローン性蛋白である.

検査法の基礎理諭 なぜこうなるの?

ヘマトクリット

著者: 菅沼清

ページ範囲:P.1067 - P.1070

 ヘマトクリット(hematocrit)とは,血液中に占める赤血球の全容積を百分率で表わしたもので,一般には末梢血を使用する静脈ヘマトクリット(以下ヘマトクリット)が用いられる.また全循環血液中の全赤血球容積の占める%を体ヘマトクリットと呼び,ヘマトクリットよりやや低値を示す.
 ヘマトクリットは貧血や多血症のスクリーニングに有用なばかりでなく,赤血球数,血色素量の関係から貧血の種類の鑑別にも利用できる.

ツベルクリン反応

著者: 島尾忠男

ページ範囲:P.1071 - P.1075

ツ反応の目的
 臨床の場ではツベルクリン反応(以下,ツ反応)は結核感染の有無を判別するために用いられる.陰性,疑陽性ならまず結核を否定することができる.中高年者では過去の結核感染によって70〜80%が陽性であり,若年者ではBCG接種が普及しているため半数以上が陽性なので,陽性であっても結核という診断を支える根拠とはならないが,若年者で強陽性の時はより強く結核を疑うことになる.鑑別診断にも利用される.胸部X線写真で両肺門リンパ節の腫脹が認められた場合,ツ反応が陰性ならサルコイドージス,強陽性なら結核をまず考えるのがその一例である.
 この他に疫学では年間感染率を求め,まん延状況を比較するために用いられ,結核管理の面では,BCG接種対象者の選定と接種技術の評価,発病のおそれの多い者の選定,集団感染の有無の判定などに活用されている.

けんさアラカルト

セルブロック法の検討

著者: 佐々木久美子

ページ範囲:P.1104 - P.1104

 セルブロック法は塗抹細胞診の検体をさらに組織学的レベルで検討しようとする場合に用いられるが,その方法として,①蛋白凝固性固定液(ブアン固定液など)を用いる方法,②寒天を用いる方法,③血漿とトロンビンあるいはシンプラスチンを用いる方法,などがある1,2).最近上記以外の方法としてセロイジン膜を使う方法3)が紹介されているのを知った.
 ①は過去,本誌に紹介されている4)が,液状検体の場合,パラフィン自動包埋装置には適さないため,今回上記②,③およびセロイジン膜法について検討を行ってみた.

アーチファクト

病理組織

著者: 清野和夫

ページ範囲:P.1105 - P.1105

 今回は薄切組織切片の伸展から染色完了までの一連の過程で起こり得る異物の混入と標本作製手技によるアーチファクトを図示した.
写真1 鉛筆で記号を書いたために染色液中で鉛筆の粉が流失し,組織に付着混入したものである.(前立腺癌の骨転移.×66)

自動分析

著者: 本山生夫

ページ範囲:P.1106 - P.1106

 どんな検査や実験においてもアーチファクトはつきものである.臨床化学検査においては結果はもちろん誤差の大きさや頻度などは数字で明示される.しかしアーチファクトを視覚的にとらえるとなると困難なところがある.
 最近,臨床検査にもコンピューターがずいぶん利用されている.このコンピューターにとってホコリは大敵である.これなどは思わぬミスを犯す原因となる.これもアーチファクトのひとつといえるだろう.

マスターしよう基本操作

リンパ球の分離法

著者: 笠原忠

ページ範囲:P.1107 - P.1113

 近年の細胞免疫学の急速な進歩に伴い,検査室においてもリンパ球の表面マーカーによる亜集団の量比測定,リンパ球培養法による機能検定などが日常化しつつある.リンパ球は末梢血,骨髄,リンパ組織,髄液などから得られるが,ここでは主として末梢血からのリンパ球・単球の分離法およびT細胞・非T細胞の分離法について触れる.末梢血からリンパ球を分離する際抗凝固剤を加えて採血すること,またできる限り新鮮な血液を用いることが肝要である.血液から赤血球や顆粒球を除きリンパ球・単球を分離するには,フィコール・ハイパックなどを用いる比重遠心法が一般的である.リンパ球表面抗原の検索には必ずしも厳密な無菌操作を必要としないが,リンパ球培養を行う目的には是非とも無菌操作を心がけねばならない.さらに無菌操作は材料を雑菌でコンタミさせないためにも,またバイオハザードから身を守るためにも心がけなければならない基礎的技術である.

トピックス

AIDS(後天性免疫不全症候群)

著者: 安部英

ページ範囲:P.1114 - P.1114

歴史
 1981年6月にアメリカの連邦防疫センター(Centers of Disease Control;CDC)は,それまで健康であった男性同性愛者(male homosexuals)が急にPneumocystis carinii肺炎(PCP)あるいはカポシ肉腫(KS)を合併して,著明な細胞性免疫の障害を示した患者を報告してAcquired Immune Deficiency Syndrome(AIDS)と呼んだ.その後同様な患者が,静注麻薬常用者やハイチ島住民(同地方旅行者を含めて)に多数発生して今なお減少の傾向がみられないばかりでなく,これらの患者が発症前に供血した血液が混っていたと考えられる血液より製造した血液製剤を輸注された血友病患者,さらにこれらの患者と肉体的関係を持った女性やその分娩児,殊に感染源の混入していたと思われる血液や血漿の輸注を受けた小児などに短時間内に急激に発症した.しかもこれらの患者は本症の診断を受けた後半年以内に30%,1年以内に45%,3年以内には75%が死亡し,不治の疾病として大きな恐怖を呼びおこした.そしてその原因や発症機序,感染経路がいまだに明らかでないので,アメリカはもとより世界各国がその防疫や治療対策に腐心しているが,なお的確な回答や対策が見いだされず,むしろ反応過剰の傾向さえ認められる.

HBウイルスのワクチン

著者: 小池克郎

ページ範囲:P.1115 - P.1116

 B型肝炎ウイルス(HBV)の感染は,原発性肝癌の発生に密接に関係している.それゆえ,HBV感染と原発性肝癌の多発地域では,HBVに関する研究の相当の部分が持続性感染を防止するために向けられている.HBVの伝染の様式については,現在,かなりのことがわかりつつあり,ウイルスの表面抗原(HBsAg)をワクチンとして用い,HBV感染を予防することも可能となってきた.
 HBsAgは,ウイルス遺伝子がコードする複雑な抗原であり,グループ特異抗原決定基aを含み,サブタイプ抗原決定基d/yとw/rにより大きく四つのサブタイプに分けられている.キャリアの血液中に検出されるHBsAg粒子は,分子量が2〜4×106であるが,SDSゲル電気泳動で分析すると,分子量が約25,000の蛋白質(p-25)と,分子量が約30,000の糖蛋白質(gp-30)で構成されている.p-25とgp-30は,同一のアミノ酸組成を示し,かつN末端とC末端のアミノ酸配列が共通している.これは,p-25とgp-30の違いがgp-30中に存在する糖質の有無のみで,同じ遺伝子の産物であることを示している.現在では,HBVDNAの全塩基配列(サブタイプadr:3215塩基対)が決定され,HBsAg遺伝子の構造および蛋白質のアミノ酸配列が決定されている.

新しい腸内細菌"Kluyvera属"

著者: 相原雅典

ページ範囲:P.1116 - P.1116

1.歴史と分類学上の位置
 Kluyvera属は1956年,わが国のAsai1)らによりブドウ糖を発酵して多量のα-ケトグルタル酸を産生する端在性鞭毛をもつグラム陰性桿菌としてその属名が提唱され,種はクエン酸利用の有無でK. citrophiliaとK. noncitrophiliaに分けられた.その後,Schewanらの指摘により,分類学上の位置を見直す必要性が生じ,Kluyvera属からEscherichia属へ移されるべく提案され,Kluyveraの原提唱者であるAsaiにより1962年にKluyvera属の正式な撤廃が提唱された.しかし,その後も文献などにKluyveraとして引用され続けられたが,その菌名は1980年に刊行されたApproved Lists of Bacterial Namesに記載されておらず,また,Escherichia属にもそれに該当する菌種は記載されていない.したがって,1980年1月1日以降,この菌は分類学上の位置を失ったわけであるが,Farmer2)らは彼らがEnteric group 8と仮称していた菌とAsaiらによりKluyveraと呼ばれていた菌が生物学的性状およびDNA交雑法により同一菌であったことを確かめ,1981年にあらたにKluyvera属として,腸内細菌科の一員とするよう提唱した.

基礎実習講座

検査室で用いられる消毒法

著者: 藤本進

ページ範囲:P.1117 - P.1120

 検査室はいうまでもなく,患者よりの検査物が集まるところなので,検体は微生物による汚染があるものが少なくないと考えたほうがよかろう.特に感染症患者の検体は検査の時にも注意が必要であるし,検査後に器具や検体の処理に「消毒」が必要となる.
 消毒法には熱などによる理学的な方法と,いわゆる消毒薬による化学的な方法とがある.ここでは特に検査室で利用できる,比較的効果が確実な方法をいくつか述べよう.

分光光度計の正しい使い方と性能試験法

著者: 桑克彦

ページ範囲:P.1121 - P.1129

 吸光光度法*1は,生体試料分析の主要な定量方式であり,これに用いるのが比色計*2すなわち,分光光度計である.これらは,臨床検査の重要機器であり,例えば,臨床化学領域の日常検査の主力機器である自動分析装置も大部分,分光光度計を1個あるいは複数個が組み込まれ,装置の要をなしている.また,最近では,血液凝固検査,血清免疫検査などにも吸光光度法が広く用いられるようになり,臨床検査の各領域で多用されるようになった.さらに,装置もより精密化したものが普及している.
 一方,波長選択部に回折格子やプリズムなどのモノクロメーターを用い,得られるスペクトルバンド幅が2nm前後までの単色光になるものを,光電分光光度計あるいは単に分光光度計という(臨床検査用語集).最近は精密型の分光光度計が普及し,これらの装置を用いての吸光光度法が多用されている.

君はアメリカの試験にパスできるか(英和対訳)

統計学的分析

著者: 中甫 ,   吉崎英清

ページ範囲:P.1131 - P.1134

Section A:MANUAL CALCULATIONS
[1] Systematic variance*1 is defined as variation that influences observations consistently in one direction or-another. Which of the following examples of systematic variance?
1.Decomposition of reagent

検査技師のためのME講座 マイコンと友だちになろう・5

入出力処理

著者: 熊田勝代

ページ範囲:P.1135 - P.1138

 副題に示した"入出力処理"を広義の入出力処理と解していただいて,今回はコンピューターと接続する端末について,情報の発生段階からの処理概要を述べてみたいと思います.

ザ・トレーニング

理論推定上昇値の求め方—凝固系

著者: 池松正次郎

ページ範囲:P.1139 - P.1141

 血友病などの血液凝固異常症では患者に欠如あるいは不足しているものは,多くの場合において単一の凝固因子,単一の凝固活性,単一の蛋白であるということが出来る.ということは治療としてはそれらの不足しているものを補ってやれば良いわけであり,出血の部位,出血の程度,出血の範囲などの臨床症状によって止血に必要な凝固因子のレベルが経験的に定められている.その必要な凝固因子のレベルを得るためにはどのくらいの凝固因子を補充してやればよいのかを計算から割出したうえで輸注しなくてはならない.
 ある量の凝固因子を輸注した時に上昇する血液中の凝固因子レベルを計算式に従って算出したものを上昇期待値,ないしは理論推定上昇値といい表わしている.これに対して実際に凝固因子製剤の輸注前後で採血して凝固因子量を測定して得られた上昇値を実測上昇値と呼んでいる.

検査を築いた人びと

前庭器官機能検査法の考案者 ロバート・バラニー

著者: 酒井シヅ

ページ範囲:P.1066 - P.1066

 耳が聴覚だけでなく,平衡感覚を司ることを明らかにした功績で,ロバート・バラニーは1914年度のノーベル賞生理・医学賞を受賞した.動物を使って内耳の迷路が平衡感覚に関与することは,すでに何人かの研究者の手で明らかにされていた.しかし,バラニーの仕事は人で調べた最初であり,患者の前庭の機能をたやすく調べることを可能にした意義は大きかった.

私たちの本棚

—徳永 進 著—らいを病んだ故郷の人たち—隔離

著者: 浅井富美子

ページ範囲:P.1076 - P.1076

 徳永進(日赤医師)の「隔離」を書店でみつけた.さきに「死の中の笑み」で徳永先生を知っていたので,引きつけられるように手にした.
 この本は,徳永先生が故郷(鳥取)の40人のらいを病んだ人々をたずね,その人たちがたとえどのように故郷から隔離され,社会からすてられたとしても"少なくとも彼らの話すところは隔離できない"という姿勢で,これらの人々の生きざまを暖かい人間愛の心をうちにひめながら,それぞれに語らせている.フィクションでなく真実であるだけに,この本にでてくる人々の淡々と語るひとことひとことが読む人の心をうつ.

りんりんダイヤル

レスピレーター・ブレインについて

著者: 秋間道夫

ページ範囲:P.1143 - P.1143

 問 剖検開頭時にレスピレーターを使用していた患者の脳は,軟く崩れそうになることをしばしば経験しますがどうしてでしょうか.

コーヒーブレイク

買い損ねたビデオレコーダ

著者:

ページ範囲:P.1065 - P.1065

 先般数回にわたってNHKで放映された「シルクロード」は喜多郎の幻想的な音楽とともに深く印象に残った.
 洛陽から敦煌を経て天山山脈,パシミール高原を越え,遠くペルシャやローマにまで物質と文明を運んだ商隊たちの遠大な旅路である.

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「検査と技術」第11巻 総目次

ページ範囲:P. - P.

基本情報

検査と技術

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN 1882-1375

印刷版ISSN 0301-2611

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