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雑誌目次

雑誌文献

検査と技術20巻3号

1992年03月発行

雑誌目次

病気のはなし

ライム病

著者: 川端眞人

ページ範囲:P.194 - P.199

サマリー
 ライム病はマダニによって媒介されるBorrelia burgdorferiによる全身性感染症である.マダニ咬傷を介して皮膚に侵入したボレリアは遠心性に拡大する遊走性紅斑を形成する(第I期),その後,血行性に拡散し,関節炎,髄膜炎,脳神経障害,神経根炎,循環器障害,虹彩炎などの病変を生じ(第II期),関節炎,神経症状などは慢性化する(第III期).多彩な臨床経過をとり,マダニ咬傷と遊走性紅斑以外に特異的な所見はなく,診断が困難な症例が多い.そのため血清診断が開発されているが,その特性と限界を理解して解釈する必要がある.ボレリアはペニシリンなど抗生剤に感受性があり,感染早期の治療は有効である.
 本症が初めて報告されたのは1970年代,病原体が分離されたのは1980年代と新しく確認された感染症である.日本では1987年に最初の症例が報告された.これまでの調査では流行地は北海道から本州の中部以北で,媒介マダニはシュルツェマダニと推測される.流行地の南限,日本でのライム病の臨床像など今後明らかにする必要がある.

検査法の基礎

クラミジアの感受性検査

著者: 日野二郎

ページ範囲:P.201 - P.206

サマリー
 クラミジアは,眼科,内科,泌尿器科,産婦人科,小児科,外科,整形外科などの多くの領域にわたりさまざまな感染を呈することが知られている1).クラミジア感染症は,世界においても最も多い感染症とされているが,分離には細胞培養を必要とし,分離環境の安全性についても高い水準を要求される.これらの問題点のため,クラミジア感染症は従来の細菌感染症に比べその臨床像の解明が遅れたのみならず,一般臨床検査室においても検査対象にならない存在であった.しかし,近年多くの抗体測定キット,抗原検出キットが開発され,クラミジア感染症は比較的容易に診断され,また分離同定法の進歩により,多くの臨床分離株が確認されるようになった2,3)
 治療面においては,従来よりテトラサイクリン,マクロライド系抗菌剤が極めて有効であるが,現在多くの新しいキノロン系,マクロライド系抗菌剤が開発され,今後のクラミジア感染症治療薬として期待されている4).また耐性株の存在はほとんど知られていないが,今後増加する可能性もあり,分離株に対する感受性測定法の確立が望まれていた.最近,日本化学療法学会において薬剤感受性検査の標準法5)が呈示されたのを受けて,今回標準法を中心としたクラミジア感受性検査の解説を行った.

技術講座 生化学

ミオグロビンの測定法

著者: 河田與一 ,   片山善章

ページ範囲:P.207 - P.211

サマリー
 ミオグロビン(Mb)は心筋,骨格筋の筋組織における酸素の運搬,貯蔵機能を担う分子量17,500の低分子ヘム蛋白である.臨床的には,Mbが筋組織の崩壊に伴って遊出し,腎から速やかに排泄されることから,各種筋疾患ならびに腎機能の指標として測定されている.
 現在,検査室で用いられている測定法はラジオイムノアッセイが主流であるが,簡便性,迅速性の点から,近年ではラテックス凝集比濁法が広く普及しつつある.本稿では酵素免疫測定法,ラテックス凝集比濁法を中心としてMb測定法を紹介するとともに,急性心筋梗塞におけるその臨床的有用性についても言及した.

病理

細胞間物質としての基質の染色

著者: 中西功夫 ,   鮒岡早苗

ページ範囲:P.212 - P.217

サマリー
 細胞間物質には線維性成分として膠原線維,細網線維,弾性線維,基質成分としてプロテオグリカン(ヒアルロン酸を含む)およびそれ以外の構造糖蛋白質がある.プロテオグリカンについてはその構成成分であるグリコサミノグリカン(酸性ムコ多糖)の陰性荷電を利用して陽性荷電のアルシアン青をイオン結合させて青く染め出すのが一般的である.構造糖蛋白質の種類は100種以上あるので,PAS染色で有無をチェックし,次いで特異抗体を用いた免疫染色を施行する.このうち本稿ではフィブロネクチンとビトロネクチンの免疫組織学的染色法を紹介した.

マスターしよう検査技術

検査材料からの感染防御

著者: 菅野治重 ,   堀内文夫 ,   加藤真裕美 ,   畠山靖子 ,   油井知華 ,   大竹智子 ,   吉野昌子 ,   奥村綾子 ,   米満博

ページ範囲:P.221 - P.226

はじめに
 臨床検査では,病原性のある細菌やウイルスなどを含む,血液などの検査材料を介して,検査担当者へバイオハザード(biohazard:微生物災害)が発生する場合がある.検査室では検査前に,B型肝炎ウイルスの保有の有無など,感染の危険性に関する患者情報が得られる場合もあるが,初診患者や,医師からの連絡がない場合は,情報がないまま検査を行わざるを得ない場合も多い.また細菌検査では検査室の規模や設備の程度とは無関係に,検査材料から結核菌やチフス菌などの感染性の高い微生物が検出される可能性があるため,検査室では,検体は常に危険なものとして扱う必要がある.
 検査関係者にとって検査材料の取り扱いかたの原則を守ることは,自分自身の安全を守ることにつながるため,業務の忙しさからおろそかになりがちな問題ではあるが,常に基本に帰る心がけが大切である.

生体のメカニズム ホルモン・3

下垂体ホルモンの機能

著者: 佐々木憲夫

ページ範囲:P.227 - P.231

下垂体の構造
 下垂体は蝶形骨トルコ鞍の中に位置し,前後両葉より成っている.上部の頭蓋腔からは鞍隔膜により隔てられており,鞍隔膜の中を下垂体茎が貫通している.下垂体茎は視床下部神経核からの神経線維と下垂体門脈系その他の血管系を含む(図1).前葉は原始口腔床に由来し,腺様の構造を示すため腺性下垂体とも呼ばれる.後葉は視床下部から下垂体茎を形成して脳の一部が神経軸索の延長として突出したものと考えられ,神経下垂体とも呼ばれる.成人の下垂体の重量は0.5〜0.9gで全重量の70〜75%を前葉が占める.前葉は視床下部正中隆起に始まる下垂体門脈系により血液の供給を受け,視床下部ホルモンによる分泌調節が行われている.後葉は主として下下垂体動脈の分枝により血液の供給を受けている.また,下垂体から視床下部への血流も存在すると考えられ,下垂体ホルモンによっても視床下部の機能が調節されていると思われる.

検査データを考える

血液ガスの異常

著者: 山本啓雅 ,   杉本壽 ,   杉本侃

ページ範囲:P.232 - P.235

はじめに
 呼吸不全の状態にある患者に対して有効な治療を行うためには,その病態を正確かつ迅速に把握することが重要である.血液ガス分析はそのために必要不可欠な検査である.本稿では救急領域で遭遇する呼吸不全症例の血液ガスデータを取り上げ,その病態生理的解釈と治療方針について解説する.

講座 英語論文を読む・15

ヒト免疫不全ウイルスのエンベロープ糖蛋白を発現する組換えワクチニアウイルス生ワクチンの安全性および免疫学的反応

著者: 弘田明成

ページ範囲:P.242 - P.243

 ヒト免疫不全ウイルスの外被遺伝子gp160を発現する組換えワクチニアウイルス生ワクチンを用いた無作為第I相試験を行った.35名のHIV抗体陰性の健常男子を対象に(31名が痘瘡の予防接種をした既往があり,4名がワクチニア未感染者)このワクチンを接種し,さらに8週後にHIVAC-leないし標準NY株のワクチニアウイルスで追加接種した.頻度,期間,そしてワクチン接種部位から分離したウイルスの力価,局所的な副作用の発生頻度などはいずれの接種者間においてほぼ同じであった.ワクチニア未感染者(vac-n)は既感染者(vac-p)に比較して接種部位からのウイルスの排出がより長期間持続し,しかも高力価であった(それぞれ,19日対7日,そして107pfu/ml対105pfu/ml).ワクチニアで初期化し,さらにHIVAC-leを接種した16名中の1名の接種者はインビトロにおいてTリンパ球が1種類以上のHIV抗原製剤に対して増殖反応を示した.しかし,このTリンパ球の反応は一過性であり,しかも抗HIV抗体が測定可能となった人はいなかった.HIVAC-leを接種したワクチニア未感染者2名では同種の菌株のウイルスと異種の菌株のウイルスのいずれに対しても,また組換えgp160蛋白に対してもTリンパ球が強い反応を示し,しかも1年以上にわたって検出が可能であった.

検査ファイル

トキソプラズマ症の免疫学的検査

著者: 小林昭夫

ページ範囲:P.238 - P.238

[1]感染と発症
 トキソプラズマ(Tp)感染の存在は,Tp抗体を検出することによって,これを知ることができる.本邦人における感染率は年齢とともに増加し,年齢×2/3%というのが,その年齢でのおおかたの値である.この場合,感染者がすべて発症者というわけではなく,むしろ感染者のほとんどは不顕性感染者である.特別の場合(初感染妊婦,先天性感染児,免疫不全者の感染)を除き,単に血清反応が陽性であるということだけでは治療の対象とはならない.診断に当たっては,感染者と発症者とは区別して考える必要がある.

赤痢アメーバ

著者: 髙田季久

ページ範囲:P.239 - P.239

 原虫類のうちの根足虫上綱,アメーバ目に属し,学名はEntamoeba histolytica Schaudinn,1903である.世界に広く分布するが,熱帯・亜熱帯地の非衛生な地域に多い.現在世界の人口の約10%に当たる5億人が本原虫に感染しており,毎年少なくとも4万〜11万人の死亡が推定されている.
 本原虫は主としてヒトに感染するが,ヒト以外にも,イヌ,ネコ,サル,ブタにも感染がみられ,これらがまれにヒトへの感染源となりうる.また,患者の糞便により汚染された水や飲食物による通常の感染様式以外に,精薄者などの特殊施設における集団発生や,さらに近年AIDSの発生とともに欧米の男性同性愛者における高率な感染の存在が明らかになり,性感染症(STD)の1つとして注目されるようになっている.

超生体染色

著者: 西国広

ページ範囲:P.240 - P.240

 超生体染色(supravital staining)とは,「生活している動物,あるいは死後あまり時を過ぎていない死体の細胞を体外で色素と混合する場合,細胞が着色される現象」と医学大辞典では述べられている1)
 すなわち,細胞を生体から取り出し,生きた状態のまま染色し観察する方法である.

睡眠紡錘波

著者: 所司睦文 ,   原田秀樹

ページ範囲:P.241 - P.241

[1]正常睡眠紡錘波
 睡眠紡睡波は主にstage2から3に出現し,多くの場合,規則正しい正弦波様で漸増漸減が認められる律動波である.周波数は11〜15Hz(主に12〜14Hz)で,持続時間は0.5〜2secである.また通常,中心・頭頂優位に出現し,特に頭頂部において振幅が大きく出現頻度も高い.ただし,α波の分布と異なり前頭極・前頭部・側頭部にもみられかなり広汎性に出現する.左右大脳半球の相当部位では,ほぼ対称でその周波数・振幅・位相などが等しい場合が多い.横方向に双極導出すると正中線上で位相の逆転が観察されることが多い.
 明確な睡眠紡錘波は受胎後51週(生後3か月頃)には完成し,若年者に著明にみられ,高齢ではやや周波数,振幅を下げかつ出現量は減少する.乳児期の睡眠紡錘波は紡錘状でなく陰性相・鋭波様のμリズムに類似し乳児型紡錘波と呼ばれ,通常1歳半から2歳頃までみられる.なお,左右非同期に出現する睡眠紡錘波は2歳頃まで異常とはいえない.

ラボクイズ

問題/尿沈渣

ページ範囲:P.218 - P.218

2月号の解答と解説

ページ範囲:P.219 - P.219

明日の検査技師に望む

より良き明日のために,今,臨床検査技師に何が求められるか?

著者: 松田信義

ページ範囲:P.200 - P.200

医療の第三世代
 医療というものが,本当に人間の苦痛をある程度まで取り除くことに成功して,近代医療といえるほどのものになったのは,今から170年ほど前のこととされている.ちょうど,その頃に聴診器が発明され,道具を使って診療するようになった.この道具の時代が,医療の第一世代で100年ほど続き,今世紀の初め頃より,こんどは機械を使うようになり,これが第二世代にあたる.機械の始まりは何といっても顕微鏡であるが,その後X線が開発され,そして心電図が普及してきた.
 しかも,この30年余りの間に,臨床検査の全域にわたって,自動化機器(分析,計測)による検査が普及した.さらに検査の運用はシステム(コンピュータ)化され,知能ロボットによる検査も行われるようになっている.今はすでに,医療の第三世代が始まっている.この世代では,医療活動において,“考える”ことは,“解釈する”ことを,そして目に見えないはずのものを“画像にする”ことをコンピュータがやってくれることになる.それらの好例は超音波検査,X線CT,MRI(magnetic resonance imaging)などの画像診断にみることができる.

けんさアラカルト

胸郭の変形による呼吸機能の変化

著者: 神辺眞之

ページ範囲:P.236 - P.237

 呼吸は横隔膜の上下運動(ふいご様運動)と胸郭を構成する呼吸筋のてこの原理に基づく収縮運動によって,肋骨が挙上したり陥凹したりし,胸腔内に圧力変化を起こし,肺を風船のように膨らましたり,縮めたりすることにより行われる.呼吸調節には延髄付近に散在する呼吸中枢も関与しており,頸動脈洞あたりにある,動脈血ガスの変化を感知する末梢化学受容器と,肺や肺毛細血管にあって,肺の伸展や血管の浸透圧の変化を感知する末梢機械的受容器との間に,迷走神経や舌咽神経,脊髄神経の横隔膜神経などを介して情報のやりとりをしている.
 呼吸は随意的に調節される点が心拍数などと違う点である.

トピックス

類血管腫型悪性線維性組織球腫

著者: 恒吉正澄

ページ範囲:P.244 - P.245

 悪性線維性組織球腫(malignant fibrous histiocytoma;MFH)は軟部組織に発生する肉腫の中でも最も頻度が高く,中高年に好発する肉腫として知られている.組織学的には①通常型(花むしろ・多形型),②粘液型,③黄色肉芽腫型,④巨細胞型,⑤類血管腫型に分類されている.類血管腫型MFHは1979年にEnzingerが最初に提唱したもので,最もまれで,小児および若年成人に生じ,予後が良好なものである.組織学的には血管腫様の構造を備え,その周囲には線維性組織球性増殖がみられ,リンパ球などの著明な浸潤を伴う特有な像を呈する.1990年にCosta & Weiss1)らは108例をもとにした報告で,死亡したのは遠隔転移による1例のみで,本腫瘍は悪性よりむしろ良性と悪性の中間群に属するのがよいとしている.

救急救命士

著者: 島崎修次

ページ範囲:P.245 - P.246

 救急患者を発生現場から医療機関に搬送するまでの間に,現在の救急隊員の処置よりも,より高度な応急手当てができる制度が,昨年(1991年)8月に「救急救命士法」として制立した.「救急救命士」とは厚生省の免許を受けて,医師の指示の下に,救命救急処置を行う者と定義できるが,この制度の概略について述べる.
 従来,救急搬送は消防法(自治省)で135時間の義務教育を受けた救急隊員がその業務を行い,それなりの実績をあげてきた.しかし近年,重症救急患者の増加に伴い,病院搬送前処置(プレホスピタルケア)の重要性がしだいに認識されるようになってきた.特にDOA(来院時心・呼吸停止)患者の蘇生後の社会復帰率が欧米,特に米国と比べ,その成績が悪いことが問題となった.

大学医療情報ネットワーク(UMIN)

著者: 櫻井恒太郎

ページ範囲:P.246 - P.247

 電子計算機や通信装置,記憶媒体など情報機器の急速な進歩は病院にも大きな変化をもたらし,最近10年間で日本に1万余ある病院の80%以上が電子計算機を導入し業務に使うようになった.大学病院などの大病院では会計だけでなく,検査,薬剤など診療業務にも広く利用されるようになっているので,今これを読んでいる方のそばにも端末が置いてあるかもしれない.しかし,その端末の接続先は検査室の中のコンピュータか,あるいは院内ネットワークが張られていても病院の中にとどまっているのではないかと思う.コンピュータのオンラインの通信を使って他の病院と交信したり,必要な情報やプログラムを交換できたらさらに便利である.
 大学医療情報ネットワーク(University Medical Information Network;UMIN)とは,全国の大学病院に設置されたコンピュータをオンラインの通信回線で結び,病院のすべての職員が仕事場の端末から通信によって必要な情報を得ることを目的に作られたネットワークである(表).東京大学の附属病院には病院業務のコンピュータとは別の大型コンピュータが設置され,大学間の通信網である学術情報ネットワークを介して全国の大学病院と接続している.医学部のある国立大学42校のうち1991年末までに23大学が接続されたところで,未接続の大学と公立,私立大学の附属病院の方には個人のパソコン通信で参加してもらっている.

けんさ質問箱

Q エイズのサイレント・インフェクション

著者: 根岸昌功 ,  

ページ範囲:P.248 - P.249

 ニュースで,日本でもサイレントエイズが発見されたといっていましたが,それはどういうものなのでしょうか.またどのような検査で発見されるのでしょうか.PCR法について教えてください.

Q 癌末期患者の好中球

著者: 北川誠一 ,  

ページ範囲:P.249 - P.250

 癌末期の患者さんの好中球になぜデーレ小体が目立ち,中毒顆粒なども出てくるのでしょうか.感染症は重ならない場合もあるようですが,好中球の働きについて基礎的な説明からお願いします.

Q 血中へのマラリア原虫の出現と病期

著者: 大友弘士 ,  

ページ範囲:P.250 - P.252

 第37回臨床検査技師国家試験の〔午前〕問題41を見ると「熱帯熱マラリア患者では,無熱期でも末梢血中に原虫を検出できる」となっています.私は,マラリアの検査は有熱時と習いましたが,実際はどうなのでしょうか.

今月の表紙

骨肉腫の悪性度

著者: 諸傑 ,   町並陸生

ページ範囲:P.199 - P.199

 骨肉腫の組織学的悪性度(grading)分類を1975年にDahlinはBrodersの方法に従って行った.骨肉腫の通常型は,組織学的亜型にかかわらずgrade 3ないし4である.傍骨性骨肉腫,骨内分化型骨肉腫では腫瘍性の骨組織も線維性組織もすべてがよく分化し,異型に乏しく,多くはgrade 1または2とされ良好な予後が期待できる.
 近年,細胞増殖と関連があるとされるAgNORs(silver-stained nucleolar organizer proteins)は腫瘍の生物学的悪性度を反映すると考えられ,多くの研究が行われている.AgNORsは鍍銀染色で細胞核内の黒色の点(silver dots)として観察され,その数と平均面積などの計測が行われている.

平成3年度二級臨床病理技術士資格認定試験 全問題と解答

著者: 日本臨床病理学会

ページ範囲:P.253 - P.282

〔細菌学〕
 次の文章を読んで正しい場合は○,間違っている場合は×を記入しなさい.

基本情報

検査と技術

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN 1882-1375

印刷版ISSN 0301-2611

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