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雑誌目次

雑誌文献

検査と技術22巻2号

1994年02月発行

雑誌目次

病気のはなし

播種性血管内凝固症候群

著者: 高橋芳右

ページ範囲:P.96 - P.102

サマリー
 播種性血管内凝固症候群(DIC)とはなんらかの基礎疾患があり,過度の凝固活性化により播種性に微小血栓形成が起こり,種々の臓器障害と著明な出血傾向をきたす病態である.
 その診断に際してはFDP,Dダイマー,血小板数,フィブリノゲンといった凝血学的検査所見が重要で,トロンビン-アンチトロンビンⅢ複合体,プラスミン-α2-プラスミンインヒビター複合体,プロトロンビンフラグメント1+2などの分子マーカーもDICの早期診断や病態解析に役立つ.
 DICの治療は基礎疾患の治療,抗凝固療法,補充療法,全身管理から成る.DICでは基礎疾患ごとあるいは症例ごとに病態が異なるので,その病態を正しく評価し,適切な治療を行うことが必要である.

検査法の基礎

蛋白質定量法のしくみ

著者: 青木芳和

ページ範囲:P.103 - P.109

サマリー
 今までに報告された蛋白質の主な定量法について,原理別に窒素量の測定,ペプチド結合の測定,芳香族アミノ酸の測定,濁度の測定,色素と結合した蛋白質の測定,特異抗血清(特異抗体)を用いた特定の蛋白質の測定,屈折率の測定に分類して概説した.さらに,現在最も広く利用されている血清総蛋白質定量法であるビウレット法,血清アルブミン定量法のブロムクレゾールグリーン法,尿中蛋白質定量法のピロガロールレッド法について解説した.

耐熱性酵素の性質と検査薬への応用

著者: 近藤仁司

ページ範囲:P.111 - P.117

サマリー
 耐熱性酵素は熱安定性や長期の保存安定性に優れている.近年,この特長を活かして多くの利用分野への耐熱性酵素の適用が検討され,そのうちの幾つかのものは実用化されるに至っている.特に,臨床検査薬などの分析用用途では,耐熱性酵素を用いて長期間安定な試薬が開発され,安定性という酵素的測定法における不安要因の1つを取り除くことができた.さらに,最近の臨床検査の現場で注目されている液状試薬にも耐熱性酵素の適用が検討され,耐熱性酵素の利用により長期間安定な液状試薬構築の可能性が高まっている.今後,耐熱性酵素の有用性は各種利用分野でますます高まってくるものと期待される.

技術講座 血液

末梢血液像検査

著者: 山口潜

ページ範囲:P.119 - P.124

サマリー
 末梢血液検査は,臨床検査の基本的項目の1つであり,すべての検査技師はこれに習熟していなければならない.ほとんどの検査室が,現在では自動血球計数器で血球数を算定するようになり,白血球像の検査も自動化される機運にある.形態学的検査の自動化は,省力化に直結しているが,これによって誤った検査成績が報告されないよう,厳密なチェックが必要である.
 血球の形態学的所見が最終診断の重要な拠点となる病気—例えば,遺伝性球形赤血球症,伝染性単核球増多症,多くの白血病など—では,検査室から1つの報告が,患者の予後と直結するほど重要である.形態学的検査は,“見落とし”のないように—例えば,マラリア原虫は,その存在だけで診断が決まる—日夜研鑽が必要と考える.

微生物

EIA法によるクラミジアトラコマティスの検出

著者: 林謙治

ページ範囲:P.125 - P.128

サマリー
 現在,sexually transmitted diseases(STD)の主流となっているクラミジアトラコマティス感染症は,ことに症状が軽微か無症状のものが多い.
 そこで無症候性感染例をスクリーニングしたり,感染リスクの高い症例での迅速かつ確実なクラミジア感染の診断法が必要である.
 この目的のために現在,臨床検査室レベルで普及しているEIA法によるクラミジア検出キットであるIDEIA CHLAMYDIAとChlamydiazymeを比較し,その測定方法,キットの特異性や検出感度,さらに臨床的有用性について述べる.

生理

腹部の超音波の見かた—[2]胆道・膵

著者: 土肥美智子 ,   辻本文雄

ページ範囲:P.129 - P.136

サマリー
 腹部の超音波像の見かたとして,肝,脾に続いて,今回は胆道と膵について,前回と同様に基本的な超音波解剖,走査法,正常像および疾患について述べた.今回も実際の超音波画像とシェーマを使い,所見を記述した.

一般

チオ硫酸ナトリウムおよびパラアミノ馬尿酸クリアランスの測定

著者: 山西八朗 ,   今井宣子

ページ範囲:P.137 - P.144

サマリー
 クリアランスの概念と,チオ硫酸ナトリウムおよびパラアミノ馬尿酸クリアランスの測定原理ならびに術式について述べた.これらのクリアランス試験は腎血漿流量や糸球体濾過量を知るために,今日一般的に用いられている検査法である.しかしながら,やや煩雑な術式に起因して生じる測定上の問題点を有しており,得られた検査成績については,灘定誤差と病態の両面から考察を加えなければならない.

マスターしよう検査技術

補体の扱いかたと補体価測定

著者: 中村史明 ,   山岸安子

ページ範囲:P.149 - P.157

 補体系は,古典的経路(classical pathway)と副経路(alternative pathway)の2つの活性経路があることが知られている.古典的経路は,抗原抗体複合物の形成が引き金となるもので,細菌の破壊にみられるように,最終的に標的細胞の細胞溶解をもたらすのに対し,副経路は多糖体などによって活性化される即時反応系であることがわかっている.
 補体活性の測定には,古典的経路の活性をみるCH50と,副経路の活性をみるACH50がある.本稿では,CH50測定法について,特に日常検査法で用いられている稲井らの変法のMayerの1/2.5法と,さらに簡便な方法として最近,日常検査に用いられているワンポイント法について技術解説する1,2)

生体のメカニズム 遺伝子の異常・2

癌と遺伝子

著者: 黒田敏彦

ページ範囲:P.159 - P.164

 癌細胞の染色体分析を行うと,染色体の本数が増減していたり,染色体の一部が他の染色体に転座するなどの異常がしばしば観察される.例えば,慢性骨髄性白血病(CML)でみられるフィラデルフィア転座が有名である.このようにある特定の疾患で特定の染色体変化がみられるということは,その変化が腫瘍化の原因となっていることを予想させる.分子生物学の進歩とともに核酸単位での遺伝子の異常が検出可能となり,癌細胞の遺伝子では核酸レベルでもさまざまな異常が起きていることが明らかになってきた.1970年代終わりごろには癌遺伝子といわれる遺伝子群が,そして1980年代終わりごろから癌抑制遺伝子といわれる遺伝子群が次々と明らかになっている.これらの遺伝子のうちいくつかは,先に述べた染色体転座の部位に見いだされたり,癌細胞で高頻度で突然変異を起こしていたりして,腫瘍化に深くかかわっていると考えられる.この稿では,癌遺伝子・癌抑制遺伝子の概念から,実際の発癌における役割などについて考察してみたい.

検査データを考える

急性心筋梗塞における生化学的マーカーの意義

著者: 西山信一郎

ページ範囲:P.165 - P.168

はじめに
 近年ではわが国でも生活習慣,特に食生活の西欧化(動物性脂肪の過剰摂取による血清コレステロール値の上昇)および平均寿命の延長による人口の高齢化により狭心症,心筋梗塞などの虚血性心疾患の患者が増加している.虚血性心疾患の中でも急性心筋梗塞は致命率が高いとされているが,最近では発症早期に血栓溶解剤を静脈投与するなどの再灌流療法を行うことにより梗塞範囲が縮小し,死亡率が減少することが明らかとなった.したがって急性心筋梗塞に対しては一刻も早く診断し,早期に治療を開始することが重要である.通常,急性心筋梗塞の診断は持続する激しい胸痛,放散痛などの特徴的所見と心電図所見(ST上昇,異常Q波,冠性T波など)により診断されるが,血清心筋逸脱酵素の上昇も有力な所見である.
 ここでは急性心筋梗塞の診断に際して利用される生化学的マーカーについて,その特性と役割について述べる.

わかりやすい学会スライドの作りかた 各論・1

臨床化学

著者: 桑克彦

ページ範囲:P.174 - P.175

 酵素法による血清総コレステロール濃度測定の検討結果を例にして,わかりやすい図の表しかたを示す.
 検討に用いた試薬は,デタミナーTC-S(協和メデックス)とリキッドステーブル(トレースサイエンティフィック)で,前者はアスコルビン酸およびビリルビンの消去系を前段階とする2ステップ法,後者はこれらの消去系を持たない1ステップ法である.測定はいずれも自動分析装置(日立736-60E)を用いて,試薬メーカーの標準測定条件に従って行ったものである.

検査ファイル

総コレステロール/HDL-コレステロール標準血清

著者: 藤野章子

ページ範囲:P.169 - P.169

 総コレステロール,HDL-コレステロール濃度は動脈硬化症などの診断に非常に大切な項目であり,信頼のおける測定値を得ることは今日の重要な課題になっている.総コレステロール/HDL-コレステロール標準血清は以下に述べるような特徴を持ち,測定法の正確さの確認や測定値の施設間差の解消のために開発された標準血清である.

腎生検

著者: 北島武之

ページ範囲:P.170 - P.170

[1]腎生検とは
 腎生検法は開放性(手術的)と経皮的(針)とに分けられるが,今日,腎生検という場合には,一般に経皮的腎生検法を指す.
 1951年,IversenとBrunによって臨床に応用され た経皮的腎生検法(以下腎生検)は,その有用性がKarkとMuehrkeによって確立されて広く行われるようになった.今日の近代腎臓病学の進歩は,腎生検によって得られた知見の集積に負うところが極めて大である.

異型狭心症

著者: 髙谷純司

ページ範囲:P.171 - P.172

 一般に狭心症とは心筋の栄養血管である冠状動脈がなんらかの原因により血行が減少,もしくは一過性に途絶することにより,心筋が酸素欠乏状態となり胸痛として自覚する症状である.その原因として最も多いのが冠状動脈硬化症であり,労作で発症する労作性狭心症と呼ばれているものである.一方,夜間安静時に胸痛発作が出現する狭心症を安静時狭心症と呼び,原因としては冠状動脈の攣縮(スパスム)といわれている.最近では労作性狭心症と安静時狭心症,それと症状が切迫している不安定狭心症と主に3種類に分類されている.異型狭心症とは1959年Prinzmetalら1,2),が安静時に心電図でST上昇を示す胸痛症候群を報告し,先に述べた労作性狭心症とは異なる型の狭心症としたことから,異型(variant form)狭心症と呼ばれるようになった.

パラフィン切片用薄切用替刃メスの長所と短所

著者: 岡崎綾子 ,   恒吉正澄

ページ範囲:P.173 - P.173

 組織標本を診断する際に,鏡検しやすいために,また学会用のスライド標本を作るにも,きれいな組織切片を作らなければならない.これらの目的に沿うために大変な努力が必要であるのは周知のとおりである.このような状況の中で,ミクロトームの薄切用替刃のメスの出現は組織標本作製上,画期的なものであり,大変うれしいものであった.
 1960〜1961年ごろは手研ぎ砥石で研いで,2種類の馴み皮砥で仕上げをするという非常に手間のかかる作業であった.

ラボクイズ

問題:電気泳動パターン

ページ範囲:P.146 - P.146

1月号の解答と解説

ページ範囲:P.147 - P.147

明日の検査技師に望む

検査技師を思う

著者: 足立山夫

ページ範囲:P.110 - P.110

 30年前になるが,私が病理学教室に入局したとき,まず初めに教えられたことは標本作製のためのメス研ぎである.標本の切り出し,包埋,ブロック作製,薄切,脱パラ,染色なども検査室で先輩やら技師の方々からさんざつぱら手ほどきを受けたものだ.何か月も朝から晩までメス研ぎと標本作製に専念した.きれいな標本を作らなければ見えるものも見えないし,ましてや新しい所見など見つけることなどできるものではないということなのである.与えられた標本が良い標本かどうかを見極めることが病理組織学の基礎である,それには標本を自分で作ってみなければだめだという.それから二,三年のうちに自動メス研ぎ器なるものができてメス研ぎは勝手にやってくれるようになった.脱水,包埋も自動的にできるようになって,手作りのときにしばしばみられたテンプラのようなカラカラな標本や,パラフィンの浸透していない標本はなくなったし,刃こぼれのあるメスで標本を作る心配もないので,むしろ失敗のない標本がしかも短時間で作れるようになったのである.なんだかむだな時間を過ごしたような気がした.
 4年後に臨床に移ってから自分の患者さんの血算は自分ですることになっていた.自分専用の検定ずみメランジュールで患者さんから耳朶血を採り,計算盤を用いて血球を数える.メランジュールの吸いかた,計算盤の使いかたがうまくなると数値に対して自信がつく.

けんさアラカルト

緊急検査の注意点

著者: 飯田暢子

ページ範囲:P.118 - P.118

 救急患者の救命応急処置をするための診断に不可欠な検査が緊急検査である.救急疾患(突然の発症,または慢性疾患の急性増悪)には次のような特徴がある.
 ①いつでも,どこでも発症する.②全身のあらゆる部位の,あらゆる種類の病変がある.③病態(重症度)はさまざまで,病状は刻々変化する.④問診で患者情報が十分に得られない状態が多い.⑤迅速で適切な治療にはよく反応して回復するが,処置が不適切であれば死に至るか,重篤な後遺症を残す.⑥人為的な原因による疾患が多く,社会医学的な側面も持つ.

トピックス

胸腺外T細胞分化とその意義

著者: 牧野康彦 ,   谷口克

ページ範囲:P.177 - P.178

 外敵から個体を守るための生体防御機構である免疫系は,異物を食べるマクロファージや抗体を産生するB細胞およびそれらの細胞に外敵の情報を伝え,免疫系全体をコントロールするT細胞などの相互作用によって成立している.免疫系の司令官であるT細胞は,骨髄の造血幹細胞由来の未熟なリンパ球前駆細胞が,胸腺で教育を受け,いろいろな役割を持ったT細胞に分化するものと考えられてきた.胸腺におけるT細胞の教育は,第1に外界のあらゆる異物(抗原)に対応できるように多様な抗原受容体を持ったT細胞のレパートリーをそろえる(1つのT細胞は1つの抗原に対する抗原受容体しか持ちえないので,抗原の数だけT細胞の種類が必要になる)ことである.多様性獲得のメカニズムは,抗原受容体遺伝子は独立した1個の遺伝子が存在するのではなく,いくつかの遺伝子断片が寄せ木細工のように集まって1個の発現型の遺伝子ができあがる遺伝子再構成という特殊な遺伝子発現機構によることが明らかにされた.
 ところが,あらゆる抗原に反応できるということは,その中に自分自身と反応してしまうT細胞(自己反応性T細胞)も含まれることになり,生体にとっては大変不都合なことになる.そこで,第2の“自己・非自己の分別”あるいは“選択”と呼ばれる機構が必要になる.自己と強く反応してしまうものは,あらかじめプログラムされている“死のシグナル”によって細胞死(アポトーシス)に至る.

血友病の遺伝子解析

著者: 大岩道明

ページ範囲:P.178 - P.179

 血友病Aは血液凝固第Ⅶ因子(F Ⅷ)の欠損,異常により,血友病Bは第Ⅸ因子(F Ⅸ)のそれにより,ともに重篤な出血症状を呈する伴性劣性遺伝性疾患である.最近,F Ⅷ,F Ⅸの遺伝子が単離され,DNAレベルで血友病の病態が解明されつつあるので,その現状を述べる.

技師会情報通信ネットワーク(AAMT-NET)

著者: 木村清隆 ,   菅原博之 ,   奈良幸一

ページ範囲:P.179 - P.180

■パソコン通信は
 基本的には,パソコン同士が電話回線を結ぶことによりさまざまな情報を即座に見ることができ,また情報のやりとりを行うことでコミュニケーションの輪が広がる.必要な機器としては,パソコン・モデム・電話回線などで,あとは通信ソフトを準備することにより,ホットな情報が得られる(図1).

IL-12

著者: 態倉俊一 ,   山内康平

ページ範囲:P.180 - P.182

はじめに
 interleukin-12(IL-12)は,新しいサイトカインであり,1989年KobayashiらによりEBウイルスで形質変換したヒトB細胞株の培養上清中よりnatural killer cell stimulatory factor(NKSF)として見いだされた1).その後Sternによりcytotoxic lymphocyte maturation factor(CLMF)という活性物質が報告されたが2),これは,NKSFと同一物質であることがわかり,IL-12という名称に統一された.

けんさ質問箱

Q MRSAの定義

著者: 菅野治重 ,   E子

ページ範囲:P.183 - P.184

 黄色ブドウ糖の感受性試験を行う際,22ディスクを使用していますが,メチシリンに耐性で,他のディスクには感受性であってもMRSAというのでしょうか.

Q 生化学検査のデータの相違

著者: 金原清子 ,   中山年正 ,  

ページ範囲:P.184 - P.187

 外来の生化学検査を30分報告にするため,ヘパリン血漿による検査を検討しています.データの比較を当院のガラススピッツの血清,シリコンコート採血管(テルモ)の血清,ヘパリンNa血漿(BBL),ヘパリンLi血漿(BBL)の4種について行ったところ,膠質反応は血漿で明らかに低値でした.
 ところが,ガラススピッツの血清値が他の3種の検体に比べ,LDH 5〜10%,LAP 10〜20%,Cho 5〜7%,Na,K,Cl 3〜6%高値となりました.テルモ採血管の血清およびヘパリン血漿の値はTTT,ZTTを除いて一致しました.ガラススピッツの洗剤残留によるプラスコンタミネーションをチェックするため,コントロール血清をガラススピッツとテルモ採血管に入れ,2時間後に測定しましたが,明らかな差異は認められず洗剤によるコンタミネーションはないと判断しました.また,図のように,ガラススピッツとテルモ採血管に採血し,その血清をさらにガラススピッツとテルモ採血管に分注したところ,図の①と②,③と④のデータがそれぞれ一致し,①,②のデータは③,④のものより先の項目が高いという結果になりました.

今月の表紙

腺癌細胞

著者: 古田則行 ,   都竹正文 ,   坂本穆彦

ページ範囲:P.187 - P.187

 腺癌は腺上皮や粘膜の被覆上皮から発生し,乳頭状,管腔状,あるいは充実性の増殖を示す.病理組織分類では,乳頭状,管腔状構造のはっきりしたものを高分化型腺癌,充実性の増殖を示すものを低分化型腺癌と分ける場合が多いが,臓器特異性を示すものが多く,臓器別にそれぞれ特有の分類,診断基準が設けられている.したがって,細胞像も各臓器によって多種多様であり,臓器別の判定基準でもって判定しなければ対処できないのが現実である.今回は総論的な腺癌細胞の特徴について説明する.

基本情報

検査と技術

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN 1882-1375

印刷版ISSN 0301-2611

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