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雑誌目次

雑誌文献

検査と技術28巻13号

2000年12月発行

雑誌目次

病気のはなし

市中肺炎

著者: 吉澤定子 ,   山口惠三

ページ範囲:P.1490 - P.1496

新しい知見
 肺炎は急速な臨床経過をたどる感染症の1つであり,今日でもなお適切な診断・治療の遅れが予後を左右する疾患の1つである.一方で,近年における診断技術の進歩はめざましく,より迅速な診断が可能になってきている.肺炎の病原診断には,塗抹鏡検検査,培養同定検査,抗原検査,遺伝子検査などがあるが,特に抗原検査や遺伝子検査はコスト面において問題点があるものの,迅速診断に大きく貢献する.近年利用可能なものにはS. pneumoniae,S. agalactiae,H. Influenzae,レジオネラなどがあるが,中でも重症肺炎をきたしやすいレジオネラでは,その培養の難しさ,培養期間の長さなどを考慮すると,その利用価値は高い.

技術講座 生化学

ミトコンドリアCKの測定法

著者: 星野忠

ページ範囲:P.1499 - P.1504

新しい知見
 クレアチンキナーゼ(CK)には,MM,MB,BBの3つのアイソザイムのほかに,ミトコンドリア内膜に結合しているミトコンドリアCK(mCK)がある.また,mCKにはsarcomeric mCK(smCK)とubiquitous mCK(umCK)の2つのアイソフォームが存在する.従来から,mCKは悪性腫瘍との関連で臨床的に注目されていた.しかし,近年,電気泳動法の測定条件を改良した高感度CKアイソザイム測定法を用いることで,mCKが健常人の血中にも微量ではあるが普遍的に存在することが報告され,生体内で恒常的に行われている細胞の新生,壊死といった新陳代謝を反映しているものと解釈されている.現在,微量のmCKを検出することが可能となったことから,各種疾患とmCKとの関連について研究を進める中で,今後,新たな臨床的意義が見いだされる可能性があり,注目したい.

微生物

レジオネラ尿中抗原

著者: 宮﨑義継 ,   河野茂

ページ範囲:P.1505 - P.1508

新しい知見
 レジオネラ菌の分離同定は一般細菌と比較して困難である.そこで,レジオネラ菌の抗原検出によりレジオネラ感染症を診断する目的で,レジオネラ尿中抗原検出キットが用いられるようになった.尿を用いるため非侵襲的であり,かつ感度や特異度も優れている.さらに迅速でもあり,保険適用を望む声も高く,近い将来,レジオネラ感染症の検査法として一般化する可能性が高い

生理

小児の聴力検査

著者: 守本倫子 ,   川城信子

ページ範囲:P.1509 - P.1513

新しい知見
 近年,乳幼児の聴力障害を早期に発見する必要性が提唱され,すでに米国の32州で全新生児,乳幼児に対する聴力検査が法制化され,わが国でも厚生省によって新生児に対する聴覚スクリーニングの導入が検討されている.スクリーニング方法として自動聴性脳幹反応検査(AABR)や簡易型耳音響放射検査が挙げられ,これらは新生児に対して容易に行うことができ,児の聴覚機能を他覚的,かつ非侵襲的に調べることができるという利点がある.今後さらに機能が向上し,短時間で測定できて,かつスクリーニングとして効果的な測定機器が出現すると予想される.

病理

腫瘍リンパ節微小転移検出の検討

著者: 池田聡 ,   木村博 ,   本間恵美子 ,   芝田敏勝

ページ範囲:P.1515 - P.1522

新しい知見
 リンパ節転移の有無は癌患者の予後に最も影響を及ぼす因子の1つである.しかし,ヘマトキシリン・エオジン染色による診断で陰性とされた症例の中にも転移再発を起こすものは決して少なくない.例えば,手術時に郭清されたリンパ節で転移陰性とされた肺癌症例のうち,約30%は転移再発を起こしており,このことは現在の転移診断法が感度的に不十分である可能性を示唆している.最近,癌患者の末梢血,リンパ節などに存在する少数の癌細胞を検出することが,その予後の推定,高危険群の拾い出しに関して有用なツールになり得ることが報告されてきた.

検査データを考える

喀痰から検出されたMRSA

著者: 渡辺彰

ページ範囲:P.1537 - P.1541

はじめに
 methicillin(dimethoxyphenyl penicillin;DMPPC)耐性黄色ブドウ球菌(methicillin resistant Stapylococcus aureus;MRSA)が検出されると,臨床現場が混乱することがある.検体採取手技に問題がなければ,無菌部位(血液や髄液など)からの検出菌は起炎菌と判断できるが,汚染部位やMRSAが常在菌として存在し得る部位からの検出では,それが起炎菌なのか否かの判断が難しく,治療方針がまったく変わるからである.喀淡から検出された場合に特に問題が大きい.
 本稿では,自験例の解析から,Colonization(=定着)にとどまって起炎性のないMRSAが多く,抗菌薬投与が不要な例の多いこと,およびその鑑別点(=診断基準)を述べる.なお,以下は呼吸器内科で日常臨床に携わる者の考えかたであり,その点をご勘案いただきたい.

絵で見る免疫学 基礎編・12 細胞の生と死・3

死のプログラム(その1)—正常のアポトーシス機能

著者: 高木淳 ,   玉井一 ,   隈寛二

ページ範囲:P.1526 - P.1527

正義のアポトーシス
 人類最大の願いは,平和な世界であるが,いまだにヒトは同じヒトどうしで争い,殺しあう.そして,争いは必ずしも弱者が守られ,正義が勝つとは限らない.われわれの身体は60兆個の細胞が組織や臓器を作り,1つの世界をなしている.この世界の最小単位である細胞の世界で,同じような争いがないだろうか.
 われわれの身体では,毎分数百万の細胞が作られ,ほぼ同数の役目を終えた細胞が消えていく.固体の発生の過程やこれを維持する場合において,不要な細胞,異常な細胞や間違った場所に作られた細胞は除去され,細胞数が制御される.そして,機能していない細胞や有害な細胞は排除されて個体は形成される.例えば,指など身体の各部分の形成,腹腔の形成,またオタマジャクシがカエルになる場合や,骨髄で産生される未成熟なT細胞前駆細胞が胸腺で分化する際,自己拘束性(正の選択)と自己寛容性(負の選択)を獲得するために95%以上が死んでいく場合である(本誌28巻10号:pp 1050-1051).また日常においても,好中球は,いつ侵入してくるかもしれない病原体に備えて常時骨髄で大量に産生されるが,その多くは,一度も機能することなく2〜3日で死んでいく.このように,1個の生命体を創り,これを維持するために,不要な細胞や危険な細胞は死ななければならない.

臨床検査に必要な統計処理法・12

研究のデザインとデータ解析—データ取得の前に考えるべきこと

著者: 細萱茂実

ページ範囲:P.1543 - P.1546

はじめに
 新しい検査法の性能評価や,検査値の臨床的意義を明らかにしようとする場合に,統計学の手法が頻繁に用いられる.その際,このようなデータが得られたが,統計的にどう処理をすればよいのか,あるいは有意差があるのか,などの話が出ることがある.しかし,苦労して集めたデータであっても,そこに目的とする現象が忠実に反映されていなかったり,測定誤差や他の変動要因に対する配慮が欠けているために,客観的な判断ができない,あるいは誤った結論が導かれてしまうなど,研究の進めかた自体に問題が見られるケースも少なくない.現象解析のために,統計的手法は有力な道具となるが,それは適切に取得された標本に適切な解析法を適用することによって初めて可能となるものである.特に,標本データの取得段階における統計学的な配慮の有無が,研究の成否を左右することもある.

ラボクイズ

問題:抗原の免疫学的測定【2】

ページ範囲:P.1524 - P.1524

11月号の解答と解説

ページ範囲:P.1525 - P.1525

オピニオン

臨床検査医学の役割と将来

著者: 濱﨑直孝

ページ範囲:P.1497 - P.1497

はじめに
 臨床検査医学領域の将来は大変であるという悲観的な話をよく耳にする.本当にそうなのであろうか?確かに,保険点数改定のたびに検査部収入は減少するし,検査技師の就職難は恒常的に続いていることなどの現状をみると,悲観的にならざるを得ないのかも知れない.しかしながら,視点をちょっと変えてみると,病気の診断・治療にかかわる臨床検査医学の占める割合は年々歳々大きくなっている.さらに,発展著しい最近の情報処理技術と臨床検査測定値の標準化がもう少し進展すると,臨床検査情報を用いて診断・治療の指針を出すことも可能になる.医学・医療における臨床検査医学は非常に重要で比重の重い領域になることは間違いがないことである.

けんさアラカルト

呼吸器疾患の診断に役立つ血清マーカー

著者: 北村諭

ページ範囲:P.1498 - P.1498

はじめに
 未梢静脈血採取による臨床検査の種類は実に多種多様である.しかし,呼吸器疾患に必要な検査というと,意外とすぐには思い出せないのではないだろうか.
 そこで,本稿では,呼吸器専門医が日常臨床において,ルーチンに用いる検査項目について簡単に述べてみたい.

Laboratory Practice 血液 骨髄塗抹標本の見かた 異常細胞の見かた・1 赤芽球系の異常

1.数の異常 増加と減少

著者: 清水長子

ページ範囲:P.1528 - P.1529

はじめに
 正常な赤血球の寿命は約120日であり,老化に伴う膜変化が目印となり,マクロファージに貪食され死滅する.赤血球の膜破壊により寿命が短くなることを溶血(hemolysis)という.寿命前に死滅する赤血球が増え,循環する赤血球が減少すると,それを補おうとして骨髄における赤血球産生能が旺盛となる.
 赤血球の死滅が産生を上回ったとき貧血が生じる.ただし,溶血があっても貧血を認めないときもある.骨髄液中における赤血球系の数の異常は,骨髄系細胞:赤芽球細胞の比率(M/E比)または赤芽球のパーセンテージ(正常域20%±5%)が指標の1つとなる.

病理 細胞像からここまでわかる

呼吸器(4) 小細胞癌

著者: 堀内啓 ,   荒井政和 ,   松谷章司

ページ範囲:P.1530 - P.1532

臨床的特徴と分類
 肺に発生する小細胞癌は,神経内分泌系(Kulchitsky細胞)への分化を示す腫瘍で,全肺癌の15〜25%を占め,小型でN/C比が高いことが特徴である.好発年齢は40〜60歳台が多く,男女比は4〜5:1で男性に多い.喫煙との相関は扁平上皮癌に次いで強いとされている.化学療法,放射線療法の感受性が非常に高い腫瘍であるが,再発の確率が高く,最も予後の悪い悪性腫瘍の1つでもある.最近では,集学的治療の成果により,発見が早ければ30%程度の5年生存率が得られる場合がある.小細胞癌はイートン・ランバート(Eanton-Lambert)症候群や,ACTH,カルシトニン,セロトニン,抗利尿ホルモンなどの生理活性物質の分泌による種々の傍腫瘍症候群(paraneoplastic syndrome)を起こすことがある.
 旧WHO分類で,小細胞癌は燕麦細胞型,中間細胞型,混合型燕麦細胞癌の3亜型に分類されていたが,亜型分類の再現性が低く臨床経過との関連性が乏しいことから,新WHO分類では小細胞癌の亜型分類は削除され,特殊型として混合型小細胞癌が記載されるのみとなった.わが国の肺癌取り扱い規約では,燕麦細胞型と中間細胞型に分類されているが,将来的には新WHO分類に準じた方向に改定される可能性がある.

生化学 精査と治療に生かす検査データ

高脂血症

著者: 山村卓

ページ範囲:P.1533 - P.1535

はじめに
 高脂血症は血清脂質成分,主としてコレステロールやトリグリセライド(triglyceride;TG)が正常以上に上昇した状態として定義される.日本動脈硬化学会の高脂血症診療ガイドライン1)における診断基準では,血清総コレステロール(totalcholesterol;TC)220mg/dl以上,TG 150mg/dl以上,HDLコレステロール(high density lipoprotein-cholesterol;HDL-C)40mg/dl未満の値を設定している.

トピックス

ムピロシン耐性ブドウ球菌

著者: 菊池賢

ページ範囲:P.1561 - P.1563

ムピロシンとは
 ムピロシン(pseudomonic acid A)はPseudomonas fluorescensの産生する,従来知られているどの抗生物質にも属さないユニークな化学構造を持った抗生物質である.その作用機序はtRNA合成酵素の1つ,イソロイシルtRNA合成酵素(isoleucyl-tRNA synthetase;IRS)の競合阻害である1).このため,他の抗生物質とは交差耐性を示さない.
 ムピロシンの発見は1887年と古く2),抗菌スペクトラムはブドウ球菌属,一部のレンサ球菌,Haemophilus influenzae,Neisseria などに限定されている1).抗菌スペクトラムで最も重要な特徴は,鼻腔に常在するCorynebacterium,Micrococcus,Propionibacteriumなどにスペクトラムが及ばないことである1).このため,鼻腔のMRSA(methicillin-resistant Staphylococcus aureus)除菌薬として使用した場合に,MRSAを含むブドウ球菌のみに作用し,他の常在菌の発育を阻害せず,効率よく除菌が行えると同時に,常在菌叢の回復ももたらされる.

アトピーとIL-4レセプター

著者: 出原賢治

ページ範囲:P.1563 - P.1566

はじめに
 高血圧,癌,糖尿病といった多くの病気は遺伝因子に環境因子が加わって起こると考えられている.その遺伝要因というのも親や兄弟が罹患していると必ず罹患する,あるいは罹患していないとその危険性は絶対にないというような強いものではなく,近親者に罹患している人がいると自身の罹患の危険性がそうでない人に比べて高くなるという程度の影響力であるととらえられている.つまり,多くの場合“体質”という言葉で説明されているものがこのような疾患における遺伝要因だと考えればよい.しかし,この遺伝要因を“体質”というような曖昧な言葉ではなく,遺伝子レベルで説明することができるようになれば,ある個人における罹患の危険性をある程度予知することが将来可能になるかもしれない.このことは保険加入などで新たな差別を生む危険性も孕んではいるが,危険度の高い個人は環境因子の除去に取り組んで疾患の防止に努めることができたり,その異常となっている遺伝子をターゲットにしたいわゆるゲノム医療ができるようになる可能性も持っている.
 今年の6月にヒトの全遺伝子がほぼ解読されたとマスコミで大きく発表されたが,遺伝子の情報を手に入れたわれわれの次の課題,つまりポストゲノムプロジェクトとして,個人間における遺伝子配列の違い,さらにそれらと疾患との関連性の解明ということが挙げられている.

ヘパリン起因性血小板減少症と抗体の検出

著者: 松尾美也子

ページ範囲:P.1566 - P.1571

■ヘパリン起因性血小板減少症(HIT)とは
 ヘパリンの副作用として出血に次いで屯要なのが本症である.欧米ではheparin-induced thrombocytopeniaの頭文字をとってHITと略されている.ヘパリンに起因する血小板減少症は2型に分類されている(表1).
 I型は非免疫的機序による血小板減少で,自然に回復するため,臨床上問題となることはほとんどない.II型のHITは,ヘパリン依存性抗体による免疫的機序による血小板減少で,血栓が合併するのが特徴である.I型HITがあれば,II型HITに罹患しやすいといったことはない.薬物に起因する血小板減少が発生すれば,出血すると考えるのが常識であるが,HITの場合は血栓で出血はほとんどない.HITによる血栓は,心,脳,四肢,肺などに発生する多様な動静脈血栓と微小循環系に発生するとDIC(Disseminated intravascular coagulation)の症状を示す.

今月の表紙

尿細管上皮

著者: 今井宣子

ページ範囲:P.1514 - P.1514

 症例:特殊救急部,45歳,男性.
 診断:自殺目的で昇汞(塩化第二水銀)を飲んで意識不明となり救急車で来院.

検査じょうほう室 病理:病理標本に見られる不思議な現象

新鮮凍結標本に生じる空胞

著者: 冨永晋 ,   広井禎之

ページ範囲:P.1548 - P.1549

はじめに
 術中迅速診断用の生検検体が病理検査室へ下りてきて,組織を凍らし薄切,皺も入らず上出来の切片が採れました.しかし,ヘマトキシリン・エオジン(HE)染色をして顕微鏡下で観てみると,組織には,いわゆるすだれ状の隙間が空いて細胞は収縮し,何の臓器を観ているのかわからない.それほどではなくても,組織内に生じた空胞で細胞が端へ押しやられ,本来の形態と違って見えた.あるいは,細胞質や核内に空胞が生じ封入体様に見られたといった経験をお持ちの方もいらっしゃると思います.
 新鮮凍結標本は,術中の迅速診断などに不可欠な手法です.そして,われわれは診断に必要な所見を十分に読み取れる良好な標本をその短い時間内で作製しなければなりません.しかしながら,新鮮凍結標本は,組織凍結によって細胞内に空胞ができやすく,組織凍結の良否が標本の出来を左右します.本稿では新鮮凍結標本作製時に生じる細胞内の空胞について,その発生原因と良好な新鮮凍結切片作製技術について解説します.

生理:心電図検査のスキルアップ

圧縮心電図の活用

著者: 土居忠文

ページ範囲:P.1550 - P.1551

はじめに
 心電図検査は簡便な検査であるが,ただ付け間違いやアーチファクトのないきれいな波形を記録すればよいというものではない.検者が検査時に的確な判断をし,状況に応じた検査をすることで,より診断の助けとなる情報を提供することができる.そのような事柄について幾つか心電図検査のスキルアップとして取り上げてみたい.
 心電図検査は,不整脈では多少長めに記録するが,通常短時間の記録(約30秒間)で終わってしまう.不整脈の診断目的で心電図検査を行うとき,通常の記録では不整脈をとらえきれないことがある.そんなとき,通常の記録を行ったのちに,圧縮心電図を記録(約3分間)すると有用なことがある.今回はルーチン検査における圧縮心電図検査の活用について述べる.

けんさ質問箱

Q 各種肝炎マーカー自動測定機器の種類と問題点

著者: 内藤勝人 ,   K.I.

ページ範囲:P.1552 - P.1554

 HBs抗原やHCV抗体などの各種肝炎マーカーを自動測定機器で測定する施設が増えてきましたが,どのような種類があり,また自動測定機器で測定する場合にどのような問題が生じる可能性があるのかご教示ください.

Q 視覚誘発電位での刺激の種類による波形の違い

著者: 李梅 ,   黒岩義之 ,   M.H.

ページ範囲:P.1555 - P.1559

 視覚誘発電位(VEP)の検査では刺激の種類がフラッシュ,パターン,図形などといろいろありますが,それぞれの刺激で得られる波形の違いについて詳しくご教示ください.

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「検査と技術」第28巻 総目次

ページ範囲:P. - P.

基本情報

検査と技術

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN 1882-1375

印刷版ISSN 0301-2611

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