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雑誌目次

雑誌文献

検査と技術30巻8号

2002年08月発行

雑誌目次

病気のはなし

甲状腺ペルオキシダーゼ異常によるクレチン症

著者: 小谷富男

ページ範囲:P.714 - P.721

新しい知見
 甲状腺ペルオキシダーゼ(thyroid pero×idase;TPO)は甲状腺ホルモン生合成において中心となる酵素で,遺伝性の酵素活性異常および蛋白質の局在異常はヨードの有機化障害を引き起こし,先天性甲状腺機能低下症,クレチン症の病因の1つとなる.TPO遺伝子異常パターンの報告もこの4月で,世界中で30種類になったが,異常パターンの民族差,日本人での特異的異常を指摘するには時機尚早である.われわれも「TPO遺伝子異常と病態」をテーマに日本人におけるTPO遺伝子異常の実態把握に乗り出したが,現在までに5家系7症例を同定したに過ぎない.しかし,その1例1例がTPO蛋白質の構造と病気という観点からみると驚きの連続であったので,そのあたりを中心に述べてみたい.

技術講座 病理

病理学での画像撮影技術—肉眼所見撮影を中心に—写真からデジタルイメージへ

著者: 武市光司

ページ範囲:P.723 - P.730

新しい知見
 従来は「画像情報の撮影」といえば銀塩写真(通常の写真)を指したが,現在ではそれを上まわる量のデジタルイメージ(電子画像)がさまざまな場面で利用されている.記録技術の進歩・変化とともに撮影(画像情報記録)の方法も大きく変わりつつある.しかし,ワープロなど文字情報の記録と異なり,画像情報の撮影には記録媒体が銀塩からデジタルデータに変わっても,技術的な面で共通して守るべき基本的な知識・技術がある.本稿では肉眼所見(いわゆるマクロ)撮影技術を話題の中心にして具体的な技術・工夫などについて解説する.

生理

経胸壁エコー法による冠動脈描出法

著者: 水上尚子

ページ範囲:P.731 - P.737

新しい知見
 心エコー図法による冠動脈描出といえば,従来小児領域において川崎病の冠動脈瘤の描出や経食道エコー法による左冠動脈主幹部の形態観察が主であり,虚血性心疾患に関しては十分な情報が得られず,血管造影などの侵襲的な検査に頼るしかないのが現状であった.ところが近年超音波機器のデジタル化により格段に画像が向上した結果,高周波探触子を用い,経胸壁から左冠動脈近位部だけでなく中間部や遠位部の血流シグナルも描出できるようになった.このことにより冠動脈狭窄部位の直接描出や冠動脈バイパス術後の吻合部の評価,冠予備能の計測など,虚血性心疾患に対し多方向からの病態解析が経胸壁心エコー法で検討されている.

生化学

血中エンドトキシン高感度測定法

著者: 石原美弥子 ,   三原利仁 ,   田中由美子 ,   藪崎治代 ,   飛田規

ページ範囲:P.739 - P.743

新しい知見
 従来の測定法では検出できなかった低レベルのエンドトキシンが高感度法を用いることにより測定可能となった.この方法により血液培養では検出できなかったグラム陰性菌の補助診断が可能となり,臨床診断の向上に寄与するのみならず,さまざまなグラム陰性菌感染症の病態解明への活用が期待できる.

オピニオン

これからの臨床検査技師

著者: 永江学

ページ範囲:P.722 - P.722

 数年来の,経済不況は医療現場でも環境の変化を呼んでいる.特に検体系部門ではそれが顕著であり,大学病院をはじめとして検査部内で外注,ブランチラボ,FMS導入が進められている現状をみたとき,臨床検査の院内での重要性よりも,経済性優先となってきていることがわかる.法整備の不十分さもあるが,臨床検査の院内での重要性を,強く押し進め広めていかなかったことも一因であるように思われる.ひとつには機器の開発普及により,人間が行うより正確にしかも多くの検体を処理できるようになれば当然人間は機械に使われるようになってしまうし,経済性を考えた場合には当然そのようになるであろう.もしこのことに甘んじていれば,いずれ無資格者でもよいのではないかとなってしまう気がする.そのためには,専門職としての研鑽はもちろんのこと,臨床医(依頼医師)に対して積極的にアプローチして,患者情報を得,臨床検査学の立場から,患者さんについて臨床医と意見交換ができるだけの実力を付けていれば,専門職として認められるだけではなく,院内での検査の重要性も理解してもらえるのではないかと考える.
 一方,生理検査は医師との共同作業がなければ検査を行えないので,自然に医師との交流が行える環境にある.しかし,そこで仕事のみを考えていると,計測機器の一部として働いていることになってしまう.

けんさアラカルト

ミャンマー国・ハンセン病対策基礎保健サービス改善プロジェクト—その2

著者: 鈴木慶治

ページ範囲:P.738 - P.738

ミャンマーの検査
 ミャンマーの検査技師にはランクがあり,行う検査の範囲も各ランクにより異なる.マラリア,フィラリア,血沈,血液型,交差試験,血液像,ヘモグロビン検査などのタイプCという限られた検査項目のできる検査技師から,グレードⅠ,Ⅱ,そしてメディカルテクノロジストまでである.
 細胞診は病理の医師が行っている.技師学校では試薬,器具類が不足し,検査実習をするのも困難な様子である.見学した病院では,必要最低限の検査器具,試薬類さえも不足していた.月に数件,チール-ニールセン(Ziehl-Neelsen)染色による皮膚塗抹標本のライ菌検査のみが行われているマンダレイの特殊皮膚科外来病院では,新品のスライドグラスの封を開けると表面に真っ白な粉が吹き出していて,そのままでは使用できない状態であった.

ラボクイズ

問題:微生物検査【4】

ページ範囲:P.744 - P.744

7月号の解答と解説

ページ範囲:P.745 - P.745

見開き講座 分子細胞遺伝学への道しるべ・20

染色体12 隣接遺伝子症候群

著者: 田村高志

ページ範囲:P.746 - P.747

隣接遺伝子症候群
 隣接遺伝子症候群(contiguous gene syndrome)は,染色体の微細な欠失あるいは重複によって隣接して存在する互いに機能的に無関係な複数の遺伝子が同時に障害されて起こる疾患である.これらの疾患は微細欠失・重複症候群とも呼ばれ,1つの遺伝子に変異が起こって発症する単一遺伝子病と染色体異常症との中間的な存在である.また,隣接遺伝子症候群は,異常顔貌,多発奇形,成長障害,精神発達遅滞など多岐にわたる症状がみられるが,欠失した染色体領域の微細な違いから患者間の症状に微妙な差がみられる.
 構造異常が微細な欠失あるいは重複のため,従来の染色体解析法では検出が困難であった.しかし,分子生物学的技術でクローニングされた遺伝子をプローブとして用いたFISH解析により染色体の欠失をDNAレベルで検出が可能になった.

絵で見る免疫学 基礎編・32

補体(3)

著者: 高木淳 ,   玉井一

ページ範囲:P.748 - P.749

小さい補体断片は炎症反応を誘導する
 補体は前躯体蛋白質(C4,C2,C3,C5)から大きい断片と小さい断片との2つの断片が生じる.大きい断片については先に述べた.小さい断片C3a,C4a,C5aは血中で炎症反応の伝達物質を分泌して急性の全身性炎症反応を惹起するので,アナフィラトキシンとも呼ばれる.すべての骨髄系細胞はC3a,C4a,C5aのそれぞれに対するレセプターC3aR,C4aR,C5aRを持っている.
 3種類の小さい断片の中で,C5aの作用が最も強く安定性がある.C5aがC5aRに結合すると骨髄系細胞は脱顆粒が誘導される.脱顆粒とは,細胞から細胞質顆粒が消失すること,すなわち顆粒が放出されることである.またC5aがC5aRに結合すると不活性化されるので,これがC5aの生物活性を制御する機構でもある.C5aによって活性化されたマスト細胞はIgEによって刺激されるのと同様に脱顆粒を起こし,ヒスタミン,ロイコトリエンやプロスタグランジンを分泌する(本誌29巻11号).また好中球はリソソームをマクロファージはIL-1,-6を放出する.これらは炎症性伝達物質といわれ,感染局所に食細胞を動員し,また局所の平滑筋の収縮や血管の透過性を亢進し,血管から炎症局所へ組織液,蛋白,細胞成分を導入する.また,活性化した好中球やマクロファージは血管壁への接着が亢進し血管外へと走化し,炎症局所に食細胞が浸潤する.

検査データを考える

高齢者の貧血—高齢者の骨髄異形成症候群をめぐって

著者: 大田雅嗣

ページ範囲:P.759 - P.764

はじめに
 高齢者における貧血は,日常診療上しばしば遭遇するが,頻度的には鉄欠乏性貧血,二次性貧血が多く,原疾患に対する適切な診断と治療が重要である.本稿では近年増加傾向を示している骨髄異形成症候群について症例を呈示し概説する.

Laboratory Practice 血液 骨髄塗抹標本の見かた 異常細胞の見かた・5 2系統以上の細胞の異常

1.数の異常 増加(1)

著者: 清水長子

ページ範囲:P.752 - P.754

形態学的所見(図1,2)
 図1の骨髄像は,過形成を呈しており巨核球も多数見られる.M/E比は著しく高値を示した.巨核球の著しい形態異常はないが正常のものと比べやや小型である.中拡大にすると各種成熟段階の顆粒球系細胞があり好酸球,好塩基球なども認められる(図2).リンパ球,赤芽球系の細胞の減少がみられる.

病理 細胞像からここまでわかる

乳腺(2) 浸潤性乳管癌:充実腺管癌

著者: 都竹正文 ,   秋山太

ページ範囲:P.755 - P.757

漫潤性乳管癌:充実腺管癌
 乳癌取扱い規約(改定第14版,2000年9月)では,乳腺腫瘍の組織学的分類(表,7月号参照)では,Ⅰ.上皮性腫瘍はA.良性腫瘍,B.悪性腫瘍に分類され,さらにⅡ.結合織性および上皮性混合腫瘍,Ⅲ.非上皮性腫瘍,Ⅳ.分類不能腫瘍,Ⅴ.乳腺症,Ⅵ.腫瘍様病変に分類されている.悪性腫瘍は1.非浸潤癌,2.浸潤癌,3.ページェット(Paget)病に分類されている.1.非浸潤癌はa.非浸潤性乳管癌とb.非浸潤性小葉癌に細分類されている.2.浸潤癌はa.浸潤性乳管癌とb.特殊型に分類され,浸潤性乳管癌は,さらにa1.乳頭腺管癌,a2.充実腺管癌,a3.硬癌に亜分類されている.b.特殊型はb1.粘液癌,b2.髄様癌,b3.浸潤性小葉癌,b4.腺様嚢胞癌,b5.扁平上皮癌,b6.紡錘細胞癌,b7.アポクリン癌,b8.骨・軟骨化生を伴う癌,b9.管状癌,b10.分泌癌,b11.その他に亜分類されている.悪性腫瘍のうち,非浸潤癌,浸潤癌の発生頻度は非浸潤癌約10%,浸潤癌90%の割合である.浸潤癌のうち,浸潤性乳管癌の発生頻度は乳癌全体の約80%で,乳頭腺管癌約20%,充実腺管癌約20%,硬癌約40%で1:1:2の関係である.特殊型は乳癌全体の約10%で,粘液癌約4%,浸潤性小葉癌約4%,その他全部合わせて約2%と極めて少数である.
 今回は乳腺の悪性腫瘍のうちで硬癌に次ぎ頻度の高い充実腺管癌を取り上げ解説する.

二級臨床病理技術士実技試験のポイント

血液学

著者: 土屋達行

ページ範囲:P.774 - P.776

はじめに
 二級臨床病理技術士資格認定試験実技試験(二級試験)の基本的な合格基準は,日常の検査が,検査器具の使用法,試薬の選択,そして実施時間に至るまで,誤りなく正確にしかも手順よく実施できることである.そのため血液学領域の二級試験の課題は,血液形態検査,血液凝固(止血血栓)検査,血液一般(血算)検査,塗抹染色検査のそれぞれについて,日常検査で実施されている項目のいくつか,実際に検査を実施してもらい,その技術と鑑別力,そして結果を評価し検査機器をどのように較正するかなどの能力が総合的に評価される.
 それぞれの分野について,ある年度の問題の一例と評価の概略について述べる.

トピックス

尿中ATP—新しい尿細管機能マーカー

著者: 中島基雄 ,   矢内充 ,   金子一成 ,   青柳一正

ページ範囲:P.787 - P.789

■ATPとは
 ATP(adenosine triphosphate,アデノシン三リン酸)は分子量507の高エネルギーリン酸化合物で生体内における最も重要なエネルギー供給物質である.このATPは主に細胞内のミトコンドリア中で活発に行われている解糖系と好気的リン酸化とを経て1分子のグルコースから36分子供給される.ATPはいろいろなエネルギーを必要とする生体反応のほかに,各種蛋白質などのリン酸化にも使われる.腎臓特に尿細管において糸球体でろ過された有用物質を再吸収する機構に必要エネルギーを供給する.また生体内のナトリウム-カリウムバランスを調整するNa/KATPaseの基質としても重要である.

心筋梗塞の新ガイドライン—臨床検査について

著者: 立花栄三 ,   上松瀬勝男

ページ範囲:P.789 - P.791

■心筋梗塞の新ガイドライン
 欧米ではEBM(evidenced based medicine:証拠に基づく医療)を基本にガイドラインを作成し,心筋梗塞症の診断・治療の指針としている.しかしながら,わが国では欧米のガイドラインを参考にすることはあったものの,わが国独自のガイドラインは作成されていなかった.こうした背景を基礎にわが国でも,年々増加する虚血性心疾患,特に心筋梗塞に対する診断・治療の質の向上と万人に公平な医療を提供するうえで必要不可欠のガイドラインの作成が望まれた.そこで今回厚生省医療技術評価総合研究事業の一環として,結成された専門家による研究班により,欧米の既存するガイドラインを軸に,わが国の地域性や医療システムを考慮した独自の心筋梗塞の新ガイドラインが作成された.
 これらガイドラインには項目ごとに診断・治療指針のクラス分けがクラスⅠ〜Ⅲまでなされている1)(表1).こうしたガイドラインは,あくまで現在の医療水準からの作成であり,今後もその内容は見直され,変化していくものである.

尿中バイオピリン

著者: 原克子 ,   高橋伯夫

ページ範囲:P.791 - P.794

■ビリルビンの抗酸化作用
 生体への酸化ストレスに対する防御機構としてビタミンEやC,グルタチオン,尿酸など活性酸素を消去する内因性抗酸化作用物質の存在が明らかにされている.ヘムの代謝産物であるビリルビンは,黄疸の起因物質で生体にとって悪影響を及ぼす有害無益な物質と長い間考えられていた.
 ヘムからビリルビンへの中間代謝産物であるビリベルジンは,水溶性で細胞毒性もなく,鳥類ではそのまま排出されるが,ヒト(哺乳類)では酵素反応によってなぜわざわざ脂溶性のビリルビンに代謝されるのかは,謎であった.しかし,1987年にStockerら1)が生理的な濃度である10μmol/lのビリルビンは,α-トコフェロールをしのぐ抗酸化作用を示し,ビリルビン自体が酸化されてビリベルジンおよびその他の酸化生成物質に変化すると報告して以来,ビリルビンは活性酸素を消去して生体を防御していると考えられるようになった.そして,1988年に山口ら2,3)により開発された抗ビリルビン単クローン抗体24G7を用いた酵素抗体(ELISA)法で,外科開腹手術患者群の尿中にジアゾ反応陰性で,24G7に反応するビリルビン類縁物質が増加していることが見いだされた2).これらは,ビリルビンとは異なる物質であり,ビリルビンの酸化生成物質(substance X)と考え,これらをバイオピリン4〜6)と称した(図1).

検査じょうほう室 一般:一般検査のミステリー

尿沈渣中2,8-DHA結晶が診断のきっかけとなった例

著者: 松木寮子

ページ範囲:P.765 - P.767

はじめに
 術前スクリーニング検査の尿沈渣で2,8-ジヒドロキシアデニン(2,8-dihydroxyadenine;2,8-DHA)結晶が偶然見つかり,常染色体劣性遺伝による先天性代謝異常疾患であるアデニンリン酸リボース変換酵素(adenine phosphoribosyl-transferase;APRT)欠損症と診断できた症例と,尿沈渣で2,8-DHA結晶を積極的に見つける意義について述べてみたい.

輸血 血球検査あれこれ

肩のこらないHLA(6)最終回

著者: 荒木延夫 ,   皆森久美子 ,   秋田真哉

ページ範囲:P.768 - P.770

プロローグ
 ――とある病院の血液内科医からのHLA型についての相談.「血縁者間骨髄移植を行う予定だが,患者さん本人と弟さんのHLA型は表現上,一致している.しかし,Family Study(家系調査)の結果,患者さんと弟さんとは,違うHLAハプロタイプを持っているようだ.遺伝子レベルでのHLA型の違う可能性は?」とのこと.対応した担当者は,Family StudyのHLAデータを見ながら“この症例は厄介だぞ……”とつぶやきながら,アドバイスをし始めました.──

血液:知っていれば見落とさない

凝固検査における体温補正の必要性(その2)

著者: 福田篤久 ,   石田浩美 ,   久保田芽里 ,   小島義忠

ページ範囲:P.771 - P.773

プロローグ
 最初に前回のおさらいを少ししておこう.
 脳低体温療法中の凝固機能異常すなわち凝固時間延長の主な原因が血小板数の減少よりも凝固因子の本体である酵素の活性低下に依存し,しかもその酵素の活性低下に関与するものはおおむね温度であろうことを述べた.そこで今回は,患者体温・測定温度(通常は37℃付近)・凝固時間の関係から疑問を紐解くことにする.

検査センター悲話・秘話・疲話

第5話 検査に適さない検体—血液以外の検体

著者: ラボ検査研究会

ページ範囲:P.777 - P.777

 検査センターが受け付ける検体の中には,検査に適さない検体があります.第4話の血液検体に引き続き,血液以外の検体について,どのようなものが検査に適さないのかをまとめてみました.

けんさ質問箱

Q 病院検査部(室)の収支把握

著者: 近清裕一 ,  

ページ範囲:P.778 - P.785

 病院経営は大変厳しくなっています.病院内検査室の収支を把握するにはどうすればよいでしょうか.具体的な方法を教えてください.また,例えば,そのために使えるコンピュータソフトがあれば教えてください.

Q 病理標本の褪色原理とその保存法およびパラフィンブロックの保存法

著者: 荒井政和 ,  

ページ範囲:P.785 - P.786

 病理標本やスライド,ブロックはたまる一方で病理室ではなく,外部の倉庫に保管していますが空調がない所なので,標本などの保存状況が心配です.何処に,どのように保存すべきでしょうか,よい方法があれば教えてください.

今月の表紙

末梢神経伝導速度

著者: 滝澤信彦 ,   松浦ルミ

ページ範囲:P.794 - P.794

【症例】49歳,男性
 【起始・経過】
 32歳頃肝機能障害と高血糖を検診で指摘され食事療法と内服治療開始されたが,食事療法は極めて不良.45歳眼底出血.今回足の感覚異常を訴え,また血糖コントロール目的で入院となる.

基本情報

検査と技術

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN 1882-1375

印刷版ISSN 0301-2611

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