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雑誌目次

雑誌文献

検査と技術42巻4号

2014年04月発行

雑誌目次

病気のはなし

シェーグレン症候群

著者: 田中真生 ,   梅原久範

ページ範囲:P.296 - P.300

Point

●シェーグレン(Sjoegren)症候群は,唾液腺・涙腺などの外分泌腺の自己免疫的な慢性炎症を主病変とする疾患である.

●女性に多い疾患で50歳代が最も多いが,子どもから80歳の老人まで発症することもある.

●主な症状は,口腔乾燥(ドライマウス)と眼球乾燥(ドライアイ)などの腺症状であるが,腺外症状を随伴することや,関節リウマチなど他の膠原病を合併することもある.

●予後は一般的によいが,腺外病変や合併する膠原病の経過で左右される.

技術講座 微生物

表現型に基づくメタロ-β-ラクタマーゼの検出法の実際

著者: 石井良和

ページ範囲:P.301 - P.307

Point

●メタロ-β-ラクタマーゼ(MBL)の活性を示すためには亜鉛イオンが必要である.

●表現型による確認にはキレート剤が併用される.

●全てのMBL産生株がカルバペネム系抗菌薬に耐性を示すわけではない.

●新規酵素遺伝子をPCR法で検出することは困難である.

病理

DISH(dual color in situ hybridization)法の実際

著者: 黒住昌史

ページ範囲:P.308 - P.313

Point

●光学顕微鏡でHER2遺伝子の増幅を検索する方法としてDISH法が開発された.

●DISH法では,HER2遺伝子は黒色,Chr17は赤色のシグナルとして描出される.

●ASCO/CAP2013年の基準では,HER2とChr17のシグナル比が2.0以上もしくは2.0未満で,シグナル数が6.0以上の場合に陽性と判定する.

●HER2遺伝子の増幅のある乳癌は種々のHER2標的治療の対象になる.

輸血 ABO血液型の亜型検査・2

ABO血液型の亜型検査における血液型抗原(血球側)検査

著者: 矢部隆一

ページ範囲:P.314 - P.323

Point

●ABO血液型の亜型検査は,抗Aや抗B抗体との反応の強さ(抗原量の違い)を指標の1つにしている.反応の強さを見極めて,常に一定の判定ができるための試験管法などの条件と,その手技について説明する.

●オモテ検査では凝集が確認できない程度の抗原量を証明する吸着解離法や,同じに見える部分凝集現象を分類するフローサイトメトリー(FCM)についても解説する.

トピックス

中東呼吸器症候群(MERS)

著者: 福士秀悦 ,   西條政幸

ページ範囲:P.288 - P.291

はじめに

 中東呼吸器症候群(middle east respiratory syndrome,MERS)は2012年にサウジアラビアで最初に報告された,MERSコロナウイルス(middle east respiratory syndrome-coronavirus,MERS-CoV)による重症の呼吸器疾患である1)

 最初の報告後の数カ月間は,MERS患者発生の報告はわずかであった.しかし,2013年4月以降,集団感染事例が発生するなど相次いでMERS患者が報告され,患者数は増加傾向にある(図1).2014年1月までに計178人のMERS患者が報告され,75人が死亡(致死率42%)している2).全てアラビア半島の6カ国(サウジアラビア,カタール,ヨルダン,アラブ首長国連邦,クウェート,オマーン)在住,あるいはこれらの地域に渡航した者,および,その接触者と関連があった.ウイルスの感染経路は十分に把握されていないが,なかにはヒトとヒトとの接触による感染事例も報告されている.イギリス,ドイツ,フランス,チュニジア,イタリアでは輸入症例が報告されている.

 日本国内で患者発生は報告されていないが,中東への渡航者が帰国後にMERSを発症する可能性もある.このため,MERS感染事例や疫学情報に基づいたリスクアセスメントおよび,MERS-CoV感染の有無を早期に検査する体制の整備が重要である.本稿では,これまでに明らかになっているMERSの特徴と,わが国で整備されている実験室診断法について概説する.

コリスチンの抗エンドトキシン作用

著者: 南條友央太

ページ範囲:P.292 - P.294

はじめに

 リポポリサッカライド(lipopolysaccharide,LPS)は,エンドトキシンショックの原因となるグラム陰性菌の細胞壁を構成する糖脂質である.近年,ポリミキシンのエンドトキシン吸着および不活化作用を応用し,エンドトキシン敗血症に対してポリミキシンB固定層化カラムを使用した血液灌流療法が行われている.実臨床では使用されていないが,同じポリミキシンに属しているコリスチン(ポリミキシンE)も同様にエンドトキシン吸着作用が証明されている.

 本稿では,近年,多剤耐性グラム陰性菌の治療薬としてチゲサイクリンとともに,その有用性が注目されているコリスチンと,その抗エンドトキシン吸着作用について述べる.

過去問deセルフチェック!

問題 急性相反応物質:炎症マーカー

ページ範囲:P.295 - P.295

過去の臨床検査技師国家試験にチャレンジして,知識をブラッシュアップしましょう.以下の問題にチャレンジしていただいたあと,別ページの解説と解答をお読みください.

解答と解説

ページ範囲:P.378 - P.378

 CRP(C-reactive protein)は,肺炎球菌のC多糖体と結合する血漿蛋白で,炎症急性期に増加する急性相反応物質の1つである.炎症刺激で活性化されたマクロファージや網状内皮系細胞からサイトカインが産生され,肝臓での分泌を促進する.基準値は測定法によって異なるが,免疫比濁法で0.3mg/dL,高感度測定法では0.1~0.04mg/dL程度である.CRPは発症後6時間程度で増加しはじめ,回復後は速やかに正常化する.赤沈とよく相関するが,CRPのほうが早く増加し,正常化も早い.冠動脈疾患のリスクが高い患者では高感度測定法でCRPの低濃度域をモニターすることで発症を予知できる.これらの知識で問題1・2の解答がでてくる.

 急性相反応物質については,CRP以外にも,炎症で増加あるいは減少する血漿蛋白を考える問題も出題される(問題3・4).

連載 小児の臨床検査・1【新連載】

本連載の開始にあたって

著者: 河合忠

ページ範囲:P.324 - P.328

はじめに

 本連載のタイトルは「小児の臨床検査」であるが,まず,臨床検査の対象となる“小児”について正しい理解をしておく必要がある.一般的には,“こども”“子供”などと同義語に用いられることが多いが,母子保健法,児童福祉法,学校保健法で用いられている年齢別区分による分類をまとめると,表1のとおりである.

 一般的に,医療機関の小児科診療の対象となるのは乳幼児,児童であるが,国立成育医療研究センターなどのような高度医療機関では,妊婦・胎児医療,周産期医療(新生児を含む),小児医療,思春期医療などと区分していることがある.本稿では,特に言及しない限り,乳幼児,児童を含む小児について述べる.

 小児の診療において,臨床検査に関連して特に問題となるのは,患児への対面,検体採取,および年齢別基準値の設定である.測定法は原則として成人とほぼ同じであり,可能な限り,微量の検体による測定操作法や(無)微侵襲の測定法を採用するが,小児に特有な検査結果の判定が求められる場合もある.それらについての詳細は,本連載の今後の各回を参照されたい.

今月の表紙

甲状腺乳頭癌のリンパ節転移

著者: 廣川満良 ,   樋口観世子 ,   鳥本多恵子

ページ範囲:P.329 - P.329

【症例の概要】

 40歳代,女性.5年半前,甲状腺乳頭癌にて甲状腺全摘・頸部リンパ節郭清を受けた既往がある.超音波検査にて,右鎖骨上窩のⅥリンパ節が23×13×21mm大に腫大していた.リンパ節の形状は整で,内部には無エコー領域が多発性に存在し,ドプラにて血流シグナルがみられないことから,多発性嚢胞と考えられた.嚢胞間の充実部には血流シグナルがわずかに観察された.細胞診では,褐色調の液状検体が採取され,甲状腺乳頭癌の転移と診断された.穿刺針洗浄液のサイログロブリン値は1,000ng/mL以上であった.一方,血清サイログロブリン値は3.6ng/mLであった.

疾患と検査値の推移

慢性骨髄性白血病―遺伝子で追う

著者: 佐藤優実子

ページ範囲:P.330 - P.335

Point

●慢性骨髄性白血病(CML)では,染色体転座t(9;22)(q34;q11)に由来するフィラデルフィア(Ph)染色体が認められ,これによってBCR-ABL1キメラ遺伝子(BCR-ABL1 mRNA)が形成される.

●CMLの治療薬として,BCR-ABL1キメラ蛋白を標的とするチロシンキナーゼ阻害剤(TKI)が用いられる.

●real-time PCR法によるBCR-ABL1 mRNA定量検査はTKIの効果判定に有用である.

●TKIが効かない症例では,TKI不応の原因となるABL1遺伝子変異の検査結果に基づいて治療方針を検討する.

基礎から学ぼう一般検査・4

尿沈渣検査(上皮細胞)

著者: 田中雅美

ページ範囲:P.336 - P.344

はじめに

 尿沈渣において,形態的に類似する良性細胞の分類や,異型細胞に類似する良性細胞の判定に苦慮することがある.このような状況を回避するためには,どうしたらよいのだろうか.それは,①上皮細胞の機能と形態,②上皮細胞の出現する臨床的意義,③異型細胞と異型細胞類似細胞の鑑別,の3項目について理解を深めることである.つまり,上皮細胞の機能・基本形態,そして,その細胞が出現する臨床的意義を学ぶことで類似細胞の比較・鑑別が容易になり,細胞分類や良悪の判定,組織型の推定が可能になるのである.

ワンポイントアドバイス 輸血検査での付加価値報告書の有用性・2

ABO血液型検査で特殊な血液型を検出した場合の臨床への報告

著者: 大河内直子 ,   曽根伸治

ページ範囲:P.345 - P.347

はじめに

 ABO血液型検査では,時にLandsteinerの法則に合わない血液型に遭遇することがある.その原因には,赤血球側に起因するものと,血清側に起因するものがある.本稿では,おもて・うら試験が不一致となり,精査が必要であった症例について,結果を受け取る臨床医の立場から,どのような解説を加えると有用な報告書になるかということを,当院の例を紹介しながら述べる.

ラボクイズ

病理検査

著者: 田口勝二

ページ範囲:P.348 - P.348

3月号の解答と解説

著者: 西川徹

ページ範囲:P.349 - P.349

オピニオン

次世代の臨床検査技師教育に期待する

著者: 三村邦裕

ページ範囲:P.350 - P.351

はじめに

 臨床検査技師教育は,1958年から開始された衛生検査技師教育から数えると今年で56年目を迎える1).当初は2年制の専門学校から始まった本教育は,今では大学50校,短期大学5校,専門学校24校,合計79校となり,大学が63%を占めるようになった.この変化に伴って教育内容も大きく変化し,充実したものとなっている.今までの教育は,精密度,真度のある検査結果を迅速に臨床側に報告するためには,どのような技術が必要なのか,そして,いかに知識を高めるかという技術教育が中心に行われてきた.すなわち,過去の知識や技術を記憶するだけの想起型の教育であった.

 しかし,それは,近年の工学やIT技術などの急速な発展によって検査の自動化が進み,臨床検査技師の神業的技術は必要ではなくなった.それに替わって,観察力や洞察力,そして分析力などの科学する力が必要となり,検査した結果が適切なのか,それが示す意義は何かを考えることができる豊かな学識が求められるようになった.それに加え,臨床側に,あるいは患者にコンサルテーションできる力も必要となってきている.

Q&A 読者質問箱

バンコマイシンのMICが2μg/mLのMRSAが分離された場合に注意すべきことは何ですか?

著者: 浜田幸宏 ,   山岸由佳 ,   平井潤 ,   三鴨廣繁

ページ範囲:P.352 - P.353

Q バンコマイシンのMICが2μg/mLのMRSAが分離された場合に注意すべきことは何ですか?

A 近年,メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(methicillin-resistant Staphylococcus aureus,MRSA)に対するバンコマイシン(vancomycin hydrochloride,VCM)の感受性が低下していることが問題になっています.

臨床医からの質問に答える

免疫化学的HIT抗体検査の意義を教えてください

著者: 小宮山豊 ,   吉賀正亨

ページ範囲:P.354 - P.358

背景

 ヘパリン起因性血小板減少症(heparin-induced thrombocytopenia,HIT)は,臨床医が抗凝固の目的で処方したヘパリンが原因で,逆の血栓傾向(向凝固)が起こって血小板数減少や血栓症が顕在化する疾患である.放置すれば重症化する医原病であり,訴訟の原因ともなる.

 免疫化学的HIT抗体検査を実施する施設は少ないが,2012年秋に保険適用となり,外注検査として利用が増えたので,検査部の技師にも,その概略を知っておいていただきたい.

臨床検査のピットフォール

D-マンノース入り血糖採血管の,血糖およびHbA1cの測定に与える影響とピットフォール

著者: 白井秀明

ページ範囲:P.360 - P.364

はじめに

 血糖(D-グルコース)濃度を測定する場合,全血で放置すると解糖系が作用し血糖値は減少する.解糖を阻止するためには,速やかに遠心分離をして血漿の状態にするか,解糖阻止剤または冷却して解糖作用を停止させる方法がとられている.解糖阻止剤はフッ化ナトリウム(sodium fluoride,NaF),クエン酸,モノヨード酢酸およびD-マンノースなどが用いられているが,いずれの解糖阻止剤を使用しても一長一短がある.

 本稿では,血糖・HbA1c(hemoglobin A1c)測定における採血管の選択と,D-マンノース入り血糖採血管を使用する際の注意点について述べる.

Laboratory Practice 〈免疫〉

自己免疫性溶血性貧血の診断―直接クームス試験の考え方

著者: 亀崎豊実

ページ範囲:P.365 - P.371

はじめに

 自己免疫性溶血性貧血(autoimmune hemolytic anemia,AIHA)は,自己の赤血球に反応する抗体によって赤血球が破壊(溶血)されて生じる貧血である.赤血球に反応する抗体を証明することが診断に重要であり,直接クームス(Coombs)試験が最も一般的な赤血球結合IgG(immunoglobulin G)の証明方法である.

〈微生物〉

メタゲノム解析による次世代型網羅的病原体検出の取り組み

著者: 黒田誠

ページ範囲:P.372 - P.377

はじめに─ゲノム解析とは?1)

 まず,この大きな命題と,その恩恵を知ることから始めたい.近年,研究対象の生物を理解する最も有効な手段としてゲノム解読が挙げられ,その情報基盤のもと,病原性や薬剤耐性について包括的に,かつ俯瞰的に議論されつつある.また,腸内細菌フローラを代表とする“メタゲノム解析”が盛んに研究されている.メタゲノム解析は“あるがまま包括的にゲノム解読・解析する”という点が特徴的である.

 上部・下部消化管には,それぞれ特有の細菌フローラが存在し,個体の食餌(食事)で摂取した栄養物を多様な細菌種が代謝して健全な“便”へ導くと考えられている.例えば,食事・年齢・人種など,異なる要因がどのように腸内フローラに影響を与えるのかの研究が行われている.炎症性腸疾患といった,症状とフローラに接点があるかもしれない病態では,症状の程度と相関する病原体が発見されれば,予防・治療法の決定において恩恵が得られることだろう.

 本稿では,一般的なPCR(polymerase chain reaction),LAMP(loop-mediated isothermal amplification)などを用いた病原体個別の検査同定法ではなく,“患者臨床検体(血清,髄液など)のDNA/RNAをメタゲノム解析して,そこに内在する生物種を包括的に検出・分類する”という新しい着眼点を紹介したい.確立した検査法ではなく,現在,研究開発がなされながら不明症例の解明も行われている.検出した1つの病原体にとらわれず,俯瞰的な情報をもとに総合的な判断が下せる,そのような病原体検査法が主流になる時代がくるかもしれない.

INFORMATION

UBOM(簡易客観的精神指標検査)技術講習会・2014

ページ範囲:P.291 - P.291

 臺 弘先生(元 東大教授,現 坂本医院)の提唱による簡易客観的精神指標検査(Utena’s Brief Objective Measures:UBOM と略称)は,精神活動を情報受容・意思・行動・観念表象という機能の視点から,簡易かつ客観的に評価するための精神生理検査バッテリーです.これは,機能障害の視点を精神科臨床実地に取り入れ,症状評価と脳機能を結びつける役割を担うものです.UBOM は医療・福祉に従事する誰もが実施可能です.

主 催:NPO 法人UBOM 研究会

日 時:2014年8月23日(土),24日(日)

    23 日(土)10:00~17:00

    24 日(日)09:30~14:30

会 場:コラッセふくしま5階研修室

    福島県福島市三河南町1-20

    Tel:024-525-4089

    URL:http://www.corasse.com/

千里ライフサイエンス技術講習会 第60回次世代シークエンサーを用いた遺伝子発現解析の実際

ページ範囲:P.300 - P.300

日 時:2014年5月16日(金)10:00~16:30

場 所:千里ライフセンタービル

    5階501・502・503号会議室

    (地下鉄御堂筋線千里中央駅北口すぐ)

千里ライフサイエンスセミナーF1「マクロファージの多彩な機能と疾患」

ページ範囲:P.328 - P.328

日 時:2014年5月28日(水)10:00~16:10

場 所:千里ライフサイエンスセンタービル

    5階ライフホール

    大阪府豊中市新千里東町1-4-2

    (地下鉄御堂筋線/北大阪急行千里中央下車)

解答

ページ範囲:P.416 - P.416

『臨床検査』4月号のお知らせ

ページ範囲:P.377 - P.377

「ラボクイズ」解答/読者アンケート

ページ範囲:P.417 - P.417

投稿規定

ページ範囲:P.418 - P.419

あとがき・次号予告

著者: 種村正

ページ範囲:P.420 - P.420

あとがき

 4月は新入生や新入職員を迎え,学校や職場が明るく華やぐ時期です.また,何かと変化が起こる時期でもあります.筆者の職場では,長い間,検体検査をリードしてくれた副技師長が,ある大学に准教授として就任することになりました.小さい病院に所属しているにもかかわらず,地道に研究を続けた成果だと思います.臨床で培った知識と技術を活かして,意欲溢れる臨床検査技師の卵達を育ててくれることでしょう.

 さて,本誌は本年から表紙と誌面を徐々にリニューアルしています.まず,強調したいのは,用紙を真っ白なコート紙に変更したことです.これによって超音波画像や病理画像が圧倒的に綺麗になりました.次に,表紙をすっきりとさせ,「病気のはなし」や「技術講座」に“Point”を付けました.また,1ページ当たりの文字数を減らしました.これによって,だいぶ読みやすくなったのではないでしょうか? これからも,内容のリニューアルを随時行っていきます.本誌は,若手や学生向けの情報誌であるという基本に返り,これは知っておいてほしいという内容に注力します.“旬”と“面白さ”もキーワードです.そのために,新たに編集協力委員を設けたり,アンケートをより活用したりして,日常検査に直結するテーマを選んでいきます.これからの展開に期待してください.

基本情報

検査と技術

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN 1882-1375

印刷版ISSN 0301-2611

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