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雑誌目次

雑誌文献

検査と技術49巻12号

2021年12月発行

雑誌目次

病気のはなし

変形性脊椎症,脊柱管狭窄症

著者: 永田向生 ,   大島寧

ページ範囲:P.1298 - P.1303

Point

●高齢者において腰部脊柱管狭窄症の有病率は10%ほどで,有病者はわが国において約600万人と推定されます.

●診断は,身体所見に加えて単純X線検査やCT,MRIを組み合わせて行いますが,高齢者の腰椎MRIで重度の狭窄を有する者は30%近く存在し,そのうち症状を呈さない者も80%います.

●腰部脊柱管狭窄症は自然経過においておおむね1/3は改善,1/3は不変,1/3は増悪します.

技術講座 生化学

生化学検査における精度保証

著者: 汐谷陽子

ページ範囲:P.1320 - P.1325

Point

●精度保証の目的は,検体の採取〜搬送〜検査〜報告までの総合的な管理を行い,信頼できる検査値を報告することです.

●管理試料は2濃度以上を測定し,その結果管理はx-R管理図などで行い,±2SD幅を越えたら是正処置を行います.

●外部精度管理調査の結果は,測定時の内部精度管理の結果を合わせみて,自施設での管理が適切かの確認が大切です.

●施設の規模や運用に合わせて継続可能な方法で適切な精度管理を目指してください.

一般

穿刺液検査(胸水・腹水)

著者: 保科ひづる

ページ範囲:P.1326 - P.1331

Point

●穿刺や検査は,貯留の原因や治療目的のため,漏出性や滲出性の判断に用います.

●検体の外観を示す色調・混濁・性状の観察は重要で,診断に結び付く所見となります.

●胸水はLightの基準,腹水は血性−腹水アルブミン濃度差(SAAG)が診断に用いられます.

●特発性細菌性腹膜炎(SBP)は,細胞数と好中球が重要になり,腹水の好中球数≧250/mm3が治療に使用されます.

微生物

新型コロナウイルス遺伝子・抗原検査—検体採取から結果報告まで

著者: 上蓑義典

ページ範囲:P.1332 - P.1337

Point

●鼻咽頭拭い液,鼻腔拭い液,唾液検体それぞれで検体特性や採取時の感染リスクが異なる.

●検体取り扱い時は,クロスコンタミネーションと検査者の感染リスクに留意する.

●抗原検査の適応は,対象患者の状態や発症後日数に注意が必要である.

生理 シリーズ 小児領域における超音波検査の活用・2

体表領域

著者: 岡村隆徳

ページ範囲:P.1338 - P.1343

Point

●甲状腺の検査としては,超音波検査(US)による甲状腺の大きさや形態の評価と,採血データによる甲状腺機能の評価が重要である.

●甲状舌管囊胞は頸部正中に存在する甲状舌管の経路に位置している.

●頸部の腫脹や疼痛を訴える場合はリンパ節炎を念頭に置き,リンパ節と周囲組織の観察を行う.

●皮膚・皮下腫瘤を疑う場合は,病変の局在と内部性状や血流の有無の把握が重要である.

トピックス

新型コロナウイルスと血栓症

著者: 後藤信哉

ページ範囲:P.1304 - P.1307

新型コロナウイルスと血栓症

 中国・武漢から世界に広がった新型コロナウイルス感染症は,当初肺炎として注目された.しかし,肺炎治療中の武漢にて治療中の静脈血栓症の発症リスクが著しく高いことが報告され1),血栓症のリスクを増加させる疾患として認識されるようになった.

 もともと,重症肺炎にて集中治療室(intensive care unit:ICU)の治療を受ける症例では静脈血栓リスクが高いことが認識されていた2).日本の現状とは異なるが,日本以外の世界で入院時から低分子ヘパリンによる血栓予防が全例に施行されている.低分子ヘパリン施行にもかかわらず静脈血栓イベントが多いことが新型コロナウイルス感染の特性と理解されるようになった.症例を蓄積すると,静脈血栓に加えて心筋梗塞,脳梗塞などの動脈血栓も多いことがわかった3).さらに,臨床検査を詳しく行うとD-dimerの上昇に代表される血栓指標は多くの症例で上昇していた4).直径数mmの動脈,静脈を閉塞する血栓は新型コロナウイルス感染の一部に起こるが,血栓症と認識されない微小血栓は感染者のほぼ全員に起こる.新型コロナウイルス感染は肺炎として認識されたが,実は微小血栓を含めれば血栓症と理解すべきである.

AIを活用した血液形態診断

著者: 田部陽子

ページ範囲:P.1308 - P.1310

はじめに

 新型コロナウイルスの未曾有の流行は,大きな社会変化をもたらした.new normal(新常識)が提唱され,テレワークの推進,文書の電子化やクラウド管理など,IoT(internet of things)や人工知能(artificial intelligence:AI)を利用したシステムが急速に広がり,検査の領域では院内遺伝子検査の普及・自動化が進んでいる.高齢患者の増加に伴う医療専門職の不足を補うための新たな情報機器やシステムの導入が喫緊の課題とされてきたが,新型コロナウイルスパンデミックがもたらしたIT(information technology)化の波は,今後,検査領域全般に広がっていくことは明らかである.

 現在,医療分野では医療画像診断がAI実用化の先陣を切っている.このAI技術は,血液検査において長年の課題であった形態学的検査の自動化や標準化を実現する有力な手段になると期待される.

FOCUS

COVID-19感染拡大防止のための検査室の取り組み

著者: 川上剛明

ページ範囲:P.1312 - P.1315

はじめに

 順天堂大学医学部附属順天堂医院(以下,当院)では新型コロナウイルス感染症(coronavirus disease 2019:COVID-19)に対し,当初新型インフルエンザ対応マニュアルに準じた対応を開始したが,すぐにCOVID-19の診療マニュアルと職業感染マニュアルが整備された.2020年4月24日から,「ユニバーサル・マスク・ポリシー」にのっとり,院内の全ての人がマスクを着用することとなった.現在,職員は毎朝の体調確認(体温測定を含む)を行っており,発熱や風邪症状がある場合は,自宅待機のうえで責任者に報告し,安全衛生管理部門に相談することとなっている.

 臨床検査部では,以下の3点に留意してCOVID-19の感染拡大防止に取り組んでいる.

・安全な検査体制の確保

・新型コロナウイルスPCR(polymerase chain reaction)検査の院内実施とキャパシティ確保

・早め,早めの準備と対応

 上記3点は,病院の理解と協力とともに順次実行しながら,病院感染および検査室感染の防止を図り,当院の診療を維持するため努力している.本稿では,その取り組みを紹介する.

臨床検査技師が知っておくべき医療紛争の現状と法的責任

著者: 蒔田覚

ページ範囲:P.1316 - P.1319

はじめに—医療紛争の現状

 医療紛争とは,医療機関・医療従事者と患者やその家族との間の医療に関連した紛争をいう.医療紛争は,診療の過程で,医療事故,合併症・偶発症あるいは副作用(死亡・後遺障害等)が発生した場合に医療過誤か否かを巡る当事者の争いが中心となるが,医療従事者の言動(接遇)に対する患者側からのクレーム,さらにはモンスターペイシェント対応も含まれるなど裾野の広い概念である.そのため医療紛争の現状について正確な把握は困難であるものの,最高裁判所ホームページにて公表されている医療訴訟の推移は現状把握の参考となる1)

 提訴件数は,2004年の1,110件をピークに減少傾向を示し,直近の10年ではおおむね800件程度を推移し,今後も同様に推移するであろうことが予想される(図1)1).直近10年の既済事件における診療科別統計では,最も訴訟件数の多い診療科は内科であり,続いて外科,整形外科,歯科の順となっている.かつて産婦人科が訴訟になりやすいといわれていたが,産科医療補償制度が整備されて以降,減少傾向を示している.一方,歯科領域の訴訟件数が増加傾向を示していることが近年の特徴といえよう.歯科領域は主観的な訴えも多く,高額な賠償とはなりにくいため,費用対効果の面において訴訟での解決になじみにくいと考えられていたが,歯科領域の訴訟件数の増加は,死亡や重度障害などが発生しなくとも訴訟へと発展する可能性を示唆している.

 臨床検査技師の業務には,検体検査における採血や検体採取,生理機能検査など,直接患者の身体に触れるものも少なくない.手術,投薬などの医療行為に比して身体的侵襲は軽微なものが多いとはいえ,採血により複合性局所疼痛症候群(complex regional pain syndrome:CRPS)などの重い疾患が発生することもある.また,歯科領域などの軽微な障害においても訴訟となっている現状に鑑み,決して楽観することはできない.

過去問deセルフチェック!

情報科学

ページ範囲:P.1303 - P.1303

 過去の臨床検査技師国家試験にチャレンジして,知識をブラッシュアップしましょう.以下の問題にチャレンジしていただいたあと,別ページの解答と解説をお読みください.

解答と解説

ページ範囲:P.1344 - P.1344

 ハードディスク(hard disk drive:HDD)は,磁気を用いて情報を記録する記憶装置です.ディスクとドライブは一体化され密閉されているため,記憶メディアを取り出すことはできません.ハードディスクは故障しやすいので,複数のハードディスクを組み合わせて,速度や信頼性の高いディスクとして取り扱えるようにしています.これをRAID(redundant array of inexpensive disk)といいます.RAIDの機能は,ハードウエア(インターフェースボードなど)またはソフトウエア(OS機能の一部など)として実行される場合があります.RAIDは,複数のハードディスクを組み合わせることで,仮想的な1台のハードディスクとして運用され,冗長性を向上させる技術ですが,バックアップとは異なります.その種類や特徴には,RAID 0(ストライピング),RAID 1(ミラーリング),RAID 5(パリティ),RAID 6(複数分散パリティ),RAID 10(1+0),RAID 01(0+1)などがあります.

 ネットワークセキュリティとは,デジタルの情報資産を保護し,安全運用を維持するための防護策のことです.現代社会では,パソコンを携帯しての仕事が多くなり,持ち込んだ場所でケーブルに接続したり,無線LANを利用したりすることが多いため,外部からの攻撃や侵入などを受ける機会も少なくありません.そのため,より高度なセキュリティが求められることになります.よく用いられる方法にNIC(network interface card)のMAC(media access control)アドレスを用いた機器認証や機密性確保のためにID番号とパスワードを組み合わせた入力方法,安全性の確保のために,秘密鍵(secret keyやprivate key),電子署名や公開鍵(public key infrastructure:PKI)が用いられています.また,ハッシュ関数〔MD5(message digest algorithm 5)やSHA-1(secure hash algorithm-1)など〕を用いてメッセージ認証子を作るなどさまざまな方法があります.

疾患と検査値の推移

アトピー性皮膚炎

著者: 常深祐一郎

ページ範囲:P.1345 - P.1351

Point

●アトピー性皮膚炎は,強い瘙痒を伴う湿疹病変を主徴とし,増悪と軽快を繰り返す慢性の炎症性皮膚疾患である.

●アトピー性皮膚炎は多因子疾患であり,遺伝的な皮膚のバリア機能の脆弱性と免疫調節の異常を背景に,種々の環境因子が複合的にかかわって発症し,その病態形成にはさまざまな免疫細胞やTh2サイトカインを中心とした炎症性メディエーターが複雑に関与している.

●血清IgE値,末梢血好酸球数,血清LDH値,血清TARC値,血清SCCA2値が病勢把握のためのバイオマーカーとして使用されている.診断や他疾患との鑑別には使用できない.

臨床検査のピットフォール

凝固線溶検査—小さなフィブリンの析出に注意

著者: 下村大樹

ページ範囲:P.1352 - P.1356

はじめに

 凝固線溶検査は,血液の固まる度合い(凝固),その固まりが溶けた程度(線溶)を調べる検査である.そのため,凝固線溶検査の採血管(凝固採血管)は,抗凝固剤にクエン酸ナトリウム溶液を使用し,血液が固まるために必要なカルシウムイオンとキレートを生じさせて,その作用を失わせることにより,血液を固まらなくしている.これにより,試薬を添加した時点からの凝固機能,血管内で起こっている線溶の状態を計測することができる.

 しかし,採血困難な場合などに血液が固まってしまうこと(フィブリンの析出)がある.それは,血管に採血針がスムーズに入らず,血管外組織や血管内皮下の線維芽細胞にある組織因子が血液中に流入し,凝固活性化が生じることにより起こる.フィブリンの析出は,凝固線溶検査データに影響を及ぼすため,臨床検査技師がフィブリンを発見し,再採血を依頼する必要がある.大きなフィブリンは肉眼的に見つけやすいが,小さなフィブリンを見つけるのは容易ではない.本稿では,小さなフィブリンの析出を発見するポイントについて解説する.

ワンポイントアドバイス

凝固促進剤入り採血管使用における注意点

著者: 石田奈美

ページ範囲:P.1357 - P.1359

はじめに

 生化学・免疫血清検査には,一般的に血液を凝固させ,血球,血小板,凝固因子を除いた血清を用います.抗凝固剤を全く含まないプレーン採血管で採取した場合,完全に凝血するまで室温で30分間以上静置する必要があります.近年,検査の自動化が進み,分析装置の性能が向上し測定時間が短縮されてきたため,検査結果報告時間(turnaround time:TAT)の短縮は検体の前処理の時間に左右される傾向が強くなっています.

 そのため,血液凝固の時間を短縮し,検体の前処理にかかる時間を短くする目的で,多くの施設では凝固促進剤の添加された採血管が使用されています.凝固促進剤としてシリカ粒子を採血管の管壁全体に塗布し,内因性凝固を活性化させて血液凝固を進行させることで,採血後の血液放置を15分に短縮できます.さらに,血液凝固を促進させる目的でトロンビンを塗布し,血液放置を5分に短縮した高速凝固採血管も開発されました.本稿では,凝固促進剤入り採血管の使用時における注意点について述べたいと思います.

臨床医からの質問に答える

SGLT2阻害薬はどのような尿検査項目に影響を与えますか.

著者: 神山恵多

ページ範囲:P.1360 - P.1363

はじめに

 ナトリウム・グルコース共役輸送体2(sodium glucose cotransporter 2:SGLT2)阻害薬は,腎糸球体で濾過されたグルコースが近位尿細管において再吸収される過程,すなわちSGLT2を選択的に阻害し,尿中にグルコースを排泄させ,インスリンに依存せず血糖値を低下させることができる糖尿病治療薬です(図1).しかし,血糖値を下げる反面,尿中に高濃度のグルコースが排出されることにより,尿路・性感染症や多尿による脱水症状などの副作用をきたすことが知られています.

 そこで,尿中に高濃度のグルコースが排出されることに着目し,尿検査にどの程度影響を及ぼすのか,検討結果を踏まえ解説したいと思います.

Q&A 読者質問箱

EBERなどの遺伝子検査について,ISHの判定の仕方を教えてください.

著者: 金子伸行

ページ範囲:P.1364 - P.1366

Q EBERなどの遺伝子検査について,ISHの判定の仕方を教えてください.

A ISH(in situ hybridization)は,組織や細胞内の標的とするDNAやmRNA(messenger RNA)をその組織や細胞中で可視化する方法です.遺伝子増幅や染色体転座検出,染色体数の判定などさまざまな遺伝子検査に用いられています.可視化する方法として,放射性同位元素で標識する方法や蛍光色素を標識するFISH(fluorescence in situ hybridization)法,免疫組織化学的検出(ペルオキシダーゼ,アルカリフォスファターゼなど)を用い色素で発色させる色素法〔CISH(chromogenic in situ hybridization)法〕などがあります.

連載 帰ってきた やなさん。・25

姪に触発されて……

著者: 柳田絵美衣

ページ範囲:P.1367 - P.1367

 私には5歳の姪がいる.彼女の少し前までの“マイブーム”は幼虫だった……しかも蛾のね.蝶でなく蛾.叔母としては,少し心配でもある(私と同じ血が多少なりとも流れているので,少し変わり者なのは,まぁ……仕方ないよなぁ,とも思うが).

 そして彼女は,お気に入りの幼虫をスケッチして,それを私の携帯電話に送ってくる……しかも食事時にね.私にとっては,ちょっとしたテロリストだった.

ラボクイズ

一般検査

著者: 中島和希

ページ範囲:P.1370 - P.1370

11月号の解答と解説

著者: 下野真義

ページ範囲:P.1371 - P.1371

書評

基礎から学ぶ楽しい学会発表・論文執筆 第2版

著者: 池内寛子

ページ範囲:P.1368 - P.1368

一歩踏み出すのを後押ししてくれる指南書

 本書には,地域の保健従事者が学会発表や論文執筆に取り組むために必要となる基礎的な知識や技術が書き込まれています.第1章「はじめに」の中で「本書第2版のターゲットは,保健活動を念頭に置いた学会発表や論文発表を目指す保健従事者や医学/保健科学の初心者向けである」といった趣旨の記載があるように,保健科学の進展にかかわるめざすべき方向性や研究と保健事業との関連性がわかりやすく書かれています.地域の保健従事者には必読といえる内容です.

 書籍の前半は,研究を行う目的や研究を無駄にしない計画の立て方,研究の実施から結果をまとめるために必要な基礎知識や技術が記載されています.読み進めていくうちに読者自らの保健事業の課題を研究によって模索し解決したくなるような楽しさも伝わってきます.後半は,初めて学会発表や論文執筆を行うときに感じるちょっとした心配事に対する解説が一つひとつ丁寧に記載されています.

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目次

ページ範囲:P.1296 - P.1297

『臨床検査』12月号のお知らせ

ページ範囲:P.1295 - P.1295

医学書院ウェブサイトをご利用ください

ページ範囲:P.1307 - P.1307

「ラボクイズ」解答/読者アンケートFAX

ページ範囲:P.1369 - P.1369

あとがき・次号予告

著者: 大楠清文

ページ範囲:P.1374 - P.1374

 この「あとがき」を10月上旬に書いておりますが,新型コロナウイルス感染症の第5波が一気に収束して緊急事態宣言も解除されました.本号がお手元に届く頃も第6波に見舞われていないことを心から願っております.

 今年もコロナ禍で厳しい生活を強いられましたが,さまざまなカタカナ用語をよく耳にした1年だったかと思います.パンデミック,ロックダウン,ステイホーム,ソーシャルディスタンス,クラスター,オーバーシュート,バブル方式,そしてブレークスルー感染などです.ブレークスルー感染とはワクチンの接種完了後に感染することで,ワクチンによる防御の“突破”を意味するのだと思いますが,何か違和感があります.なぜなら“ブレークスルー”という言葉は従来の考え方の枠を大きく打ち破った考え方で解決策を見いだすことで,これまでの障壁を乗り越えるよい意味に受け止めていたからです.例えば,投手と打者の二刀流で規格外の活躍を続けた米大リーグエンゼルスの大谷翔平選手にとって,今年はまさしくブレークスルーの年となったのではないでしょうか.プレー以外にも,グラウンドに落ちているゴミをさりげなく拾ってポケットに入れる姿や四球攻めに遭っても笑顔で一塁に歩いて相手チームの選手と談笑している姿が印象に残りました.

基本情報

検査と技術

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN 1882-1375

印刷版ISSN 0301-2611

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