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雑誌目次

雑誌文献

検査と技術49巻6号

2021年06月発行

雑誌目次

病気のはなし

心筋症

著者: 山本翔一 ,   佐野元昭

ページ範囲:P.632 - P.640

Point

●原発性(特発性)心筋症の診断には同様の心形態を示す二次性心筋症を可能な限り除外することが必要である.

●そのためにはおのおのの二次性心筋症についての典型的・非典型的検査所見を疾患の時相を含めて日々学んだうえで検査を施行することが望ましい.

●近年,ファブリー(Fabry)病や心アミロイドーシスなど従来有効な治療薬に乏しかった疾患への新規薬剤が登場しており,特に心肥大例ではこれらを無症候の潜在的な段階で積極的に鑑別することが求められる時代が来る.

●がんサバイバーの増加,新規分子標的薬の臨床応用に伴い,薬剤性心筋症を評価する頻度が高くなっていくことが想定される.

技術講座 生化学

マイクロピペットの使い方

著者: 古川聡子

ページ範囲:P.658 - P.662

Point

●マイクロピペットの分注精度を保つには基本的な操作方法に準じて使用する.

●分注方法の違いによる特性を理解して使用する.

●マイクロピペットは採取する液量がマイクロピペットの全量に近いものを選択する.

●プレウェッティングを行うことで,分注精度は高まる.

●採取する液体の温度はなるべく室温と同等にする.

シリーズ 臨床化学の基礎をなす方法と原理・1

生化学自動分析における吸収スペクトルと測定波長の選択のあり方

著者: 植田成

ページ範囲:P.676 - P.680

Point

●測定原理をよく理解したうえで,吸収極大波長またはこれに近い波長を選択して測定するのが基本です.

●波長を選択する際には,試料由来の吸収スペクトルにも留意します.

●副波長を用いる2波長分析法の際は,基本的に副波長は主波長よりも長波長側に設定されます.

●未知試料濃度は検量線によって求めますが,異常を認めた場合,反応のタイムコースから原因が推定できる場合が多々あります.

微生物

これから始めるリアルタイムRT-PCR—新型コロナウイルスの検出方法を例に

著者: 中村彰宏

ページ範囲:P.664 - P.670

Point

●遺伝子検査は従来のculture-based methodでは捉えきれない感染症病原体の検出において大変有用である.

●RNAはDNAに比べて不安定であるため,検査実施時はRNaseの混入を防止することを常に意識して操作する.

●リアルタイムRT-PCRにおいて内部コントロール不良や非特異反応を生じた場合は,スピンカラム法によるRNA抽出やシークエンス解析の実施を考慮する.

●遺伝子検査においては内部精度管理が極めて重要であり,内部コントロール,陽性コントロールおよび陰性コントロールの反応を必ずチェックする.

生理

皮膚灌流圧(SPP)検査

著者: 半沢美恵子

ページ範囲:P.671 - P.675

Point

●皮膚灌流圧(SPP)検査は重症下肢虚血(CLI)の評価に重要な検査です.

●測定原理を理解し,測定を正しく行うコツを習得しましょう.

●自動で測定できる機器が広く使われていますが,測定箇所など検査者の手技を必要とする検査です.

トピックス

赤血球型検査(赤血球系検査)ガイドライン(改訂3版)改訂のポイント

著者: 三浦邦彦

ページ範囲:P.641 - P.643

はじめに

 赤血球型検査(赤血球系検査)ガイドライン(以下,GL)は平成15(2003)年5月に発行され,平成26(2014)年12月に改訂版,平成28(2016)年10月に改訂2版として公表された.令和2(2020)年3月に厚生労働省「輸血療法の実施に関する指針」1)の一部改正に伴い準拠すべくGLの見直しを行い,改訂3版2)として公表した(日本輸血・細胞治療学会ホームページの「医療関係者の方へ」→「指針/ガイドライン」→「検査に関するガイドライン」でみられる).

 改訂3版では,特に児の採血量削減を目的として乳児の赤血球系検査を中心に改訂されている.

 本稿では,GL(改訂3版)の主な概要と改訂内容のポイントについて概説する.

WSIを活用した病理診断とAI技術適用の現状

著者: 吉田美帆

ページ範囲:P.644 - P.647

はじめに

 現在,身の回りの家電や社会インフラを含めたさまざまなものがインターネットに接続され,高性能なコンピュータやスマートフォンなどが急速に普及し,暮らしの利便性が増す時代となった.さらに,人工知能(artificial intelligence:AI)の活用により,いままでコンピュータでは実現できなかったことができるようになりつつある.膨大なデータ(ビックデータ)をAIが自ら“学習”することで,高度な判断や作業を自動で行うことが可能となり,これらの技術革新を第4次産業革命という.

 病理・細胞診断分野では,1990年代前半より遠隔病理診断が行われはじめた.従来は狭い範囲の静止画像での伝送であったが,現在ではインターネットの整備が進み通信速度が向上したため,組織標本の全てをあらかじめコンピュータ内に高精細画像としてスキャンしたWSI(whole slide imaging)画像を使用している.また,2017年にまとめられた「保健医療分野におけるAI活用推進懇談会報告書」1)では,AI開発を進めるべき重点領域として“画像診断支援”が挙げられ,画像診断におけるデジタル技術の重要性は今後とも増してゆくものと思われる.本稿では,WSIの活用と病理画像を用いたAI技術の現状について述べる.

FOCUS

遺伝子検査自動機器による網羅的な感染症診断

著者: 守屋任

ページ範囲:P.648 - P.651

はじめに

 2020年は新型コロナウイルス(severe acute respiratory syndrome coronavirus 2:SARS-CoV-2)の世界的パンデミックにより,多くの犠牲が生じたことや大きな経済的損害が問題となっている.その一方で,SARS-CoV-2感染症(coronavirus disease 2019:COVID-19)を早期診断するために,遺伝子検査機器や検査方法はこれまでにないハイペースで開発が進み臨床応用されている.これらのなかにも保険収載され感染症病原体を網羅的に検査することが可能な検査法が含まれており,日常的な臨床検査で利用する機会が増えている.

Ag-NORs染色法とその有用性

著者: 大畑雅彦

ページ範囲:P.652 - P.656

はじめに

 染色体の核小体(仁)形成部位(nucleolar organizer regions:NOR)を特異的に染色する方法としてNOR染色がある.ヒトのNORsは5対の端部着糸型染色体(第13,14,15,21および22番染色体)の短腕二次狭窄部に存在し,rRNA(ribosomal RNA)前駆体の生成に関与する.これに関連する蛋白は,強い銀親和性を有することからコロイド銀液により細胞核内ドットとして観察され1),Ag-NORsと称されている.

過去問deセルフチェック!

糖代謝

ページ範囲:P.640 - P.640

 過去の臨床検査技師国家試験にチャレンジして,知識をブラッシュアップしましょう.以下の問題にチャレンジしていただいたあと,別ページの解答と解説をお読みください.

解答と解説

ページ範囲:P.657 - P.657

 血糖値の調節は,自律神経系と内分泌系の働きにより維持されている.低血糖は,脳の機能を低下させ,倦怠感,痙攣などの症状を引き起こす.さらに重症化すると意識喪失,昏睡,生命を脅かす症状が現れる.以下に血糖値を上昇・低下させる仕組みを記述する.

 血糖値の低下を間脳の視床下部が感知すると,その刺激が副交感神経を通じて膵臓に伝わり,ランゲルハンス(Langerhans)島のα細胞からグルカゴンが分泌され,肝臓に貯蔵されたグリコーゲンをグルコースに分解して血糖値を上昇させる.また,副腎髄質からアドレナリンが分泌され,肝臓や骨格筋に貯蔵されたグリコーゲンを分解して血糖値を上昇させる.グリコーゲンの分解は,α-1,4グリコシド結合がグリコーゲンホスホリラーゼによって加リン酸分解を受け,グルコース1-リン酸,続いてグルコース6-リン酸となり,グルコース−6-ホスファターゼの作用でグルコースとなる過程による.さらに,飢餓状態などの極度な低血糖状態では副腎皮質から糖質コルチコイドが分泌され,これは全身の細胞に作用し,蛋白質や脂質を分解してグルコースを生成(糖新生),血糖値を上昇させる.糖新生は,肝臓や腎臓の近位尿細管で発達しており,グルカゴンによって促進され,インスリンによって抑制される.これら以外にも,チロキシンや成長ホルモンなどがグリコーゲンの分解を促進して血糖値を上昇させる.

臨床医からの質問に答える

生化学検査項目の検査前プロセスの評価と検査値への影響について教えてください.

著者: 和田哲

ページ範囲:P.682 - P.686

はじめに

 検査の品質を決定付ける要因はさまざまだが,検査前,検査,検査後プロセスのいずれかが良好ではない状態であれば,最終的な検査結果の品質は必然的に最善とはいえないものになることから,各プロセスを良好な状態に保つことが重要となる.特に検査前プロセスに関しては検査に関して熟知していない部署の協力も必要となることから,広報や教育の必要性がより高まることが想定される.

 また検査の品質を施設間で比較する外部精度管理調査では,多くは検査プロセスを評価する仕組みであることから自施設の検査前,検査後プロセスが適切かは自施設で判断する必要があり,非常に悩ましい事項であることも確かである.

ワンポイントアドバイス

心臓内の異常構造物の見極め

著者: 堀口園子 ,   山崎真奈美 ,   中田実千代

ページ範囲:P.688 - P.690

はじめに

 経胸壁心エコー検査にて心臓内の異常構造物が偶発的に発見されることがあり,その鑑別には困難を要します.心臓内の腫瘤(粘液種,脂肪種など)と間違いやすい心内構造物としてmoderator band,ユースタキ弁,心房中隔脂肪性肥大,クマジン稜などが挙げられます.今回,心房中隔瘤が心房内の腫瘤様に描出され,経食道心エコー検査で鑑別された2症例を紹介します.

Q&A 読者質問箱

新規臨床検査項目や,いままで外注していた検査項目を院内導入する場合,どのような基準で決めていますか?

著者: 繁正志

ページ範囲:P.691 - P.693

Q 新規臨床検査項目や,いままで外注していた検査項目を院内導入する場合,どのような基準で決めていますか?

A 臨床検査は,病気の診断から治療方針の決定,経過観察や重症度の判定など多岐にわたって利用され,毎年多くの新規臨床検査項目が上市されています.その一方で,院内採用項目については,標準的な臨床検査項目が多いのが現状です.新たに検査項目を院内導入する基準は明確とはいえず,少人数で検査室運営を行っている施設ではどのように区分するか悩む点であると思います.そこで,この具体的な区分方法について,一般的にどのような基準で院内導入を検討されるか,筆者の経験から解説します.

疾患と検査値の推移

レジオネラ症

著者: 石田直

ページ範囲:P.694 - P.699

Point

●レジオネラ症は,劇症型の肺炎と一過性のポンティアック熱からなり,本菌に汚染されたエアロゾルを吸入することにより発症する.

●レジオネラ肺炎は,非定型肺炎の形をとり,重症化しやすく,β-ラクタム系の抗菌薬が無効である.

●血液検査上は,肝腎機能の低下,クレアチンホスホキナーゼ(CPK)上昇,低Na血症などがみられることが多い.

●診断は尿中抗原検出によりなされることが多いが,近年,臨床症状と検査所見によるスコアリングシステムが提唱されている.

臨床検査のピットフォール

結核菌検査のピットフォール

著者: 山本剛

ページ範囲:P.700 - P.705

はじめに

 日本における結核罹患率は年々低下傾向にあり,2019年には11.5となりました1).1962年の結核罹患率が403.2であったことを考えると大幅に減少したものと思われます.結核を診断するうえで結核菌を分離する臨床的意義は高く,結核患者の治療を早期に行えることは結核感染対策を行ううえで非常に大きな意味をもちます.

 しかし,それとは裏腹に国内の多くの施設では結核菌検査は院内で実施していないのが現状です.それは結核菌検査はバイオセーフティーの確保を行ううえで設備投資が必要となり,手間がかかるためその分の臨床検査技師の人員配置も必要であるのに加えて,低い保険点数にもかかわらず,試薬コストは高いことが原因です.外部委託化によって検査の質が落ちることはないのですが,報告までの時間がかかり,報告書を集中して確認する機会が減ります.そのため,結果の見落としや結核感染対策の遅れ,結果解釈が十分に行えないなどデメリットも存在します.今回は実際に経験した事例を通して結核菌同定のピットフォールについて紹介し,解説を行います.

Laboratory Practice 〈微生物〉

新型コロナウイルス検体採取時の標準予防策

著者: 原祐樹

ページ範囲:P.707 - P.710

はじめに

 2014年に改正され,2015年から施行された臨床検査技師等に関する法律の一部改正で,臨床検査技師による検体採取が可能になり,今回の新型コロナウイルス感染症の流行を契機に,臨床検査技師による検体採取が開始された,あるいは開始予定の施設も多いと思われる.しかし,適切な感染予防策をとっていなければ,採取時の飛沫曝露により採取者が感染するリスクがある.そこで本稿では,新型コロナウイルス検体採取時の標準予防策について概説する.

連載 帰ってきた やなさん。・20

3年……かかりました(涙)

著者: 柳田絵美衣

ページ範囲:P.711 - P.711

 東京に来る前から入学が決まっていた大学院の修士課程.ようやく修了いたしました! 3年かかりました.え?3年?……そうです.3年です.“1回目”の1年生前期は順調だったのですよ.その後,がんゲノム医療が国内で始まり,仕事量と難易度がUPし,仕事のやりがいを感じまして,仕事に没頭し,仕事の後に授業に出るのが難しくなったのです(←言い訳にしか聞こえない).そんなとき,学生課からお呼び出しが…….

 かな〜り,久々に学校を訪れ,学生課へ.すると,窓口で若い男性2人がじっとりとした視線で柳田を見ていた.1人が口を開いた.「あのぉ,あなたねぇ.ヤル気,あるんですかねぇ〜?えぇ〜?」と.こんなじっとりとした口調で怒られたのは生まれて初めてだったので,しばらく呆然としていた.「ヤル気の有無と,“授業に出席できるか”は,別問題だろぉ!ヤル気あるわ!」と心で叫びながら,うつむいて「申し訳ありません……」と消え入る声で謝った.そうして,柳田は“留年”(涙).そして,入学して1年経つのに,この日初めて研究室へ行き,教授に「留年します」と報告した.教授は笑っていた.研究室の方々は「初めて顔見た! 君が噂の“幻の院生”か!」,「修士課程で,留年する人っているんだ……」と,いろんな驚きのお言葉を頂戴した.

ラボクイズ

尿沈渣検査

著者: 溝口義浩

ページ範囲:P.752 - P.752

5月号の解答と解説

著者: 林田雅彦

ページ範囲:P.753 - P.753

書評

—別冊『呼吸器ジャーナル』—COVID-19の病態・診断・治療—現場の知恵とこれからの羅針盤

著者: 藤田次郎

ページ範囲:P.706 - P.706

ユニークな視点の企画も含めた充実のCOVID-19の書

 医学書院から別冊『呼吸器ジャーナル』として『COVID-19の病態・診断・治療——現場の知恵とこれからの羅針盤』という本が出版された.多くの臨床医の興味を引きつけるテーマである.私自身,『呼吸器ジャーナル』の編集,および執筆に携わったことがあるものの,これまでの企画とは異なるスタイルの本であると感じた.

 まず,Ⅰ章ではCOVID-19に関する総論を,Ⅱ章ではCOVID-19を理解するために必要な基礎知識を示している.Ⅲ章では,各論として疫学・診断・治療を示している.これらの章からCOVID-19に関する基礎知識を学ぶことができる.なかなか見ることができない病理像まで紹介されている点に感心した.また臨床医の関心の高いワクチンの開発状況も参考になった.

みんなの研究倫理入門—臨床研究になぜこんな面倒な手続きが必要なのか

著者: 森下典子

ページ範囲:P.750 - P.750

みんなで考え語り合おう.善い研究はそこから始まる!

 臨床研究はより良い治療法を開発するために欠くことができないプロセスであり,どうしても患者さんの協力を必要とするからこそ,研究を実施する際には倫理的配慮が求められます.しかし研究者の中には,「どうしてこんなに面倒な手続きが必要なんだろう」と考える人もいるでしょうし,倫理審査委員会事務局(以下,事務局)では「この研究って,まるで日常診療の中で実施するみたいに書いてあるし,良い面ばかり強調しているけど,患者さんを参加させても大丈夫なのかな?」などと,もやもやすることもよくあることです.

 そんなとき,自信を持ってお薦めしたいのが本書です.本書は,臨床研究に携わる人なら誰もが迷い込みやすい「研究と診療の区別」「インフォームド・コンセント」「リスク・ベネフィット評価」「研究対象者の公正な選択」の四つのトピックスから構成されており,日常業務の中で研究倫理が問題となる「ある,ある」とうなずくエピソードが満載です.三人の魅力的なキャラクターの会話を通して,私たちを正しい方向に導いてくれたり,道に迷わないようにするための術(考え方)を教えてくれたりしています.

INFORMATION

UBOM(簡易客観的精神指標検査)技術講習会・2021

ページ範囲:P.656 - P.656

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目次

ページ範囲:P.630 - P.631

『臨床検査』6月号のお知らせ

ページ範囲:P.629 - P.629

第67回臨床検査技師国家試験 解答と解説

著者: 「検査と技術」編集委員会

ページ範囲:P.712 - P.749

あとがき・次号予告

著者: 大楠清文

ページ範囲:P.756 - P.756

 本号には「第67回臨床検査技師国家試験」の解答と解説が掲載されています.3月23日の合格発表によれば,新卒は3,947名受験して3,614名の合格で,合格率は昨年よりも8.5%アップして91.6%,既卒を含めると4,101名の合格,合格率80.2%でした.新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けて,感染防止に配慮しながらの受験勉強は困難と苦労の連続であったことと思います.合格された皆さま,本当におめでとうございます.

 論語の教えに「これを知る者はこれを好む者に如かず,これを好む者はこれを楽しむ者に如かず」があり,一言で表したものが“知・好・楽”です.これを臨床検査の仕事に例えると,まずは日常検査の知識を身につけて仕事を“知る”ことが大切ですが,日々の仕事を義務感だけでやるのではなく,努力を重ねるうちに患者診療に貢献している喜びを実感して仕事を“好き”になります.そして,患者さんや臨床医に感謝される機会が増え,幸せや充実感を得られるようになり,それが仕事の“楽しさ”につながっていきます.意欲をもって前向きに仕事をやっているあなたの姿は周りから見ても気持ちよく,“知・好・楽”のポジティブな連鎖を職場に導くのだと思います.「目の前の検体が,自分の一番大切な人から採取されたものだったら……」あるいは「目の前の患者さんが,自分の一番大切な人だったら……」との初心を忘れず,臨床検査技師の仕事に信念と誇りをもち,人生を楽しんでもらえればと願っています.

基本情報

検査と技術

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN 1882-1375

印刷版ISSN 0301-2611

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