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文献詳細

雑誌文献

臨床検査1巻1号

1957年04月発行

文献概要

海外だより

Simplified Rapid Technic for the Extraction and Determination of Serum Cholesterol without Saponification.

著者: 宮川啓1

所属機関: 1東京女子医大臨床中央検査室化学部

ページ範囲:P.63 - P.63

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 従来知られている多くのコレステロール定量法は殆どLiebermann-Burchardの反応に基くものであるが,之の反応をクロロホルム液内で行う時には,エステル型コレステロールは同当量の遊離コレステロールに比較して強く発色することが多くの研究者達により報告されている。それで,之等の方法を用いて,鹸化せずに血清総コレステロールを定量する場合には不精確な値を招く。
 J. J. Carr等は,之の点を考慮して,Liebermann-Burchardの反応を氷酢酸無水酢酸液の中で行い,エステル型コレステロールも遊離コレステロールも全く同程度に発色する一方法を案出した。以下,之の方法の概略を述べて見よう。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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