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文献詳細

雑誌文献

臨床検査1巻2号

1957年05月発行

文献概要

臨床検査に望む

著者: 橋本寛敏1

所属機関: 1聖路加国際病院

ページ範囲:P.71 - P.71

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 近年の医療の進歩で極めて著しいのは診断技術の進歩であつて,生きている患者を検査し,その成績に基いて判断することによつて,昔よりも遙かに正確な診断を下すことができるようになつた。
 学術の進歩とそれを実際の医療に応用することは別の問題である。実際医療殊に病院の医療にこの臨床検査を採り入れるためには,説備を整えることも必要だが,もつと重要なのは,有能な技術者を得ることである。技術に熟達することも必要だが,それよりも検査法について正確な知識を得ることが大切である。それについては技術者も常に学ばなければならない。医師としては自分が検査するにしても,技術者が検査するとしても,その成績を正しく解釈して診断の基礎とすることについて研究しなければならない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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