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文献詳細

雑誌文献

臨床検査1巻3号

1957年06月発行

文献概要

新しい検査法

C反応性蛋白試験(CRP-Test)

著者: 松橋直1

所属機関: 1東京大学血清学

ページ範囲:P.176 - P.178

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 最近,CRP-Testという名を耳にされる機会が多くなつたとみえ,それについていろいろと問合せされることが屡々あるので,つぎにその大要を紹介しよう。
 このC反応性蛋白(C-reactive protein, CRP)は,炎症や組織の退行性変化があるような病気のごく初期に,その患者の血清中にあらわれる病気の恢復とともに消える蛋白成分であつて,健康者の血清中にはみられない。したがつて,このCRPの特徴をうまく利用して,これを血清中に検出することができれば,人体のどこかに,炎症や組織退行性変化があることが推定できるわけである。では,CRPの特徴とはどんなものであろうか?それを理解するために,CRPに関する知見のあゆみをたどつてみよう。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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