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新しい検査法
C反応性蛋白試験(CRP-Test)
著者: 松橋直1
所属機関: 1東京大学血清学
ページ範囲:P.176 - P.178
文献購入ページに移動 最近,CRP-Testという名を耳にされる機会が多くなつたとみえ,それについていろいろと問合せされることが屡々あるので,つぎにその大要を紹介しよう。
このC反応性蛋白(C-reactive protein, CRP)は,炎症や組織の退行性変化があるような病気のごく初期に,その患者の血清中にあらわれる病気の恢復とともに消える蛋白成分であつて,健康者の血清中にはみられない。したがつて,このCRPの特徴をうまく利用して,これを血清中に検出することができれば,人体のどこかに,炎症や組織退行性変化があることが推定できるわけである。では,CRPの特徴とはどんなものであろうか?それを理解するために,CRPに関する知見のあゆみをたどつてみよう。
このC反応性蛋白(C-reactive protein, CRP)は,炎症や組織の退行性変化があるような病気のごく初期に,その患者の血清中にあらわれる病気の恢復とともに消える蛋白成分であつて,健康者の血清中にはみられない。したがつて,このCRPの特徴をうまく利用して,これを血清中に検出することができれば,人体のどこかに,炎症や組織退行性変化があることが推定できるわけである。では,CRPの特徴とはどんなものであろうか?それを理解するために,CRPに関する知見のあゆみをたどつてみよう。
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