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カラーグラフ
組織内の真菌
著者: 奥平雅彦12
所属機関: 1東京都監察医務院 2東京大学医学部病理学教室
ページ範囲:P.6 - P.7
文献購入ページに移動 深在性ないし内臓真菌症は最近増加の傾向にある。わが国で頻度の高いものはCandida症,Aspergillus症,Cryptococcus症などでその他にいわゆるMucor症や放線菌症も少なくない(図参照)。深在性真菌症の病名は病原真菌の属名(generic name)がそのまま使われていることが多く,病巣内の真菌の属の診断が要求される。
真菌病巣内には必ず真菌が存在する。病理組織学的な検出方法は人によって好みもあろうが,PAS染色,Gridley染色,Grocott染色およびGram染色などが最もよい。良い染色標本で病巣内菌要素の形態や染色性を読みとれば,かなり信頼度の高い病原診断ができるように思われる。ここには代表的な染色法による病巣組織内の真菌を示説した。
真菌病巣内には必ず真菌が存在する。病理組織学的な検出方法は人によって好みもあろうが,PAS染色,Gridley染色,Grocott染色およびGram染色などが最もよい。良い染色標本で病巣内菌要素の形態や染色性を読みとれば,かなり信頼度の高い病原診断ができるように思われる。ここには代表的な染色法による病巣組織内の真菌を示説した。
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