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文献詳細

雑誌文献

臨床検査10巻12号

1966年11月発行

特集 グラフ特集臨床検査の基礎

血液と消化液の採り方

小児の採血

著者: 西村昂三1

所属機関: 1聖路加国際病院小児科

ページ範囲:P.18 - P.21

文献概要

 小児の採血は,年令によりかなりの難易があります。小児の場合,できるだけ微量の血液で,諸種の検査ができるようにするべきであることは申すまでもありません。しかし小さい乳幼児でも比較的大量の採血をしなければならないことも少なくなく,こうした場合には小児科専門医の特殊技術が必要となりますので,その助けを求めねばなりません。一般に検査技師による採血は,小児の場合毛細管血の採血,すなわち指頭,耳朶,かかとなどからの採血が主となりますが,小児の採血にはその他にどのような方法があるかを一応知っておく必要がありますので,その概略を述べることにします。
 毛組管血の採血は,大きい幼児や学童では耳朶や指頭を用いますが,新生児,乳児,小さい幼児の場合はかかとから採血します。またこれらの穿刺部位から採血用細管を用いて血液を十分とりますと,いろいろの検査に役立ちます。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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