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文献詳細

雑誌文献

臨床検査10巻12号

1966年11月発行

文献概要

特集 グラフ特集臨床検査の基礎 寄生虫

診断に役立つ虫卵図譜

著者: 石崎達1

所属機関: 1国立予防衛生研究所

ページ範囲:P.104 - P.110

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 臨床検査および集団検診のさいに案外見逃されがちで,しかも重要なものの一つに寄生虫卵がある。近頃回虫の寄生率が激減したためにもう日本には寄生虫がいなくなったような錯覚をもつ人が医者の中にも少なくないのは残念てある。糞便の直接塗抹標本(糞便量は5mg内外,ただしセロハン厚層塗抹法では100mg内外),飽和食塩水浮遊法よりえた集卵標本,沈澱法(たとえはMIFC法)よりえた集卵標本には多種類の虫卵が出現する。
 そこでわが国で問題になる16種類の虫卵を同一拡大率で検鏡したときの大きさの大小の関係で比較してみたのがこの虫卵図譜である。虫卵は大きさ,外形,色,穀の厚さ,卵細胞の発育度によって区別する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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