icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床検査10巻12号

1966年11月発行

文献概要

特集 グラフ特集臨床検査の基礎 血液検査の基礎的手技

ヘマトクリツトの測定

著者: 寺田秀夫1 天木一太2

所属機関: 1昭和大学臨床病理 2日本大学第1内科

ページ範囲:P.116 - P.120

文献購入ページに移動
 ヘマトクリット(Ht)の測定を正しく行なうことは,血液検査の第一歩であり,Ht値の変動は赤血球数のそれより,正確な貧血の程度を知る目安になる。測定法にはWintrobe管を用いる方法と毛細管法があるが,前法の場合,血球と血漿を分離する遠心効果と遠心時間により値が変ってくる。原法では回転半径225mm,3,000r. p. m. 30分と規定され,この遠心力(reactive centrifugal force:R. C. R)は2.264Gである。わが国の遠心器の回転半径は米国のそれより短く,したがって回転数を3,000r. p. m. 以上にあげなければ2.264Gに達しない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?