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特集 グラフ特集臨床検査の基礎 血清検査の基礎手技
免疫電気泳動法の手技
著者: 臼井美津子1
所属機関: 1東大医学部血清学
ページ範囲:P.144 - P.151
文献購入ページに移動 免疫電気泳動法は,Grabarにより創始されて以来10年を経過したが,あらゆる研究分野にとり入れられて,蛋白質,酵素さらには植物の蛋白などの抗原分析に欠くことのできない手技として脚光をあびている。とくに免疫という現象が大きくclose upしてきた今日の医学生物学界での研究分野では,免疫電気泳動法は有力な武器として用いられている。
抗原物質を,支持体(寒天,セルローズアセテートなど)上での電気泳動により,それぞれの荷電に応じて分離させ,そのあとで抗血清との間に免疫拡散法による沈降反応を行うもので,Grabar以来多くの研究者によりいろいろ工夫改良され,今日では手軽に誰にでも行えるようになってきた。ここでは特別な装置もいらず,ただ安定した直流発生装置と泳動槽だけあれば簡単に行えるような方法を紹介した。
抗原物質を,支持体(寒天,セルローズアセテートなど)上での電気泳動により,それぞれの荷電に応じて分離させ,そのあとで抗血清との間に免疫拡散法による沈降反応を行うもので,Grabar以来多くの研究者によりいろいろ工夫改良され,今日では手軽に誰にでも行えるようになってきた。ここでは特別な装置もいらず,ただ安定した直流発生装置と泳動槽だけあれば簡単に行えるような方法を紹介した。
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