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文献詳細

雑誌文献

臨床検査10巻13号

1966年12月発行

文献概要

グラフ

紫外部分光光電光度計のつかいかた

著者: 松村義寛1

所属機関: 1東京女子医科大学生化学

ページ範囲:P.1205 - P.1212

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 尿酸,トリプトフアン,フェニルアラニンなど芳香環を有する分子は紫外部に強い吸光がある。紫外部の吸光度が測れるならば,発色試薬を加えなくても定量が可能というわけである。光源として水素放電管を使い,プリズムやキュベットは石英製というので,装置は高価となり,普及が遅れたものであるが,回折格子分光器が漸次安価になり,水素放電管の寿命が永くなり,比較的に安価に入手できるようになってきたので,臨床検査室の必需品となりつつある。ことに諸種の酵素の測定は最終的にはNAD,NADPの還元型のもつ340mμの吸光の測定に導くことができるので紫外部吸光の測定は臨床化学の強力な武器となっている。多くの形式のものがあるが例として日立CPU−2型について示す。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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