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急性白血病細胞のみかた—特にペルオキシダーゼ反応陰性の場合
著者: 早川隆1
所属機関: 1日大医学部・萩原内科
ページ範囲:P.130 - P.133
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急性白血病は1種類の幼若細胞が異常増殖する疾患で,主役を演ずるそれぞれの細胞にも種々の異型性をともなうものが多いため,普通染色標本にて骨髄性,リンパ性あるいは単球性などと明確に分けることは難かしい場合が多い。これら急性白血病細胞の診断に際し,最も問題になるのは,それらのすべてが,ペルオキシダーゼ反応(「ペ」反応)に陰性の場合である。今回はとくにこの問題に焦点をしぼって,診断の手順および鑑別の要点についてのべる。
急性白血病は1種類の幼若細胞が異常増殖する疾患で,主役を演ずるそれぞれの細胞にも種々の異型性をともなうものが多いため,普通染色標本にて骨髄性,リンパ性あるいは単球性などと明確に分けることは難かしい場合が多い。これら急性白血病細胞の診断に際し,最も問題になるのは,それらのすべてが,ペルオキシダーゼ反応(「ペ」反応)に陰性の場合である。今回はとくにこの問題に焦点をしぼって,診断の手順および鑑別の要点についてのべる。
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