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文献詳細

雑誌文献

臨床検査10巻3号

1966年03月発行

文献概要

貭疑応答

赤血球数算定の稀釈液について

著者: 中西寛治1 寺田秀夫2

所属機関: 1国立志布志療養所研究検査科 2昭和大・臨床病理学

ページ範囲:P.253 - P.253

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《質問》
 Hayem液を使用して,赤血球がHayem液の昇汞によつて,凝集した時(いわゆる高蛋白症の時)は,生理食塩水または,Gower液を使用した方がいいと記載してありますが,Gower液の処方をみますと,臨床検査の実際(医学書院)では,氷酢酸10.0cc,臨床検査技術講座(金原出版)では,氷酢酸33.3ccとありますが,これは,硫酸ソーダが結晶と無水の相違によるものですか,白血球数算定のTurk液の中の氷酢酸は,赤血球を溶血さすためにはいっていると思いますが,Gower液の処方の中に,なぜ氷酢酸が使用されているのですか。
 また,Hayem液の処方で,単に硫酸ソーダ5.09とあるのは,結晶硫酸ソーダの事ですか,臨床検査の実際には,結晶硫酸ソーダ5.0gと特別に記載されてありますが,臨床検査法提要,臨床検査技術講座では,単に硫酸ソーダ5.0gと記載されてあります。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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