文献詳細
文献概要
研究
オートアナライザーによる臨床化学分析法の検討と考案—(3) N-methodsについて
著者: 野本昭三1 金井正光1
所属機関: 1信州大学附属病院中央検査部
ページ範囲:P.263 - P.268
文献購入ページに移動はじめに
筆者らがオートアナライザーを日常検査に使用し始めてから約5年を経過したが,その間,各種分析法の進歩とともに機構的にも年々改良が重ねられ,当初とはかなり異なった部分も出てきている。オートアナライザー基本型の各ユニットの中で,もっとも大きな変化は,標準型フローセルのチューブラーフローセルへの改造と,C型透析模の出現であり,両者の併用によって生れたN-methods1)が現在かなり広く用いられていると考えられる2)。
筆者らも従来の標準法(以下旧法と略す)からN-methodsに移行するにあたりて,C型メンブランの透析率と耐久性,隣接試料の影響,ノイズ,数種測定法におけるN-methodsと用手法との比較,精度,感度等の問題について比較検討を行ない,つぎのような結果を得たので報告する。
筆者らがオートアナライザーを日常検査に使用し始めてから約5年を経過したが,その間,各種分析法の進歩とともに機構的にも年々改良が重ねられ,当初とはかなり異なった部分も出てきている。オートアナライザー基本型の各ユニットの中で,もっとも大きな変化は,標準型フローセルのチューブラーフローセルへの改造と,C型透析模の出現であり,両者の併用によって生れたN-methods1)が現在かなり広く用いられていると考えられる2)。
筆者らも従来の標準法(以下旧法と略す)からN-methodsに移行するにあたりて,C型メンブランの透析率と耐久性,隣接試料の影響,ノイズ,数種測定法におけるN-methodsと用手法との比較,精度,感度等の問題について比較検討を行ない,つぎのような結果を得たので報告する。
掲載誌情報