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トキソプラスマ症
著者: 橋本雅一1
所属機関: 1東京医科歯科大学医学部微生物学教室
ページ範囲:P.406 - P.407
文献購入ページに移動 トキソプラスマ(三日月原虫—Toxoplasma gondii)は病原性原虫の1種であり,ヒトや動物に寄生して多種多様な症状を発現する.
この原虫は1908年Nicolle and Manceauxによってヤマアラシからはじめて検出されたのであるが,1937年Wolfらにより,脳水腫のある新生児からこの原虫が検出されるにいたって人体感染例が注目されるようになり,わが国でも1954年の宮川の報告をはじめとして,この疾患が相ついで報告されるようになった.
この原虫は1908年Nicolle and Manceauxによってヤマアラシからはじめて検出されたのであるが,1937年Wolfらにより,脳水腫のある新生児からこの原虫が検出されるにいたって人体感染例が注目されるようになり,わが国でも1954年の宮川の報告をはじめとして,この疾患が相ついで報告されるようになった.
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