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文献詳細

雑誌文献

臨床検査11巻12号

1967年12月発行

文献概要

特集 簡易臨床検査法 血液

屈折計による血清タンパク濃度の測定

著者: 降矢熒1

所属機関: 1東京女子医大生化学教室

ページ範囲:P.892 - P.896

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意義
 血清タンパクの定量法には重量法,キールダール法,比色法,屈折計法,比濁法,沈澱容積法などがある。このうち屈折計法は,屈折計を用いて血清の屈折率を測定してタンパク濃度を求める方法であり,ごく少量の試料で簡易な手技により迅速に信頼しうる結果が得られるという特長をもつために,臨床検査室において日常検査として広く用いられている。この方法ば最初Strubell1)により報告され,以後Reiss,Robertson,により系統的に研究され,最近吉川,松村,中村らにより臨床検査への適用が記述され,また松村ら,櫛下町らによる本法の検討も行なわれている。
 屈折計としては国産のものでアタゴ血清蛋白屈折計,アタゴ卓上蛋白計,日立血清蛋白計,DZ型血清蛋白計,エルマ臨床屈折計などがある。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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