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特集 簡易臨床検査法 血液
トロンボテスト
著者: 寺田秀夫1
所属機関: 1昭和大学医学部臨床病理学教室
ページ範囲:P.919 - P.921
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心筋硬塞や血栓症などの予防や治療にクマリン系ならびにインダンジオン系の経口的抗凝固剤が用いられるがトロンボテストにはこれらの薬剤の投与量や維持量のコントロールの目的でプロトロンビン時間と併用して用いられる。すなわち上述の抗凝固剤を投与するとⅡ(Prothrombin),Ⅶ(安定因子),Ⅸ((PTC),Ⅹ(Stuartprower因子)が減少するが,トロンボテストはこれら4因子の消長を綜合的に反映するからである。またこの理由から出血傾向のスクリーニングや肝機能障害の程度を知るためにも利用される(図1)。
心筋硬塞や血栓症などの予防や治療にクマリン系ならびにインダンジオン系の経口的抗凝固剤が用いられるがトロンボテストにはこれらの薬剤の投与量や維持量のコントロールの目的でプロトロンビン時間と併用して用いられる。すなわち上述の抗凝固剤を投与するとⅡ(Prothrombin),Ⅶ(安定因子),Ⅸ((PTC),Ⅹ(Stuartprower因子)が減少するが,トロンボテストはこれら4因子の消長を綜合的に反映するからである。またこの理由から出血傾向のスクリーニングや肝機能障害の程度を知るためにも利用される(図1)。
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