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文献詳細

雑誌文献

臨床検査11巻12号

1967年12月発行

特集 簡易臨床検査法

血液

トロンボテスト

著者: 寺田秀夫1

所属機関: 1昭和大学医学部臨床病理学教室

ページ範囲:P.919 - P.921

文献概要

意義
 心筋硬塞や血栓症などの予防や治療にクマリン系ならびにインダンジオン系の経口的抗凝固剤が用いられるがトロンボテストにはこれらの薬剤の投与量や維持量のコントロールの目的でプロトロンビン時間と併用して用いられる。すなわち上述の抗凝固剤を投与するとⅡ(Prothrombin),Ⅶ(安定因子),Ⅸ((PTC),Ⅹ(Stuartprower因子)が減少するが,トロンボテストはこれら4因子の消長を綜合的に反映するからである。またこの理由から出血傾向のスクリーニングや肝機能障害の程度を知るためにも利用される(図1)。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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