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文献詳細

雑誌文献

臨床検査11巻12号

1967年12月発行

文献概要

特集 簡易臨床検査法 血清

RPRカード

著者: 鈴田達男1

所属機関: 1東京医大細菌血清学教室

ページ範囲:P.933 - P.936

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 最近の梅毒血清学的検査法の進歩を大きく2大別するならば,1)脂質抗原以外の,梅毒に特異的な反応の開発と,2)脂質抗原を用いた反応の簡易,迅速化に分けることができる。前者はトレポネーマそのものまたは構成成分を抗原として用いる反応で,Nelsonらのトレポネーマを動かなくする反応(TPI)を始め,トレポネーマの凝集(TPA),免疫付着反応(TPIA),補体結合反応(TPCF),抗体と結合したトレポネーマの染色性の変化(TPMB),螢光抗体法(FTA),ライター株トレポネーマからの抽出タンパクとの補体結合反応(RPCF),トレポネーマからの抽出タンパクによる受身凝集反応(TPHA)などが報告され,特異性の高い検査法としてしだいに実用化されつつある。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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