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文献詳細

雑誌文献

臨床検査11巻13号

1967年12月発行

文献概要

技術解説

緩衝液—種類および作成法

著者: 森本武利1 吉村寿人1

所属機関: 1京都府立医科大学第一生理学教室

ページ範囲:P.1027 - P.1034

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 生体にとってpH値が一定に保たれることは非常に重要である。それは媒質のpHがわずかに変動しても各種組織における化学反応が著明に変化し,また酵素反応にはそれぞれ至適pHがあってその至適範囲をはずれると酵素反応は正常に行なわれなくなる。したがって媒質のpHは組織機能調節機構の一要因となっている。そこで各種生体液のpH測定や生化学的検査にさいし,この溶液pH調整の問題が非常に重要な意味をもってくる。このような溶液pHの調整に用いられるのが緩衝液であって,緩衝液に関する基礎的な知識,緩衝液の種類および主要緩衝液の作成法について以下項を分って説明する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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