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文献詳細

雑誌文献

臨床検査11巻13号

1967年12月発行

文献概要

座談会

超微量化学分析のルーチン化

著者: 大場康寛1 北村元仕2 斎藤正行3 佐々木匡秀4 松村義寛5 樫田良精6

所属機関: 1東洋工業付属病院検査科 2虎の門病院生化学科 3東大病院分院生化学科 4川崎病院臨床査科 5東京女子医大生化学 6東大病院中央診療部

ページ範囲:P.1042 - P.1050

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 樫田木誌の9月号に,「小児の検査」という特集をいたしましたが,その時の座談会で,微量化ないし超微量化というものは,今後の検査室として非常に重要である,というお話が出ました。またその号には,きょうおみえの大場先生の提供された「小児における血清化学的成分の,年齢別正常値」が載っております。この正常値などは,わが国で初めて出た日本人の子供の正常値,—厳密にいえば,日本西部の小児の正常値,ということになるかもしれませんけれども—とにかくこれだけりっぱなものが,いままでなかったわけです。こういう段階になりまして,確かに超微量分析というのは,必要なことは明らかでございますが,私,学会の出席でちょっと海外を回りましたところ,各地の検査室で,超微量というものがルーチンに使われております。
 そこで,日本も超微量というのは,一つの研究的な問題だという時代じゃなくて,早く各検査室がそれを採用するように踏み切らなければならない,という感を深くしました。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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