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文献詳細

雑誌文献

臨床検査11巻13号

1967年12月発行

文献概要

入門講座 血液

ルーチン血液凝固検査

著者: 寺田秀夫1

所属機関: 1昭和大医学部臨床病理

ページ範囲:P.1053 - P.1053

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 従来から血液凝固の機序は複雑で理解し難く,したがってそれに関する検査も専門的技術を要するものと考えられ易く,血液検査室でも敬遠されやすい検査項目となり勝ちである。しかしそれらのうちの基本的数種の検査は決して難しいものではなく,暫らくやってみれば誰でも容易に行ない得るものであり,しかもそれらの結果を組合わせ判断すると,大部分の凝固異常の病態が診断できるのである。
 このような意味でのルーチン検査として,ここでは,出血時間,凝固時間,Ca再加試験,プロトロンビン時間(一段法),トロンボテストをあげ説明する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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