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入門講座 一般
尿沈渣
著者: 林康之1
所属機関: 1順大医学部臨床病理
ページ範囲:P.1057 - P.1057
文献購入ページに移動 尿沈渣とは尿中に混入している有形成分のことを指すが,その種類と量を顕微鏡的にしらべることにより病気の診断に大切を情報を得ることができる。尿中の有形成分は,腎臓から尿道までどこからでも入ってくるわけでその主なものは各組織から遊離する細胞成分(上皮細胞,血液細胞)である。また尿中に溶解しているいろいろな有機,無機塩類が,体外に排出されると同時に溶媒である尿の条件が変化し,結晶として析出し有形成分として観察される。これらの沈渣として観察の対象となるものを次に示した。
①細胞成分:上皮細胞(扁平,紡錘形,小円形上皮など),赤血球,白血球,腫瘍細胞(円柱)。
①細胞成分:上皮細胞(扁平,紡錘形,小円形上皮など),赤血球,白血球,腫瘍細胞(円柱)。
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