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文献詳細

雑誌文献

臨床検査11巻13号

1967年12月発行

文献概要

研究

簡易Ca,Mg同時測定法

著者: 飯田喜俊1 石倉保彦1

所属機関: 1淀川キリスト教病院内科

ページ範囲:P.1069 - P.1072

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はじめに
 最近,ベッドサイドで特に器具を必要とせず,簡易迅速に血液,尿等の検査を行ない,診断に役立てることが重要視され,そのために多くのキットが用いられている。Ca,Mg簡易測定も臨床上,重要なものの一つであるが従来からの測定法は面倒な操作が必要であったり,特別な器械を必要とするものが大部分であった。最近にいたり,Ca測定用キットが市販されるようになったが,それでもなお,光電比色計が必要であったり,Mgによる妨害があったりして,まだ充分とはいえない状態である。一方,Mg測定用のキットはまだできていない。
 そのようなわけで,われわれは血清,尿中のCa,Mgを特に器械を必要とせず,簡易,正確に測定する方法がないか検討し,さらに,同一試料で同時にCa,Mgをより簡易かつ正確に行なう方法について考案したので,ここにこれを報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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