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結核菌耐性検査(間接法)における菌液作製について
著者: 高橋昭三1
所属機関: 1東大
ページ範囲:P.98 - P.98
文献購入ページに移動 結核菌の薬剤耐性検査は直接法よりも間接法が優れていることは周知のとおりであります。ルーチンに直接法を用いている検査室はほとんどなかろうと思われます。しかしデーターをとくに急ぐ場合は直接法が採用されると思われます。
さて間接法に用いる菌液でありますがこの作製法は種々ありますが,このほど私が思いついて実施しましたら,とても簡便な方法がありましたので紹介致します。結論は滅菌生理食塩水または滅菌蒸留水の1mg/mlの100倍菌液ができればよいのであります。私は化学検査にも従事している所から,血清膠質反応の硫酸亜鉛試験の基準液の混濁と菌液の混濁との関係に注目しました。1mg/mlの100倍菌液が2TTの何単位基準液とほぼ等しいかがわかれば,ガラス玉を入れたなす型コルベンの中に等しい基準液を入れて菌液作製時の対象とすればよいのではないかと思いました。そこで次のようにして作りました。
さて間接法に用いる菌液でありますがこの作製法は種々ありますが,このほど私が思いついて実施しましたら,とても簡便な方法がありましたので紹介致します。結論は滅菌生理食塩水または滅菌蒸留水の1mg/mlの100倍菌液ができればよいのであります。私は化学検査にも従事している所から,血清膠質反応の硫酸亜鉛試験の基準液の混濁と菌液の混濁との関係に注目しました。1mg/mlの100倍菌液が2TTの何単位基準液とほぼ等しいかがわかれば,ガラス玉を入れたなす型コルベンの中に等しい基準液を入れて菌液作製時の対象とすればよいのではないかと思いました。そこで次のようにして作りました。
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