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螢光抗体法による抗核抗体検査—臨床的意義と検査法
著者: 長沢俊彦1
所属機関: 1東京大学医学部中尾内科
ページ範囲:P.113 - P.116
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抗核抗体検査はLE細胞試験と同じように全身性エリテマトーデス(Systemic Lupus Erythematodes,以下SLEと略す)の診断に用いられる検査法である。LE細胞試験はすでに多くの臨床検査室で取扱われているのに対して,抗核抗体検査のほうはまだあまり普及していないのが現状のようである。私達の教室では数年来螢光抗体法によって抗核抗体検査を行なってきた結果,この方法が特異性が高く,しかも簡単に実施できるすぐれた検査法であることを見い出しているので,この検査の臨床的な意義とその実際の手技について紹介を試みる。
抗核抗体検査はLE細胞試験と同じように全身性エリテマトーデス(Systemic Lupus Erythematodes,以下SLEと略す)の診断に用いられる検査法である。LE細胞試験はすでに多くの臨床検査室で取扱われているのに対して,抗核抗体検査のほうはまだあまり普及していないのが現状のようである。私達の教室では数年来螢光抗体法によって抗核抗体検査を行なってきた結果,この方法が特異性が高く,しかも簡単に実施できるすぐれた検査法であることを見い出しているので,この検査の臨床的な意義とその実際の手技について紹介を試みる。
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