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文献詳細

雑誌文献

臨床検査11巻2号

1967年02月発行

文献概要

レポート

合理的な制度の運営—米国の検査室を見学して

著者: 天木一太1

所属機関: 1日大医学部萩原内科

ページ範囲:P.130 - P.133

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 1年間程米国のボストン市のNew England Medical Center Hospita1で臨床血液学を勉強して帰国したところ,米国の検査室について書くように依頼された。米国に行くまでは,何となく,米国の検査室が非常に進んでいるように想像していたが,実際に行ってみた感じでは,日本の進んだ中検とそれほど柏違はない。米国といっても,東部,中部,西部で相違があるが,場所によっては,むしろ中央検査室の制度として,日本のほうが進んでまとまっており,米国のほうが旧態依然としているように感じたところもあった。この点はやや意外であったが,帰国してからゆっくり考えてみると,やはり米国のやり方には優れている点があって,旧態のようにみえるところも,それぞれよい点があり,理由があってそのようになっていることがわかってきた。
 西部のロスアンジェルスやサンフランシスコでは中央検査室を十分にみる機会がなかったので,中部のメーヨー・クリニクと東部のボストン,ニューヨークについて書いてみることにする。中検といっても自分の専門以外の分野はみてもよくわからないから,結局主として血液険査室ということになる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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