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文献詳細

雑誌文献

臨床検査11巻5号

1967年05月発行

文献概要

入門講座 血清

凝集反応(Agglutination)

著者: 松橋直1

所属機関: 1東大医学部血清学

ページ範囲:P.352 - P.352

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 たとえば赤血球のような顕微鏡で見える程度の大きさの粒子性の抗原と,これと特異的に結合する抗体とを反応させたとき,肉眼ではっきりわかるような凝集塊ができる現象を凝集反応という。
 凝集反応にあずかる抗体を凝集素(Agglutinin)とよび,対応する抗原物質の名称}こ「抗」の接頭語をつけてその特異性をあらわす。たとえば,チフス菌を動物に注射してでぎてくる抗体は,チフス菌にかぎって反応して凝集塊をつくるが,この抗体は,抗チフス菌凝集素とよばれる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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