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研究
血清酸性ホスファターゼの安定性
著者: 水村和子1 北村元仕1
所属機関: 1虎の門病院生化学科
ページ範囲:P.375 - P.377
文献購入ページに移動1)血清ACPは室温放置できわめて不安定で,密栓保存してpHの上昇を防いでも3日目にはほとんど活性を失う。
2)クエン酸ナトリウムまたは酢酸の添加は活性値を上昇させる場合があり,安定化の手段として適当でない。
3)もっとも適切な保存法は血清分離後容器をパラフィルム等で密栓し直ちに氷室(0℃)に保存することで,これにより患者血清は少くとも5日間安定である。
4)前立腺抽出液を添加した血清は,deep freezerに保存して精度管理用のプール血清として使える可能性がある。
2)クエン酸ナトリウムまたは酢酸の添加は活性値を上昇させる場合があり,安定化の手段として適当でない。
3)もっとも適切な保存法は血清分離後容器をパラフィルム等で密栓し直ちに氷室(0℃)に保存することで,これにより患者血清は少くとも5日間安定である。
4)前立腺抽出液を添加した血清は,deep freezerに保存して精度管理用のプール血清として使える可能性がある。
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