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文献詳細

雑誌文献

臨床検査11巻6号

1967年06月発行

文献概要

技術解説

血糖の迅速微量定量法—o-Toluidine—硼酸法による

著者: 佐々木禎一1

所属機関: 1札幌医科大学附属病院中央検査部

ページ範囲:P.409 - P.413

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はじめに
 血糖の測定法として従来臨床的に用いられてきた主要な方法は,①アルカリ性溶液中での糖の還元性を利用する方法(Hagedorn-Jensen法1)2),Somogyi-Nelson法3)4)法など),②酸性溶液中で生ずる糖の分解物を発色に利用する方法(furfural法5)6),o-aminobiphenyl法7)8)9),anthrone法10)11),o-toluidine法12)13)14)など),および③glucose oxidase法15)他の3法に大別される。
 しかし実際に臨床検査部門でこれらの方法を使用するさい,反応自体の化学的性状の適否に加えて,簡易,迅速で,しかも超微量化のできる普遍性のある方法であることが望まれる。従来わが国で最も多く用いられてきたHagedorn-Jensen法およびSomogyi-Nelson法も,かような点からみた場合まだ難点があるといえよう。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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