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文献詳細

雑誌文献

臨床検査11巻6号

1967年06月発行

文献概要

技術解説

自動包埋装置の使い方

著者: 金子仁12 萩島寿子1 朝隈蓉子3

所属機関: 1国立東京第一病院病理 2日本医科大学病理 3老人病研究所 4老人病研究所

ページ範囲:P.414 - P.420

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はじめに
 自動包埋装置の原理は脱水,透徹,包埋を機械的に行なうというだけのことで,固定や切り出しについては今まで言われてきたことと少しも変りはない。ただ従来ピンセットで組織をつまんで,一つ一つ漸強アルコールを通したり,中間剤を通したりする時は,いちいち組織を検べながら次の操作に移ったが,自動包埋装置では,いちいち組織をチェックすることができないし,脱水,透徹の行なわれるのは大体夜中であるので,完全な前処置が必要である。
 そこで自動包埋装置を使う場合のセットの仕方について,"固定","切り出し"から順を追って記載する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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