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技術解説
自動包埋装置の使い方
著者: 金子仁12 萩島寿子1 朝隈蓉子3
所属機関: 1国立東京第一病院病理 2日本医科大学病理 3老人病研究所 4老人病研究所
ページ範囲:P.414 - P.420
文献購入ページに移動自動包埋装置の原理は脱水,透徹,包埋を機械的に行なうというだけのことで,固定や切り出しについては今まで言われてきたことと少しも変りはない。ただ従来ピンセットで組織をつまんで,一つ一つ漸強アルコールを通したり,中間剤を通したりする時は,いちいち組織を検べながら次の操作に移ったが,自動包埋装置では,いちいち組織をチェックすることができないし,脱水,透徹の行なわれるのは大体夜中であるので,完全な前処置が必要である。
そこで自動包埋装置を使う場合のセットの仕方について,"固定","切り出し"から順を追って記載する。
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