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入門講座 生化学
緩衝液とpH
著者: 松村義寛1
所属機関: 1東京女子医大生化学
ページ範囲:P.442 - P.442
文献購入ページに移動 水溶液について水素イオン濃度を表わすにはよくpHなる表現法が用いられる。濃度を示す方法としてはすでに.本講座の1月号にあるようにg/dl, Ml,meq/lなどが用いられるが,水素イオンはこの方式で書くのは煩わしくなる。
今1例としてlg/dl酢酸溶液をとりあげて見よう。CH3・COOHの分子量は60.05であるからlg/dl酢酸は0.166M/lである。CH3・COOHは水溶液中ではH+とCH3・COO—とに解離する。水素イオン濃度とはこのH+の濃度のことであるから,それをM/lとして求めて見よう。
今1例としてlg/dl酢酸溶液をとりあげて見よう。CH3・COOHの分子量は60.05であるからlg/dl酢酸は0.166M/lである。CH3・COOHは水溶液中ではH+とCH3・COO—とに解離する。水素イオン濃度とはこのH+の濃度のことであるから,それをM/lとして求めて見よう。
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