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文献詳細

雑誌文献

臨床検査11巻6号

1967年06月発行

文献概要

入門講座 生化学

緩衝液とpH

著者: 松村義寛1

所属機関: 1東京女子医大生化学

ページ範囲:P.442 - P.442

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 水溶液について水素イオン濃度を表わすにはよくpHなる表現法が用いられる。濃度を示す方法としてはすでに.本講座の1月号にあるようにg/dl, Ml,meq/lなどが用いられるが,水素イオンはこの方式で書くのは煩わしくなる。
 今1例としてlg/dl酢酸溶液をとりあげて見よう。CH3・COOHの分子量は60.05であるからlg/dl酢酸は0.166M/lである。CH3・COOHは水溶液中ではH+とCH3・COOとに解離する。水素イオン濃度とはこのHの濃度のことであるから,それをM/lとして求めて見よう。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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