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文献詳細

雑誌文献

臨床検査11巻7号

1967年07月発行

文献概要

入門講座 血液

栓球算定法

著者: 寺田秀夫1

所属機関: 1昭和大医学部臨床病理

ページ範囲:P.513 - P.513

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栓球と血液凝固
 栓球は骨髄中の巨期球から生成される最も小さな血球(2〜4μ)で,血液凝固に重要な関係をもつもので,すなわち下記の4つの因子を有するほか,毛細管抵抗の維持に,また血餅退縮因子をも有して止血に重要な働きをしている。栓球第1因子:プロトロンビンがトロンビンに転化する相に作用する。栓球第2因子:フィブリノーゲンがフィブリンに転化する相に作用する。栓球第3因子:血液活性トロンボプラスチンの生成に関与する。栓球第4因子:抗ヘパリン作用。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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