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文献詳細

雑誌文献

臨床検査11巻7号

1967年07月発行

文献概要

研究

Naphthol AS-MX Phosphateを使用する白血球Alkaline Phosphatase染色におよぼすAnticolot/ETの影響について

著者: 末武清子1 竹中守人1

所属機関: 1山口県立中央病院臨床病理科

ページ範囲:P.533 - P.535

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I.はじめに
 近年白血球の細胞化学が発達し,白血球ペルオキシダーゼ染色と並んで白血球アルカリ性フォスファターゼ(AP)染色も日常血液検査として重要視されるようになってきた。特に慢性骨髄性白血病で特異的に低値を示すことはMeislin1)3)4)5)9)らによって発表され,また診断上本疾患と鑑別の困難な類白血病反応は高値9)を示すことより両疾患の鑑別には非常に有用の検査1)3)4)5)9)とされている。その他,再生不良性貧血4),真正多血症4)において高値を示すことも発表されており,白血球APの診断的意義もしだいに明らかにされてきた。
 AP染色法について多数の報告2)3)5)9)8)が見られるが,私達は数年前よりKaplow法8)を使用していたが,この方法はWachstein法9)に比較すると操作法も簡便であり日常検査として実施するには便利な方法であったがAP顆粒が瀰蔓性に染まる点より結果判定上相当の熟練を要し,また再現性においてもやや乏しい感を抱いた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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