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文献詳細

雑誌文献

臨床検査11巻8号

1967年08月発行

文献概要

グラフ

血液型の判定

著者: 村上省三1

所属機関: 1東大病院輸血部

ページ範囲:P.542 - P.543

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 血液型判定にさいしてもっとも重要なことは判定用血清製造者の指示に忠実にバカ正直にしたがうことである.それは判定用血清として用いられるものには,同種抗体あり,異種抗体あり,さらには特殊の場合には植物凝集素があり,また別の見方からすれば,完全抗体あり,不完全抗体ありで,一方それぞれの血液型抗原が血球にどの位の決定群を持っているかなどいろいろな理由により,そのもっとも適切な使用方法が異なり得るからである.そして判定用血清の特色を最も熟知しているのが血清製造者であるからである.数多くある血液型のうち,臨床的に重要なものはABO式血液型とRh式血液型とである.後者についてはまだ普遍的というわけにはいかないが,せめてRh。(D)因子については必要なすべてのケースに判定すべきであろう.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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