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文献詳細

雑誌文献

臨床検査11巻8号

1967年08月発行

文献概要

入門講座 血清

塗抹標本の作り方

著者: 寺田秀夫1

所属機関: 1昭和大学医学部臨床病理学

ページ範囲:P.589 - P.589

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清浄なスライドガラスを用いること
 美しい塗抹標本をつくるにまず大切なことは,塗抹に用いるスライドガラスの清浄なものを用いることである。脂肪が表面に残っていると,血液が平等に塗抹されず,またアルカリ性のために正しい染色ができない。
 したがってスライドガラスはクロム硫酸または3%塩酸アルコール中に2〜3日浸したのち,流水中で一昼夜水洗したものを,清潔なガーゼで1枚ずつ丁寧に拭いて乾燥させたのち,無水アルコールとエーテルの等量混和液中に貯えて置く。使用前ピンセットで取り出し,十分に清拭して用いる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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