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文献詳細

雑誌文献

臨床検査11巻8号

1967年08月発行

文献概要

入門講座 各科共通

災害予防<1>—ガスバーナーとコンセント

著者: 天木一太1

所属機関: 1日大医学部萩原内科

ページ範囲:P.593 - P.593

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ガスバーナー
 ガスバーナー(ブンゼンバーナー)は古くから使われている器具であるが,手軽に高熱がえられ,その上酸化炎も環元炎もえられるという便利さもあって,広く使用されている。しかし相当大きいほのおがでるから,危険には十分注意をする必要がある。たとえば引火物,エーテルの瓶が附近にあると,とくに夏季は,引火の危険がある。1mくらいは離しておく必要がある。
 一般ガス器具のガスバーナーには市ガス用のものとプロパンガス用のものとがあり,後者の方が多量の空気を吸引するようになっている。しかしブンゼンバーナーには1種類しかないのは,空気量が十分に調節できるからである。この器具は,バーナーの下部でガスに必要量の空気の50〜70%を混合し,上部の燃焼部で残りの空気を取りながら完全燃焼が行なわれるようにしてある。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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