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文献詳細

雑誌文献

臨床検査12巻1号

1968年01月発行

文献概要

研究

EDTA−3Kと他の抗凝固剤について—2,3の特殊染色を含む検討

著者: 菊池弘実1 菅沼清1

所属機関: 1関東逓信病院検査科

ページ範囲:P.64 - P.66

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はじめに
 近年まで抗凝固剤として,二重蓚酸塩やヘパリンNa,アンチクロットET等が多く使用されてきたが,最近自動血球計算器の発達と共に,EDTA,3K,2K塩等の新しい抗凝固剤が開発されてきた。しかし抗凝固剤を使用すると時間の経過と共に血球数や血液像が変化するため採血から検査までの時間が問題とされている。私達は実際に抗凝固剤がどのように血液に変化を与えるかを,種々の抗凝固剤を使用しPAS染色,アルカリフォスファターゼ染色,脂肪染色の3種類の特殊染色を加えた一般の血液検査を行ないまた新しい抗凝固剤,EDTA 2Kと3Kの混和によるpHの変化等も考え合せながら時間的変化を24時間まで観察し最後に各々の抗凝固剤につき普通使用量の10倍量を使用し観察した結果をまとめて報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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