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文献詳細

雑誌文献

臨床検査12巻10号

1968年10月発行

文献概要

入門講座 生化学

規定液について

著者: 小延鑑一1

所属機関: 1京大・中央検査部

ページ範囲:P.741 - P.741

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1.規定液とは
 溶液が1000mlに溶質をg当量含んでいる濃度を当量濃度といい,この溶液を一般に規定液と呼んでいる。そして,1g当量の揚合,この溶液の濃度を1規定といいこれを規準にして他の溶液の濃度を表わすことができるのである。規定の数を規定度といい,記号としてN,またにnを用いている。1規定,2規定,10規定をそれぞれ1N,2N,10Nなどと表わし,溶嫁の表示としては1NHCl,2NH2SO4などと記している。
 酸や塩基のg当量とは酸の揚合1モル,すなわち1g分子がOH基と化合しうる水素の数であり,塩基の場合では1g分子が水素と化合しうるOH基の数である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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