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文献詳細

雑誌文献

臨床検査12巻12号

1968年12月発行

文献概要

特集 血液検査の問題点

18 血漿蛋白分画測定の問題点—セルロースアセテート電気泳動法による血清蛋白分画を中心に

著者: 河合忠1 吉田陞2

所属機関: 1日大・臨床病理学 2駿河台日本大学病院中央検査科

ページ範囲:P.975 - P.982

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はじめに
 血漿蛋白分画値は病態の変化にともなって著しい動揺を示すため,重要な臨床検査の1つである。
 蛋白質分子は,多数のアミノ酸がベプチド結合によってできあがっているポリペプチド鎖のいくつかが立体的に曲折してできあがっている。かような蛋白質成分にさらに糖質や脂質などが構成成分として加わっている場合が多い。したがって,それぞれの蛋白分子は,互いに異なった物理化学的あるいは生物学的性質をもっている。このような性質のどれを基礎として分画されるか,すなわちどのような方法で分画されるかによって血漿蛋白質は多数の異なった分子群に分けられるわけである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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