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技術解説
マイクロタイター法の実際
著者: 富山哲雄1
所属機関: 1東大分院中央検査部
ページ範囲:P.243 - P.246
文献購入ページに移動はじめに
今のマイクロタイター法ににた原理はかなり以前から考えられていたようであるが,Takatsyet al (1954)の考案をSever (1962)が現在の形のものに改良して,くわしい使用法やデータを発表してから急速に普及しはじめている。特に,ウイルス血清反応には現在広く使用されているが,一般の臨床検査には未だほとんどとり入れられていない。
ところが,この方法は1回はじめてみると二度とピペットー試験管法にもどる気がしない位手間が省け,判定し易く,しかも微量の検体・試薬で精度よく検査を行なうことができる。ただ,何分高価なので,どこでもすぐに,というわけにはいきそうもないが,検査項目や件数の増加にともなう人手や手間の問題もさることながら,微量の検体で,貴重な抗原を無駄なく,精度よく検査をすすめていく為には一つの方法だろうと思う。
今のマイクロタイター法ににた原理はかなり以前から考えられていたようであるが,Takatsyet al (1954)の考案をSever (1962)が現在の形のものに改良して,くわしい使用法やデータを発表してから急速に普及しはじめている。特に,ウイルス血清反応には現在広く使用されているが,一般の臨床検査には未だほとんどとり入れられていない。
ところが,この方法は1回はじめてみると二度とピペットー試験管法にもどる気がしない位手間が省け,判定し易く,しかも微量の検体・試薬で精度よく検査を行なうことができる。ただ,何分高価なので,どこでもすぐに,というわけにはいきそうもないが,検査項目や件数の増加にともなう人手や手間の問題もさることながら,微量の検体で,貴重な抗原を無駄なく,精度よく検査をすすめていく為には一つの方法だろうと思う。
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